ビブリオバトルに持ちこんだ最強の一冊
勝利宣言までした書評対決、結果からいうと負けた。
なので負け戦のリポートを書く。ただ、負け惜しみであらためて挑戦する。このブログの読者も含めて、この最強の徹夜本を超える一冊があるのかと問うてみる。
ビブリオバトル───オススメを5分でプレゼンして「いちばん読みたくなった本」を投票で決めるゲーム───は、負けてばかり。トークが下手なのか(自覚あり)、持ってく本が弱いのか(ありえぬ)、それとも観覧者との相性がよろしくないのか、ほとんど勝てない。まぁ、このブログで天狗になってる鼻がヘシ折られるので丁度いいのだが、それでもシャクだ。
なので、これまでのスタイルを変えてみた。「これ良いよ~」とまったりプレゼンするのではなく、「これより面白いのがあったら、逆に教えろ、いや教えてくれ」という勝負形式にした。しかも、他の発表者に限らず、観覧者、twitter実況を見てる人、全員ひっくるめて相手しよう。奇想天外のプロット、手に汗握るハラハラドキドキ、そして最高の「ヤラレタ!」感は、本書を措いてない。
結果的に、「これより面白いの教えてくれ」のフィードバックはなかった。観覧者、twitter実況含めて無反応…あたりまえだ、未読の方は何とも言えないし、既読ならパッと思いつかないだろう。
ちなみにトップ取ったのは、おぎじゅんさんオススメの「犬から見た世界――その目で耳で鼻で感じていること」(アレクサンドラ・ホロウィッ著、白揚社)。本の魅力もさることながら、おぎじゅんさんのトークは面白く、わたしも読みたい!という気にさせられた。ユクスキュルの次に環世界を考えるのに良いかも。
次回のビブリオバトルは7/7、「絵本」がテーマか……嫁さんの説得に入ろう(これが最も難しい)。
で、何を持ち込んだって? これだ。この一冊より面白い徹夜小説があったら、ぜひ教えて欲しい。

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