千野帽子さんに応答する
「読まず嫌い」の著者・千野帽子さんからトラックバックを頂戴する。そして、[わたしのエントリ]に対する、[ご本人のコメント]を頂く。以下、それへの応答。
千野帽子さん、恐れ入ります、恥ずかしくて顔中汗だくになっています。まず結論→トラックバックで頂いたご指摘の通りです。そして、よく知りもせず「オススメ」してしまってごめんなさい。疑問顔の他の読者にまとめると、こんな感じ…
- 千野氏「文庫本はほんとうに安かったのか?」
- 千野氏「集英社の全集本と、同じ小説を文庫で買ったときの値段を比較しよう」
- 千野氏「レーベルによって単価が違うね」
- わたし「そうか?発売時と今の価格を比較するなら、物価指数を使うんじゃね?」
- わたし「やってみる(※)と、やっぱり文庫のほうがお値打ちじゃね?」
- 千野氏「集英社の全集本の価格は現役だよ、当時の値段そのままで今でも買えるよ」
- 千野氏「この比較は、一個人のお財布の話だし、経済学とかという話じゃないよ」
- 千野氏「しかも(※)の計算の元が間違ってるし」
- 千野氏「結局、当時の値段で今買えるものを、わざわざ物価指数で価格付けする意味がよく分からない」
- わたし「…」 ←←← いまここ
たしかにご指摘の通りです。今でも当時の値段で新本で買えるものを、わざわざ変換して比較する意味はなさそうです。わたし自身、よく理解していないまま「物価指数」を用いていました。ご不快になったことでしょう、申し訳ありません。
もう一つ。千野帽子さんはプロフェッショナルであることを忘れていました。。既にレビューまでされた本を、「きっとこいつは知らないんだろう」と決めつけて、わざわざ「オススメ」してしまい、大変申し訳なく思っています。とても不愉快な思いをさせたことだと存じます。ごめんなさい。
わたしのエントリを読み返すと、えらく馴れ馴れしく書いてあります。おそらく本書で、わたしと同じような考え方をみつけ、嬉しくなって浮かれていたのかもしれません。これからは、千野さんの本に言及する前に、「0007 文藝檸檬」をよく読んでからにします。それから、「魔王」は全力(≠全速力)で読ませていただきます。読む前からスゴ本(=凄い本)の予感がします、教えていただき、感謝しています。
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