読書の夏で20冊、夏をテーマに選んでみた
爽やかな田舎の風景だとか、ひと夏の恋や冒険、心胆凍る恐怖夜話など、夏を感じる、夏を味わう作品を選んだ。読むとアツくなるやつも混ざっているのでご注意を。
まず、夏といえば夏休み。だから「よつばと!」(あずまきよひこ)。学生じゃない身分になって幾年月。子どもが、「もうすぐ夏休みだー」などと指折り数えていると、「チッ」と舌打ちのひとつもしたくなるもの。あれだけ沢山の入道雲を眺め、あれだけ沢山のセミとりをしたにもかかわらず、キラキラとした思い出は欠片ぐらいしか残っていない。それを1000倍ぐらい拡大したのがこれ。天真爛漫の「よつば」が、周りを巻き込む無茶ぶりに、文字どおりハラ抱えて笑う。と同時に、帯のキャッチコピー「いつでも今日が、いちばん楽しい日」が胸をアツくする。夏休みを生きなおすような気分になる傑作。
次に、夏といえば観鈴ちん(異論却下)。だから「Air」(桂遊生丸)。ゲームのみならず、TVアニメ、映画と、何度も彼女の死に立ち会ってきた。「ふつう」にあこがれる女子高生と、偶然出会った旅人がくり返す、田舎の夏の物語。微妙に違えども、ラストで彼女は必ず、「もうゴールしてもいいよね?」と訊いてくる。その度にひるんだり涙にむせたりさせられる。くり返される「ゴール」の果てに、異なるラストに出会う。それが、このコミック版「Air」。空の少女にとらわれていたのは、実はわたしだったのかもしれない。ゲームをプレイしたとき、彼女が助かるエンディングがあるに違いないと、必死になって探したのだから。
ループする夏といえば、定番テーマかもしれない。だれだって「この夏休みがずっと終わらなければいいのに」と願っただろうから。「CROSS†CHANNEL」とか「うる星やつら/ビューティフル・ドリーマー」あたりが有名どころ。極端なのは、「涼宮ハルヒの暴走」(谷川流)だろう。無意識に実現してしまうのが涼宮ハルカならぬハルヒなのだから。夏休みの最後の数日間を、何万回とくり返す。もちろん読み手は物語の外側なのだから、ずっと志村後ろ状態にさせられる。プールだ映画だセミとりだとかいった、「夏の日常」の中にデジャヴ感が混ざっていく。この感覚はアニメの「エンドレス・エイト」でうんざりするほど疑似体験できるぞ。
「ハローサマー、グッドバイ」(マイクル・コーニイ)は、少年のひと夏の恋物語―――だと思っていたら、きっとのけぞる。SFなんて科学調味料で味付けしたファンタジーにすぎないなんて思ってると、間違いなく驚く。これはSFでないと書けないし、その強烈な証拠をラストで明かすのは上手い/美味い。後半の急転直下は驚きの連続だし、最後の最後のドンデンは、一本背負いのように決まる。全て少年の独白で進められるため、読み手も同じ情報の制限を受けることになる。このもどかしさと息苦しさは彼の青春そのもの。最初は、少年と少女の夏の冒険だったのに。そして、あばかれる人性の残酷さと、一変した風景とのコントラストが、まぶしい。
そろそろ定番、「夏への扉」(ハインライン)を推したいのだが、読中感は、むしろ冬。「夏」っぽかったのは、ヌーディストビーチのワンシーンかな。騙され、虐げられた主人公の印象が強かったからだろうか。タイムマシンで行き来する、いわゆる「バック・トゥ・ザ・フューチャー」もので、いまでも色あせない。描かれた時代は1970年で、30年先の2000年に「跳ぶ」のだが、もうミレニアムから10年経っているんだね……そっちのほうが感慨深い。お掃除ロボットは「ルンバ」、外部記憶デバイスは「SDカード」と、実現された「未来」もある一方で、タイムマシンはまだだろうか。新訳が出ているようなので、この機会に再読してみようか(でも表紙は、あの猫のやつが好き)。
「夏といえばロケット」だと言ったのは、レイ・ブラッドベリ(ホントはロケットの噴射が引き起こす「つかの間の夏」なんだけど)。でもこのおかげで、むくむくと立ち上る入道雲を見るたびに、あれはロケットが噴出したやつだと妄想するようになった。「夏のロケット」(川端裕人)は、高校の同級生が集まって、ロケットを作って宇宙まで飛ばしてしまおうとする「青春小説」なのだが、そこへ至るまでのウヨキョクセツとトラブルの数々がすごく良い。壁に乗り上げ乗り越えてゆく彼らを見ているうち、いつのまにやら登場人物の誰かに感情移入している自分に気が付くだろう。ラストの打ち上げは、ジンとくるに違いない。読者をここまで連れてくる筆力はスゴいと思う。
これに触発されたのが、マンガ「なつのロケット」(あさりよしとお)。「夏の…」はリーマンだが、ここでは、なんと小学生がロケットを作る話。ロケットを飛ばす動機は違えども、その情熱は一緒。危いと言って子どもから夢を取り上げるのは、いつだって親なんだな。でもわたしはもう、その「親」をやる方になっているので、正直微妙な気持ちで読まされる。それでも、ラストの日暮れ時、「成功していたら衛星は今どこを飛んでる!?」「この辺を飛んでたら見えるかも……」の次の一コマは、鮮やかな感動を呼ぶ。そう、宇宙はいつだって「今、真上」にあるもの。ロケットを見るとき、視線はいつも空に向いている。夏になると空を見たくなるのは、そのせいかも。
王道なのが「潮騒」(三島由紀夫)だ。夏と言えば海、海と言えば恋を徹底的に正面から描いた純愛小説。情景の美しさや、初々しい(でも秘めたる)恋愛感情が、いまとなってはまぶしい。これは読んだときの年齢も重要かも。ちょうど主人公と同じ年頃(ティーン?)に読んだなら、一生こころに残るだろう。ギリシアの散文詩「ダフニスとクロエ」から想を得たとか、ミシマ文学ぽくないとか薀蓄述べたり考え込む「前」に読めたわたしは幸せ者。若いときに読んでおくと、読んだことが思い出になる小説といってもいい。オトナになって汚れてしまったわたしにはどう映えるだろうか?も一度読んでみる。
強烈な夏の情景を思い起こさせるのが、「蝉しぐれ」(藤沢周平)。これは、時代小説であり、恋愛小説であり、ビルドゥングスロマンであり、ミステリの要素も持っている。少年の成長をタテ軸に、幼なじみとの淡い恋、お家騒動の陰謀と悲運が絡みついている。詰め腹を切らされた父親の死骸を、大八車に乗せてもって帰ってくるシーンが強烈だ。真夏の炎天下、ただ一人、大汗をかきながら、大八車を引いていく姿は、ぐっとなる。父と子、男と女の「伝えられなかった想い」に身もだえするようなせつなさを感じる。そう、これは泣ける小説でもあるんだ。
読むと夏を思い出すのに、「異人たちとの夏」(山田太一)を推したい。タイトルにずばり「夏」が入っているだけでなく、まさに真夏の夜の夢のようなお話だから。とうの昔に他界した両親と、ふたたび出会った男の話なのだが、もう一つ奇妙な"ひねり"が入っている。その両親は、死んだ頃そのままなのだ。だから、その夫婦の中では時間が経過していないにもかかわらず、主人公(その両親の息子だ)の経験を共有している。異界との交流といった魍魎譚にしてもいいが、これが丸ごと主人公の記憶の改変話にとると、一層こわくなる。こわくて、切ないお話。
泣ける夏本といえば、「夏の庭」(湯本香樹実)だろう。好奇心旺盛な少年たちが、「人が死ぬところを見てみたい」がために、近所の"おじいさん"を観察しはじめる。"おじいさん"との交流を通じ、すこし大人に近づく少年たちを描いた児童文学。つかみはS.キングの「スタンド・バイ・ミー」なのでオマージュかと思いきや、やっぱりオマージュですな(展開は全く違うけれど)。夏は死の季節だ、ばらばらになったセミの死骸を見たり、なにかが腐っていく臭いを感じると、死を思わずにはいられない。だが、「死」はそこらじゅうにあるかもしれないが、「別れ」は親しいものとしか起きえない。人は出会うから別れるのだということを、あらためて思い起こさせる。
オマージュが出たので本家の「スタンド・バイ・ミー」(S.キング)を。やはり少年たちが「死体を見に行く」プロットなのだが、さわやかな青春物語をキング特有の生々しさが覆っている。たった数日の冒険が、少年たちを「一皮むける」存在にする。ふりかえってみると、そんなにとんでもない出来事ではない。そりゃ、ちょっとした困難や、死ぬかもしれないと思うほどおびえることがあったかもしれない。それでも、自分の殻を破るきっかけになるし、確かな友情とそうでないものを見分けるにも充分だ。本作は映画も良くできており、「人生に二度観るべき映画」なのだそうな。一度目は少年時代、次は大人になってから。
さわやかな気分をドン底に突き落とすような「隣の家の少女」(ジャック・ケッチャム)をどうぞ。虐待・監禁・陵辱を扱った劇薬小説で、ふつうの人は読んではいけない。しかし、これも「ひと夏の恋物語」と読めてしまうのが憎い。淡い恋で済めばよいのだが、少女の様子が変だ。どうやら虐待されているらしい……現代のように家庭内暴力が認知されている時代ではない。なんとか彼女を救おうとするのだが―――ははッ、ケッチャムがヒーロー物語を書くわけないじゃない、彼は"目撃者"になるのだ。そして、観たことを一生後悔するのだから。これは、「読むレイプ」、ふつうの人がうっかり読むと、一生後悔するかもしれない。
読んだことを後悔する小説つながりとして、「夏の葬列」(山川方夫)を挙げたい。これは、恐ろしいことに、中学の国語の教科書に収録されていたやつで、一言であらわすなら「鬱小説」。戦争で子どもが殺されてしまうお話で、「戦争の悲惨さ」を訴えるのに重要なのだという主張が聞こえてきそうだが、ポイントは「戦争の悲惨さ」ではないところ。なんでもない短編なのに、ファイナルストライクが非道い。主人公と読み手を打ち倒すような運命が、ちょうど最悪なタイミングでのしかかってくる。身勝手な行動の代償は、あまりにも大きすぎたのかも。
劇薬つながりでもう一つ、「夏の滴」(桐生祐狩)はエグい。インモラルな小説は沢山読んできたが、ふつうの、少年のひと夏の冒険譚なのかと思いきや、予想外どころか場外を越えてトンでもないところまで連れて行かされる。ジュヴナイルのつもりで手にした人は―――間違いなく気分が悪くなるだろう。リアルな「障がい者いじめ」とその結末が恐ろしいし、母子相姦をくり返した挙句、「死んでもだいじょうぶ、またお母さんがあなたを産んであげるから」と言わしめる設定におののく。瑞々しさと生々しさとグロテスクな描写が混在しており、どこか狂っているとしかおもえない。そしてその狂気は強烈な暑気がなせる業なのかもしれない……そう思わせるホラー。
ではホラー(というかスプラッタ)の傑作「殺人鬼」(綾辻行人)の出番だ。夏といえばサマーキャンプ、サマーキャンプといえばブギーマンという「13日の金曜日」設定は、いまじゃ流行らないか。楽しいはずのキャンプが、突然現れた殺人鬼によって、阿鼻叫喚の地獄と化す。手足切断、眼球えぐり出し、首チョンパ、これでもかこれでもかと残虐シーンてんこ盛り。あまりの悲惨さに、おもわずページから顔を背ける。でも読んでしまった光景は、いつまでも脳内再生されてしまう。そして、本作がただの「読むスプラッタ」に留まらないのは、でかい罠が一つ隠されているところ。ラストで明かされる殺人鬼の正体に、読み手はのけぞること請け合い。
準備が揃ったところで「ひぐらしのなく頃に」(竜騎士07)を出すのが定番だな。これはアニメで体験したのだが、和製ホラー+猟奇のオンパレード、血と暴力に満ち満ちている。陰惨!凄惨!阿鼻叫喚で、残酷!桎梏!嘘八百、救いのない袋小路をずーーーっとグルグルさせられる。こわさのあまり狂ってしまったほうが楽になるかもしれん、初めて途中で観るのをやめようと思わしめる作品だった。幸か不幸か、一緒につきあってくれたのは嫁さんで、こわいもの見たさで次へ、次へと進めていく。物語の全貌が見えても救われたことにならず、そこから解決のための行動にもどかしい思いをすること二度三度。分かった後でも、思わず「嘘だッ!!」と叫びたくなる。
夏で田舎でホラーといえば、「屍鬼」(小野不由美)を忘れるなかれ。これも、S.キング「呪われた町」のオマージュなのだが、輪をかけてこわい。田舎の共同体の息苦しさと閉塞感が見事にあらわされており、帯のコピー「完全無欠、逃げ場なし」はホンモノ。村総出で人狩りをし、死骸を積み上げるワンシーンは、のどかな刈り入れの場面とオーバーラップして、読んでるこっちにまで狂気が感染する。ただし、ボリュームありすぎなので、いまやってるアニメから入っても良いかも。あの「厚さ」にはちゃんと理由があるのだろう。単に吸血鬼の話といえば、それこそ短編でだって書ける。そうではなく、あの村全体に広がった狂気を書き尽くすために、それぞれの立場でかかわる登場人物たちを丹念に描写していたんだと思う。
魍魎の類を描いた漫画では、「百物語」(杉浦日向子)がいい。これは、スゴ本オフ(夏)でオススメされたやつで、心をざわめかせる、夜中に独りのときに思い出しそうな話ばかり。江戸時代を舞台に、首がころりと落ちた話だとか、自分じゃない自分に悩まされる男の話、背中に毛の生えた赤子の化け物といった奇譚が、九十九話おさめられている。「百物語」と銘打っておきながら、九十九話で寸止めしているのには意味がある。百話語ると、怪異がホンモノになるからね。だから、最終話は自分で語り出してみよう。「地獄に呑まれた話」「魂呼びの話」「嫌うもの」あたりが、恐ろしく、イヤ~な話だった。
ラストは、「夏の花」(原民喜)を。夏の花とは、原子爆弾の比喩。文字どおり、八月の広島上空に咲いた大型爆弾がもたらす運命を、一人称、三人称の視点を重ねながら描いている。カメラでいう「引いた」状況は三人称、クローズアップは一人称の章で綿密に書いている。女の、「灌木の側にだらりと投げ出した豊かな肢体」だとか、「男であるのか、女であるのか、殆ど区別も付かないほど、顔がくちゃくちゃに腫れ上がって、したがって眼は糸のように細まり、唇は思いきり爛れ…」など、見てきたような生々しさは、実際に作者が体験した状況だから。スゴ本オフ(夏)でもらった一冊なのだが、かつて幾度となく読んでいたことに気づかされる。にもかかわらず、毎年夏になると、本書を読み返すことになるだろう。
一気に紹介したが、まだまだ沢山ありますな。夏のイメージは「死」。強烈な光線にさらされた生の(性の、晴の、盛の)躍動が、死のイメージをネガポジのようにあぶりだしている。お盆や飛行機事故、原爆といった死のイメージが、わたしのどこかに植え付けられているのかもしれない。バタバタ死人が出たり、大きな事故があるのは、夏になると、草葉の陰から手まねきされているからかしら。
抜けているテーマもいくつか。例えば、「夏といえば甲子園」あたりが抜けていたね。コメント欄で熱すぎるスポ魂「逆境ナイン」(島本和彦)をオススメいただいているが、これは傑作ナリ。わたしなら、「夏=死の季節」と重ねて、やっぱり「タッチ」(あだち充)を挙げておきたい。あと、「八日目の蝉」(角田光代)が良いという噂を聞くが、未読なので今回は紹介を見送った。おいおい充実させていこう。最近出たやつだと、ホラーアンソロジー「八月の暑さのなかで」が楽しみ。なんたって読み巧者の金原瑞人が集めたやつだから。

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コメント
繰り返すお祭り。
映画「デジャヴ」もありますね。
ビル・マーレーと、アンドリュ・マクダゥエルの映画。
あれ、結局どうしてループから外れたのか忘れた。(B.D.は告白、ですね。漫画のラストも、ですが。)
投稿: luckdragon2009 | 2010.07.28 05:15
「夏の葬列」があるなら、教科書教材では
「川とノリオ」も外せません。
明るい夏なら景山民夫のエッセイ、ただし初期限定ですが。
投稿: ko1 | 2010.07.28 20:34
桐生さんのよつばとが同じページにあるなんて・・なんか驚きです・・僕はサマータイムトラベルなんかも好きです。
投稿: kake | 2010.07.28 21:40
>>luckdragon2009さん
「デジャヴ」は観ていませんが、面白そうですね。ループものの映画といえば、「メメント」を思い出します。仕掛けが一杯、伏線が一杯。
>>ko1さん
「川とノリオ」は知りませんでした、教えていただきありがとうございます。小学六年生なら、そのうち子どもの教科書さらって読めそうです。
>>kakeさん
あはは、たしかにちぐはぐというか異質なラインナップですよね。ジャンルバラバラ、テーマ統一の妙味なのです。オススメいただいたのは、新城カズマの「サマー/タイム/トラベラー」のことでしょうか?未読なので、そのうち手ぇ出すつもりです。D
投稿: Dain | 2010.07.28 22:55
夏休みの読書にぴったりな本がたくさんあって参考になりますね~。
よつばと!とairなんか夏の風物詩ですよね。
屍鬼は幽霊とは違う怖さ・・・。
小野さんのホラーといったら「魔性の子」もオススメです。
>>KoIさん
川とノリオとは戦争でお母さんが死んでしまうみたいなお話ですか??
似たようなタイトルのお話CDが給食中に何回か流れてたんですよね。
もしかしたら・・・?と思いました。
違ったらすいません!
投稿: sis | 2010.07.29 11:47
はじめまして。
いつも楽しく読ませていただいています。
夏といえば、「800 two lap runners」(川島誠)
はどうでしょうか?
確か話は1年ものなんですが、主人公が海の近くに住んでいるせいか、夏のイメージが強いです。
ぜひ一度読んでみてください。
投稿: shin1971 | 2010.07.29 22:21
20冊出せるところが凄いです!
未読が多く、どれも惹かれますが、「読むな読むな」という言い方で何度もオススメwされているケッチャムは、読まざるを得ないと思っています。「夏の滴」も良さそうです・・・。
「夏への扉」は新訳表紙でも「猫」は出ていますよね。自分は旧版は飽きたので新しいのが好きです。
先週放送されたTBS RADIO 文化系トークラジオ Lifeのテーマが「Life 夏の1冊」で、夏にまつわるオススメ本が沢山紹介されていますので紹介します。(podcast配信中)
http://www.tbsradio.jp/life/index.html
自分はpodcastで追っかけていますが、食指の動く本も多いです。中でもチャード ブローティガン『西瓜糖の日々』は気になりました。有名なのでしょうか?
なお、番組内では、『鉄塔武蔵野線』を紹介した自分のメールも読まれました!(podcastの「PART2」です)
投稿: pocari | 2010.07.29 23:38
>>sisさん
オススメありがとうございます、「魔性の子」……?とGoogleってみたら、なんと、「白い手」の黒麒麟の話じゃないですかー、未読ですが、アニメでチェックしています。「十二国記」完結しないかなー
>>shin1971さん
「800」はイマドキの若者が喜ぶジュヴナイルみたいですね、オススメありがとうございます、手にとって見ますね。
>>pocariさん
このblogで「(普通の人は)読むな」と断言しているのは、本当です。読まないことをオススメします、てか読んではいけない避け本なのです。
投稿: Dain | 2010.07.30 23:44
>>sisさん
「川とノリオ」、お話のあらすじが合っているので、間違いない、
と、思いますが、給食時間に朗読される内容では無いはず…
国語教材なので朗読テープはあるのでしょうが、
無邪気なイタズラを繰り返した主人公ノリオに当たった罰はあまりにも大きいことに誰も、ノリオ自身すら気づかない。その描写が今考えると怖い、そんな物語です。
投稿: ko1 | 2010.08.01 02:18
ライトノベルが出ているので、僕は『イリヤの空UFOの夏』を挙げたいです。
ここまで夏がしっかり描かれている小説はなかなかないと思います。
6月24日、UFOの夏の始まりから夏の終わりまで、
楽しさ、可笑しさ、悲しさ、そしてノスタルジーを感じさせる素晴らしい小説です。
投稿: モズクックス | 2010.08.01 12:36
>>モズクックスさん
オススメありがとうございます。あちこちから「良い」との声を聞くので、この際、手を出してみようかと思っています。ライト系の夏物なら、「サマー/タイム/トラベラー」も気になっています。
投稿: Dain | 2010.08.01 23:48