暗い予想図II
与党になってからもう、三人目の総理。あいかわらず太いパイプを持ってるから、食料・簡易住宅をはじめとする怒涛の支援物資は大陸からやってくる。被災者受入先は、その雇用(工場移転)と伴に十全なサポートと土地を提供してくれる。日当40万円でもなり手がおらぬ除去作業員を提供してくれるかもしれない。夢の中で会ったような、うまい話だね。
さらに、1号機から4号機までガレキごと持ち去ってくれるかも。汚染されたものを持ってってくれるのだから、日本にとってはもう何も怖くない。いっぽう、原子力技術の結晶が丸々手に入るから、相手にとっても嬉しいなって取引だろう。おたがい、後悔なんて、あるわけない。
手土産は FTA が好餌となるだろうが、やーくそーくも何ぃーもない。その言葉を信じていなければ、明日さえ暮らせないだろう―――なんて気づかれてないとでも思っているのだろうか、マヌケだーわー完全にバレてる。既視感あふれる未来は、「アイツじゃダメだ。この国難、カリスマ性の高い神輿を」という流れ。改造も解散も度胸ないし、「過労による入院」の前例はできたので、喜んで呑む二番煎じの後を襲うのだ。プルトニウム漏れが入試問題漏れを上書きするように、募金は献金を消し去る。奇跡も魔法も、あるんだね。決戦は金曜日かな、晴れたらいいね!
こんなの絶対おかしいよって叫んでも、わすれものばんちょうは日本人の気質なのかも。記憶喪失の最たるマスコミを責めてはいけない、あれは、同調空気をタレ流すフローなのだから。信じてたわたしって、ほんとバカだよね。それでも、もう誰にも頼らないなんて言えたらいいのだが、人生は一回こっきりなのだ。
きっと、何年たってもこうしてかわらず忘れっぽいのは、日本人だから。ずっと心に描くー暗い予想図は、ほら、思ったとおりに、現実化してゆく。最後に残った道しるべは、今を忘れないこと。この忘却のループから抜け出すためには、交わした約束、忘れないことなのだから。

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コメント
日当40万はデマだよ。
投稿: | 2011.03.31 09:46
うまいw
投稿: | 2011.03.31 12:53
まどか気に入ってたのか
投稿: | 2011.03.31 22:10
もう何があってもくじけない
投稿: | 2011.04.01 00:43