10月23日、松岡正剛さんに会える
生セイゴォを堪能できるらしい。
先日の対談(松岡正剛&小飼弾)でナマ正剛さんにご挨拶できたのだが、ちゃんと人間だった。思ったより小柄で細身の印象を受けた。千夜千冊・知の巨人のイメージばかり頭の中で膨らませていたようだ。ホントは気さくで親しみやすい感じ。ただ、ご本人はたいへん忙しい(かつ夜型)の方で、お会いできたのは運と縁に恵まれていたとしか思えない。
ところが、松丸本舗twitterによると、来る10月23日、セイゴォさんに会えるらしい。しかも「読書人生相談」というお題で、相談に乗ってくれるとのこと。つぶやきをまとめると、こんなふうになる。
日時 10月23日(土) 13時から21時
場所 松丸本舗
題目 松岡正剛が「読書人生相談」を受け付けます!
こういう場はありがたい。そもさん・せっぱとスゴ本をぶつけられるから。ずばり、「このテーマで、こんなスゴ本があるぞ」と投げかけると、きっと「それを凄いというのなら、コレなんてどうだ?」のコレが直接聞けるのだから。人生は短く、スゴ本は多い。ぜんぶ読んでる時間はないから、惹かれる人のオススメ本を手にしよう。セイゴォさんのオススメは、深くて広くて濃密すぎるから、わたしの質問からフィルタリングしてもらおう。で、こんなテーマで訊いてみるぞ。
■ 劇薬小説を教えてください
読んだことを後悔するような小説、読後感サイアクの作品を教えて欲しい。「期待して読んだら外れだった」ではなく、「読んだという記憶を消し去りたい」と思うくらい嫌あぁぁな気分にさせてくれるもの。不快、不愉快、気持ちわるい、吐きそう、夢に出そう、呪われそう、生きる気力が失せた……ホラー、マンガ、ノンフィクション、ジャンル不問で。読書は毒書、以下、珠玉の劇薬モノ(興味本位で読まないように)。
- 真・現代猟奇伝(氏賀Y太)
- 隣の家の少女(ジャック・ケッチャム)
- 忌中(車谷長吉)
- 骨餓身峠死人葛(野坂昭如)
- 城の中のイギリス人(マンディアルグ)
- 狂鬼降臨(友成純一)
- 児童性愛者(ヤコブ・ビリング)
- インスマウスの影(ラヴクラフト)
- 地獄の子守唄(日野日出志)
- 消された一家―北九州・連続監禁殺人事件(豊田 正義)
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■ 海の栄養過多について
ハーバー・ボッシュ法により、大気中の窒素を人工的に肥料にすることができるようになった。これで、100年前の農法ではとうてい養えないほどの人口を賄えるようになった(賢者の石か、悪魔の契約「大気を変える錬金術」)―――のはいいけれど、言い換えると、ここ100年かけて流れ出した養分が海に集まっているのではないか?昔ながらの転作や輪作ではなく、化学肥料を用いたやり方は、要するに土壌のドーピング。その全てが農作物になるわけでなく、当然水とともに流れ出し、海に注ぎ、(比重が重いから)深海に溜まっているのではないか?そんな問いを発しながら読んでいる本がある。他に読むべき本は?
- 土の文明史(デイビッド・モントゴメリー)
- ミミズの話(エイミィ・ステュワート)
- 大気を変える錬金術(トーマス・ヘイガー)
- 銀むつクライシス(ブルース・ネクト)
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当日はわたしもウロウロしてますぞ(2回目のスゴ本オフ@松丸本舗ですな)。赤いウェストバックを斜めにかけたおっさんを見かけたら、それはわたしです。お気軽に声かけてやってくださいませ。
おまけ、10月20日に、「読書とはなにか」というテーマで国会図書館にてシンポジウムがある[参考]。わたしは聴講するつもりなんだけど、聞いたらきっとしゃべりたくなる。ので、一人でオフ会してます(セイゴォさんはいません)。赤いウェストバックを斜めにかけたおっさんを見かけたら、たぶんわたしです。好きにからんでくださいませ。キャッシュオンスタイルなので、予約とかしません。時間を気にせず、ふらりと寄れますぞ。
日時 10月20日(水) 18時から20時
場所 82 ALE HOUSE エイティトゥ エールハウス 赤坂店
題目 読書について、スゴ本について、アツく語りましょう

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