えろ乙女ちっく「女の穴」
一緒になって十年たって、それでも嫁さんというか女が分からない。いや、分かり合えるところは、すごく分かり合える…そう、家族のように。あたりまえだ、「家族」を十年続けてきたからね。だが、分かり合えないところは、金輪際ムリ!と断言できるくらい不可能。
男と女は同じ生物(せいぶつ)だが、ちがう生物(いきもの)だ
なんてうそぶく人もいるが、説明や論理をつけようとすることが無理難題なのかもしれぬ。ただし、「女のわけの分からなさ」は分かる。「理解不能」と思考を止めるのではなく、「この部分は違う生き物」として扱う。そして理解のためのコミュニケーションではなく、同感のためのコトバのやりとりに集中すると上手くいく。
もっと推し進めると、ハナから別の生き物として、女を捉えなおすことができる。その思考実験が、このマンガだといっていい。というのも、出てくる女という女が、ちがう生き物だから───宇宙人だったり、合体してたり、鬼を飼っていたりするから。
女を男(人?)あつかいしなくなったら、突然わかりやすくなる。美人なのに無愛想な彼女が、一回だけ、一コマだけ微笑んで、「分かった気がする」という意味が…相手の男の真摯さも込みで。兄と一体化した妹が、最初に男を受け入れるとき、後背位でお尻を高く差し上げたのはナゼか(思いやりやね)。弱みを握ったセンセと豚のごとく扱う理由と、そもそもそんな自分になれたワケが、ね。
女は、あるところまではリクツで進めて、そこから先は理屈で理解しちゃ、ダメなんだね。女だって、人を好きになる。ただ、その好きになり方は、男(人?)とだいぶ違う。もうわたしにとって、女は別の生き物だというポジションにいた方が、より近くに寄れるような気がする。
生き物係としての男どもに。

| 固定リンク
コメント