リアル君の名は。おっさんが女の子の匂いを買ってきて身につけたら、たまらない背徳感を味わえた

過去記事の再公開(事情は[こちら]) 初出 2019年5月22日


「女の子の匂い」をご存じだろうか?

「臭い」ではなく「匂い」である。

よく言われる、せっけんの香りではない。デオドラントや柔軟剤、コンディショナー、乳液、ハンドクリーム、化粧水、オーラルケア、ファンデなどの香料、フレグランスでもない。それらは、女の子から漂ってくる様々な匂いを構成する要素にすぎない。

そうした、外づけの化合物ではなく、女の子自身から発する匂いだ。ココナッツミルクや白桃を想起させる、何とも言えない、「匂い」というより、「あの感じ」といえば分かるだろうか。心地よく、はっとする感じ、あるいは身体的にオンになる感覚である。

これは、わたしの変態性が生み出した妄想にすぎぬ、と考えていた。しかし、優れた先人たちの研鑽と研究の末、「女の子のいい匂い」とは、以下の物質であることが判明している。

 ・高級脂肪酸と安息香酸エストラジオール
 ・ラクトンC10、C11

では、女の子の匂いを再現することはできるのだろうか?

結論からいうと、可能だ。[女の子の匂いを再現する]で解説した方法で、脂肪酸やアルデヒトの「匂い」を再現することができる。しかし、一般には入手困難な試薬であったり、実験器具を要するため、手軽さに欠けるところがあった。

しかし、今回ご紹介するやり方では、お手軽に女の子の匂いを再現できる。ロート製薬が開発した薬用ボディクレンズ(商品名:デオコ/DEOCO)を使う。

ロート製薬の研究によると、女性には、「若いころに特有の甘い匂い」が存在し、それは加齢とともに減少することが解明されている。匂いの正体は「ラクトンC10、C11」であり、10代後半~20代の女性に特有で、30代半ばから減少するという[若い女性の甘いニオイの正体]

デオコを使うことで、この甘い香りまとうことができるという。

で、お試しで使ってみた。

Deoco

結果は、まちがいなく女の子の匂いだったことを報告する。普通のボディソープとして使ったのだが、シャワーで流したあと、全身が女の子の匂いになる。

身体はくたびれたおっさんなのに、目を閉じると若い女の子の匂いに包まれている。おもわず自分を抱きしめ、ありもしない胸をまさぐる。心と体が入れ替わるリアル「君の名は。」か、あるいはプリキュアに変身したかのようで、非現実感がハンパない。

ただし、匂いだから慣れる。しばらくすると、分からなくなる。

ところが、問題はここからである。

時間が経つにつれ、身体についた匂い成分が、汗で揮発する。自分の体臭に、女の子の香りが混ざった新たな匂いがわきあがる。「自分の汗+女の子の匂い」に脳がバグり、背徳感がハンパない。

最も危険なのは、お布団にくるまっているとき。お布団のなかから、むんむんと女の子の匂いがする(おっさんの汗なのに!)。ぶっちゃけありえない非現実感と、人としてダメになる背徳感に打ちのめされる。

このイリュージョン、体感してほしい。
(効果は個人差があります)

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リングフィットアドベンチャーで一番えっちな運動はどれか?

過去記事の再公開(事情は[こちら]) 初出 2021年4月11日


引きこもりによる運動不足を解消すべく、リングフィットアドベンチャーを続けている。だいたい100日で腹が割れてきて、150日で引き締まった身体になった(体重は変化なし)。

継続は力は本当だが、続けるためにはモチベが要る。

やせたいとか、腹をへこませたいとか、そんな動機だと、いずれそのうち心は折れる。

たとえ1日20分でも、効果が出るには時間がかかる。長期的な成果の前に、より短期的な動機付けが必要なのだ。

だから、えっちな運動を提案する。

リングフィットでは、自分の動作を主人公のアバターが真似をする。つまり、えっちな運動を選べば、その通りにアバターは動く(ここ重要)。

えっちなポーズで静止して主人公さんを眺めたり、運動してる自分の姿を鏡に映して見ることで、ニコニコしながらフィットネス。折れた心は元通り。エロスは全てを解決する。

このゲームには、実に60種類以上ものフィットネスが用意されている。「うで」「はら」「あし」の部位を重点的に鍛えたり、体幹を鍛える「ヨガ」など、簡単なものからキツいものまで様々だ。

ここでは、独断と偏見で選んだ、わたしのモチベを刺激する運動を紹介する。

第10位:チョウツガイのポーズ

上体を前に倒し、片方の腕をゆっくりと上げ下げする。

お尻鑑賞エクササイズ。重要なのは、テレビに映る主人公さんのお尻を見ながら、自分も同じようにお尻を突き出しているんだ、と想像すること。見る自分=見られる自分と重ねることで、動機付けがUPする。

第9位:ヒップリフト

床に背中を付けて寝そべり、腰を浮かす。

ヒップアップの効果があるというが、やってることがヒップアップである。「やだ、腰が浮いちゃう!」とかつぶやきながらプレイすると、動機付けが上ること請け合う。おっさんがリビングでするようなポーズではない。

第8位:ベントオーバー

身体を前に倒し、リングコンを左右に持ち上げる。

ただ持ち上げるだけなのだが、腕をまっすぐにキープするのがキツい。主人公さんが突き出す形の良いお尻がえっちである。こういうお尻になりたいという理想の形である。上目づかいで鑑賞するため、ことさらゆっくり動作している。

第7位:バンザイモーニング

リングコンを頭上に持ち、前へと倒す。

これもお尻がよい。そろそろお気づきになられたであろうが、モチベを刺激するにあたり、お尻に重点が置かれている。起き上がるとき、主人公がぴょこんと起立するのが可愛い。マネしたらギックリ腰になった。

第6位:折りたたむポーズ

リングコンを、背面から前へと、ゆっくり倒す。

リングフィット屈指の丸見えポーズである。むっくりさらけ出される股間をじっくり眺めながら、ゆっくり起き上がる。安全が確保されている状態を見計らって全裸ですると、かなりの動機付けとなる。全裸でリングフィット、これは効きます。

第5位:バンザイスクワット

リングコンを頭上に持ち、スクワットする。

スクワット系は良い。スクワット、ワイドスクワット、バンザイスクワットの順でキツくなるが、同時にお尻の形も良きものに見えてくる。少しでも長く鑑賞するために、しゃがみキープを続けることで、脂肪燃焼にも効く。

第4位:椅子のポーズ

腰を落とし、リングコンを上下にゆっくりと動かす。

一見、地味なポーズだが、ゆっくりやればやるほどキツい。いわゆる「空気椅子」である。私見だが、この運動をするときのお尻の形が最も良きものに見える。お尻から足全体が火照るのをシンクロしながらプレイしている。

第3位 アシパカパカ

足を上げた状態で床に座り、両足を大きく開く。

とても人様には見せられない、あられもない恰好である。足を開いたまま静止すると、主人公さんも開きっぱなしになるので、モチベーションがさらに上る(ただし、そのうちお腹がぷるぷるしてくる)。

第2位:プランク

両ヒジを床につけ、腰を上げる。

完全に正常位である。あるいはダイナミックな床オナである。めちゃくちゃキツいが、「これは腹斜筋を鍛えるアクロバティックな性行為なんだ」と自分に言い聞かせることで、続けられる。想像力は全てを解決する。

第1位:スーパー腹筋ガード

リングコンを強くお腹に押し付け、足を大きく開き、膝も曲げ続ける。

実はこれ、通常の技ではない。ボス戦にて特定の条件を満たした場合にのみ、発動する。通常の腹筋ガードよりも長く、スクワットも維持する必要があり、かなりキツい。でもこれ、ボスの攻撃を堪えているとき、お尻がぷるぷると震えるのだ!

全裸でリングフィットアドベンチャー

このゲームはよくできている。

ともすると単調になりがちな運動を、様々なミニゲームに置き換え、「運動をする」のではなく「冒険をする」ことで続ける気にさせてくれる。

だが、それでも飽きる。にんげんだもの。

キツい運動しているとき、ふと我に返り、「どうしてこんな変なポーズやらされているだろう?」と自問することがある。

そうしたものを乗り越えて、先に進むためにはどうするか?

そう、想像力だ。

主人公さんとシンクロしつつ、「こんなはしたない恰好させられてる!」と自分自身を脳内に浮かべることで、動機付けがマシマシになる。

「キープ!」というメッセージが出ているとき、主人公さんの使われる筋肉の部位がオレンジ色に輝く。その部位を自分の身体で意識しながらトレーニングすると、なおよい。

さらに、人目のない安全が確保されていれば、全裸プレイが最強だ。テレビを前に、鏡を横に配置して、主人公さんを観察しつつ、横目で自分も眺める。

たとえばスクワットするとき、自分の筋肉がどんな風に動いているか目視できる。あるいは、腹筋ガードで「腕じゃなくお腹に力を入れる」とは何か、実際に確かめることができる。全裸だから。

旅の途中で心が折れた方、あるいは、これから挑もうとする冒険者たちは、この記事を参考に、リングフィットアドベンチャーの奥深さを探求して欲しい。

想像力とエロスで、どこまでも行こう!

 

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【閲覧注意】 針、視線、高所、血、集合体、臭気、嘔吐、老い、電話、無限、毛髪、汚物……「恐怖心展」を見てきた

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何に怖がるか――それは単なる刺激への生理的反応ではなく、その人の経験や知識、こだわり、信じるものの蓄積が現れる、「私の痕跡」なのかもしれない。

たとえば、「針」が怖い人は、過去の注射の痛みだけでなく、「自分の体内に異物が入ってくる」という境界感覚に敏感なのかもしれない。

あるいは、「着ぐるみ」が怖い人は、見えない「中の人」への不信や、他者の意図が読めないことへの不安が強いのかもしれない。

あるいは、「集合体」が苦手な人には、秩序だった反復や過密なものへの不快感、すなわち強迫的秩序に対する拒否感が透け見える。

「恐怖心展」は、そうした“怖さの正体”をただ提示するのではなく、その裏にある「あなたという人の構造」に問いかけてくる。

生理的に感じる恐れや不安=「恐怖心」をテーマに、日常に潜む様々な恐怖心を、空間、音、映像、触覚、臭いのインスタレーションで表現する。ホラー映画のジャンプスケアのような驚かせる演出ではなく、合理的でない恐怖やジワジワと来る不安と向き合うのが目的の展覧会だ。

「視線」が怖い

例えば視線への恐怖心(Scopophobia)。視線を意識することで、自分が値踏みされ、自分が他人にどう見られているのか不安になる。他者の眼差しが、自分の中に侵入してくるような感覚だ。

自己の意識が強く、他者の評価が気になる人や、できるだけ目立たないように過ごしたい人には、特段に「刺さる」恐怖心だろう。

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「視線」がテーマの動画が展示されている。些細なことがきっかけで、人に見られていることが怖くなった大学生がとった行動がヒヤリとさせられる。皆から一斉に見つめられるシーンは、TVドラマ『世にも奇妙な物語』を思い出すかもしれない(2023年特別編「視線」や1990年「大注目の男」)。

「音」が怖い

怖いというより「嫌」なものが、音に対する恐怖心(Misophonia)だ。いわゆる聴覚過敏というものとは異なり、トリガーとなる音があり、そこから過去の出来事や嫌な気分が覚醒する。

咀嚼音だったりフォークで引っ掻くような音があるが、極めつけがこれ。

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ベビーベッドが展示されており、ヘッドフォンが掛かっている。

聴いてみると、赤ン坊の泣いている声だ。

赤ちゃんの泣き声は、人の耳に敏感に反応する高周波域の音にあり、アラームやサイレンのように設計されている。これは、周囲の大人に「早く助けなければ」と即時の反応を促すための、進化的適応としての警報音になる。

しかもこれ、音の設計が巧妙だ。

最初は少し離れたところ―――ちょうどベビーベッドを見下ろしている位置から聞こえてくる。それが急に左の耳元で大きく聞こえるようになる―――ちょうど左腕で抱っこしているように。それでも声は泣き止まず、無力感を搔き立ててくる。

そのあと突然、音は遠ざかる。赤ちゃんが泣き止んだのではなく、ベビーベッドに放ったかのように引き離される。火のついたように泣いているにもかかわらず、そこから立ち去っているかのように、次第に音源から離れてゆく。

「捨てること」が怖い

強烈なのがこれ。文字通りのゴミの山だ。冷房がガンガンに効いているにも関わらず、すえた様な臭いが微かにしている。

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ある女子大生のワンルームアパートから搬出された、大量のゴミの一部だという。チルドの食品パック、飲みかけの缶、衣類、書類、ペットボトルが、彼女のルールに則って整然と(?)積み上げられていた。

彼女の主張では、それらの品々はベッドを起点にして、「よく使う順」に配置されていたものになる。食べ終わったコンビニ弁当のトレイも、不燃ゴミではなく、「よく使う順の最後の方の物品」として扱っていた。その結果、理論上その部屋から「廃棄物」が出ることは、年単位で無かったという。

彼女の引っ越しに伴い、部屋の清掃と処分が必要になったため、運び出された廃棄物の一部が(彼女本人の許可のもと)この展覧会に提供されたという。

いわゆる汚部屋に住む人は、「片づけられない人」と思っていたが、そうではなく、「モノを捨てるのが怖い人」(Disposophobia)も中に入るのかもしれぬ。アイデンティティとモノの結びつきに執着しているとも言える。

自分の恐怖心と向き合う

ベーシックな恐怖症から特異なやつまで、様々だ。

蓮コラやダム穴など、「あるある!」と共感できる恐怖心もあれば、電話の着信音や巨大風船など、「なぜこれが?」と首をかしげるものもある(説明書きを読むと腑に落ちる)。何を怖いと思うかは人それぞれで、人の想像力の極限を見ているかのようだ。

見ていくうちに、展示会のコンセプトが伝わってくる。いわゆる映画や小説のような「恐怖を消費する」ものではない。様々な「恐怖心」を示すことで、「あなたに刺さるもの」を自問させようとしているのだ。

なので、怖がろうとして行ってもピンと来ないだろう。

代わりに、自分の内側にある「恐怖心」と呼応するものがあるか? という目で眺めると、封印していたトラウマ級の過去を思い出してしまったり、全く新しい嫌悪感を見つけてしまうかもしれない。それは決して嬉しいことではないだろうが、あなたを知るための新しい発見と言っていい。

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