今年「も」沢山のスゴ本と会えたのは、すべてあなたのおかげ。
ありがとうございます、大感謝しています。
たとえば、「この本よかった」とblogに書く
- すると、「ソレが良いなら、じゃぁ○○なんて、どう?」と教えてくれる
- じゃぁ、○○を読む
- なんと、す、スゲぇッ(絶叫)
- いそいで、「○○はスゴ本」とblogに書く
- ふたたび、「ソレが良いなら△△どうよ?」
このフィードバックループのおかげで、普段は読まないエリアまで手が伸びる伸びる。
もちろん嗜好の違いによる「ズレ」はあれど、それは単に「面白がって読めなかった」にすぎない。むしろ、そいつを味わうためのキャパ不足を痛感しただけでもめっけもの。その本を面白がって読むことはスキルの一つ。
気の毒なことに、「トシとると面白い本がなくなる」とグチるオッサンがいる。知見の狭さや思考の固さよりも、無自覚な様子が傍目に痛い。ああはなりたくないものだ。「ボクの範囲」を限定して、その中で独善的に読むカワズには、もう戻らない。
さて、2007年のスゴ本を蔵出し。アク・クセ・ドクのある逸品ばかりだが、「これはスゴい」太鼓判は鉄板。
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夢中小説・徹夜漫画 : 寝る食う忘れて読みふけれ!
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■ 夜の来訪者(プリーストリー)[レビュー]
戯曲。緊迫した展開と、最後のどんでん返しがスゴい。自信をもってオススメ。
舞台は裕福な家庭、娘の婚約を祝う一家団らんの夜。そこに、警部と名乗る男が訪れて、ある貧しい若い女性が自殺したことを告げる。そして、その自殺に全員が深くかかわっていくのを暴いていくが…
ステージはリビングだけ。登場人物は金持ち一家と、「警部」のみ。派手なアクションも、大仰なセリフ回しも、一切なし。それでいて、「人間というもの」をえぐり出してくる、恐ろしい、おそろしい。セリフを追っているだけなのに、表情が見える。ラスト、驚きのあまりクチがO(オー)になっているのが見える。なぜって? わたしのクチも、同じ形になっているからさ!
■ 血と暴力の国(コーマック・マッカーシー)[レビュー]
極上のクライムノベル。ものすごくピュアな悪(大文字のEVIL)が形を取るとき、それは天変地異と呼ばれたり、単に「運命だった」と片づけられる。じゃぁ、それが人の形を取ったならば? ―― それがシュガー、主人公を徹底的に追いかける絶対悪。
ストーリーは極シンプルかつ濃厚。描写も展開もムダが一切ない。キャラの扱い容赦なし。地の文と会話と内省が区別なく進み、描写の接写/俯瞰の切替は唐突で、動作は結果だけの、最適化された文章。
ただし、読者が単純化するのは危険。「追うものと、追われるもの」という物語らしい構図を引いて読むのは読者の勝手だが、ガツンと犯られちまえ。どんな「運命」が待っていようと、物語を構造化したのはアナタなんだから。
■ ゴーレム100(アルフレッド・ベスター)[レビュー]
最強かつ最狂かつ最凶の超スゴ本。あるいは、完全にぶっこわれた小説。脳がねじくれるような感覚を味わうならオススメ。読みながらのたうちまわれ。
ストーリーなんてページをめくらせるための方便。食べられるように読まされる。下品、汚猥、造語、駄洒落、鏡言葉、Double Meaning、神話、パロ、アメコミ、抽象画像? 崩壊した言語感覚のタレ流し。このままだと何のことだか分からないので、amazon紹介文で想像してくれ。
22世紀のある巨大都市で、突如理解不能で残虐な連続殺人事件が発生した。犯人は、8人の上品な蜜蜂レディたちが退屈まぎれに執り行った儀式で召喚した謎の悪魔ゴーレム100。事件の鍵を握るのは才気溢れる有能な科学者ブレイズ・シマ、事件を追うのは美貌の黒人で精神工学者グレッチェン・ナン、そして敏腕警察官インドゥニ。ゴーレム100をめぐり、3人は集合的無意識の核とそのまた向こうを抜け、めくるめく激越なる現実世界とサブリミナルな世界に突入、自分の魂と人類の生存をかけて闘いを挑む。
■ ザ・ワールド・イズ・マイン(新井英樹)
「デビルマン」級、これ以上の評を持たない。
読め(命令形)、ただし猛毒。
■ ミノタウロス(佐藤亜紀)[レビュー]
徹底的に感情を排した文が並ぶ。感情移入をさせないためか、あるいは語り手が読み手を拒絶しているのか。カッコ 「 」 で括られた会話が出てこないのが異様だ。読み手を含む他人を寄せ付けない淡々とした語り口が恐ろしい。こいつに感情とやらがあるのか? アゴタ・クリストフ「悪童日記」を思い出す。
絶対悪というテーマで「血と暴力の国」と比べるとオモシロイ。「ミノタウロス」の悪行には歴史の激動や血族の確執といった動機の裏づけがある。いっぽうで、「血と暴力の国」に出てくる悪の化身は、理由がない。サイクロンが理由なしに吹き荒れるのと一緒。
■ 黒い時計の旅(スティーヴ・エリクソン)[レビュー]
これは、もうひとつの二十世紀の物語。ヒトラーが死なず、1970年代になってもドイツとアメリカが戦争を続けている二十世紀。わたしたちの知る二十世紀と、もうひとつの二十世紀の間を、物語が振り子のように行き来する。
本に飲み込まれる。物語に引きずり込まれ、その世界に放り出され、彷徨い歩く。driveされているのは「わたし」だ。現実は幻想に侵犯され、幻想も現実が浸透していく感覚。物語のイメージは夜、しかも真黒なやつ。読み始めるとすぐに、手で触れられる闇がねっとりと皮膚にからみついてくる。
翌日を無視してもいい深夜から、どうぞ。
■ オン・ザ・ロード(ジャック・ケルアック)
アメリア合衆国を横に3回縦に1回移動する(しつづける)話。いいね、いいね!ハートに「また」火がついてしまった。尻が浮く感覚(?)とでも言えばいいのだろうか。パックされていない、開いた旅をする人のココロをガッチリとつかんで放さない。「ガクセーの頃これ読んじゃったので、合衆国を走ってきた」という痴人知人がいるが、ようやく分かった。
こういう旅、というか動く感覚が分からない人にとっては、ただの自意識タレ流し旅行顛末記でしかなく、「結局どうなるの?」なんてマヌケな自問を繰り返すことになる。行き先が目的なのではなく、行き先へ向かって移動しつづけることが「旅」なんだ。
既に誰かが言っているだろうが、村上春樹はたっぷりとここから吸収しているね。
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エロチックとグロテスク : 死とsexを嗅げ・舐めろ
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■ 死体のある光景(キャサリン・デューン)[レビュー]
劇薬度No.1 カリフォルニアの殺人捜査刑事が個人観賞用に収集した膨大な「死体のある風景」のスクラップ。ふつうの人は、読んではいけない。
見られることを意識しなくなった体と、そこに刻まれた痕を見る。メッタ刺しにされた挙句、深深と抉られた売春婦の腹部と、剥き出しにされた陰部を見る。若く美しい女の裸が、森の中で宙吊りになっているのを見る。爆発した上半身と、意外にちゃんと付いている足を見る。はみ出した大腸を見る。はみ出た脳を見る。首吊り自殺現場を見る。ショットガンで文字通り蜂の巣となった痕を見る。
これだけ大量の異常死体を執拗に見つづけると、いつしか慣れてくるものだ―― というのは激しく間違っており、絶対に慣れることはないし、吐き気もおさまらない。ただ、実にさまざまな死に方で人は命を奪われるのだなーと感慨深い。具体的に死を眺めることができる。選べるのなら、もっと穏やかな死にしたいものだ。
もう一度。ふつうの人は、読んではいけない。
■ 城の中のイギリス人[レビュー]
あー、これも、ふつうの人は読んじゃダメ。
たとえば、生きのいいタコがうじゃうじゃ蠢く水槽に少女(13歳処女)を投げ込んで、体中に貼り付かせる。タコとスミまみれの彼女(顔にもタコべったり)を犯す→破瓜の鮮血とドス黒いスミと白い肌のコントラストが眩しい。その後ブルドック2匹が獣姦。ぜんぶ終わったらカニの餌。
というシャレにならない話が続く。蛸ネタが有名だが、わたしゃ、氷のディルドで肛虐するシーンがキたね。剥き出しにされたオンナの肛門が意志をもった生きもののように反応する様は、純粋に不思議な心持になった。澁澤龍彦が「これはエロい」と太鼓判押したぐらいだから、自信をもってオススメできる(ただし、ふつうでない人に、ね)。
■ アッチェレランド(世徒ゆうき)
2007年No.1のエロマンガ。画、ストーリー、実用度ズバ抜けてこれが良かった。
2006年「ガールズ・シャワー」(関谷あさみ)、2005年「となりのお姉さん」(玉置勉強)と、実用度の高いエロマンガを紹介してきた。メガストアに代表される人外としか見えない超巨乳に心底ウンザリさせられている昨今、あえてフツーサイズで勝負をしてくるのがリアル。
特に本書では、「どうみてもベルダンディーです、ありがとうござました」と呻くしかないような女の子が出てくる。違いといえば額のキチェがないぐらいだから、ベルダンディーにハァハァしたい人あつまれ!
喫茶店のカウンター、列車内のデッキ、校庭裏、試着室と非ノーマルなのがいい。全裸ではなく、一部露出しているのが非日常でいい。若草が萌え出るぐらいがいい。美少女というより、きれいなお姉さんぐらいの年齢がいい。明るく楽しくいたす話もいいし、ツンデレかと思いきや病んでたという話もいい。女性リードがいい。
■ 実践イラスト版スローセックス完全マニュアル(アダム徳永)
ええ、もちろん三次元も充実してますぞ―― というか、いままでのやり方が完全に間違っていたことに気づかされて、相手の感覚そのものを意識するようになった。
いままではセックスを「コミュニケーションのひとつ」として考えていた。「お互いの心身ともに満足」なんてうまく行くときもあれば、そそくさとした夜もあった。セックスとは、うまくいったりいかなかったりするもので、オトコは射精が一応の到達点だと決め付けていた。
それが、本書で変わった。まったく別のチャネルに気づいていなかったのだ。ハウツーテクは大昔のワニブックスを彷彿とさせるが、目からウロコなのは、「もっとカラダとコトバ全部を使ってたっぷり時間をかける」、「トレーニング(≠経験)を積んで上達する」という点。
それは、民放しか入らないと思っていたテレビのリモコンに通話口があることに気づいたようなもの。コミュニケーション・チャネルというよりも、新しいドアのようなもの(開けたら驚くぜ)。夜の生活を詳細にレポートしたいのはやまやまだが、恥ずかしいので勘弁な。男子諸君は読むだけで変わる。婦女子ならパートナーに読ませるべし。書影は「イラスト版完全マニュアル」だが、同趣旨の「スローセックス実践入門」については→[レビュー]。
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仕事に使える : PM必携
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■ 問題プロジェクトの火消し術(長尾清一)
究極のプロジェクト・コントロール。火事になる前に読んでおけ。
火消屋として、落下傘部隊としての経験上、これは使えると断言できる。もちろん机上論もあるが、「来週から現場」になる『前』に押さえておきたい。本書の前に「MECE」「水平思考」「仮説思考」をおさらいしておくと吉。お手軽なHacks/Tipsは、無い。泥臭いし、熱いし、煩い。これが実践。
デスマそのものを無くすためには、「火事場プロジェクトの法則」が素晴らしい。…が、本書は、炎上したプロジェクトが前提。そこへレスキュー隊長として突入する際のバイブルになるだろう。
「こうきたら→こう返せ」的な問答集がいい。プロジェクトが迷走するとき、顧客はこんなセリフを吐かないだろうか?
- そんなはずはない
- 何やってきたんだ(怒)
- ウチのせいじゃない/オマエのせいだ
- シラネーよ
- 上のものを連れてこい
この状況を、著者は「ガンを告知された患者」にたとえる。うすうす気づいてはいたものの、イザ言われるとなるとガーン!!(笑)となって「そんなはずない」とうろたえるやつ。気の毒だが、受入れてもらわなければ治療も手術もできない。
どうするか?
「悪いニュース」は、早めに小出しがポイントだそうな。
いきなりドーンと言い放つのではなく、定例会議などで小出しに「兆候」を見せる。次に、「初期診断では現場の××の様子がおかしいので、本当の原因が何なのか、どんなアクションが必要なのかを見極めたい」と持っていく。小さな要求を承諾させた後、もっと大きな要求「本格的なリカバリー」の必要性を呑ませる。フット・イン・ザ・ドアというやつ。医者なら、「軽い胃潰瘍ですね。レントゲンに少しカゲが見えます。念のため、調べてみましょうか」。
―― といった心構えから仕える言い回しまで徹底的に教えてくれる。「着手したらまず契約書の違反事項を読んでおけ、顧客との関係が破綻してから訴訟対策をしても手遅れだから」といったドライ(ビジネスライク?)な忠告まである。
使う/使わないは別として、火消し術は平和なときこそ、押さえておきたい(もちろん使わないに越したことはないんだけどな…)。
■ 目標を突破する実践プロジェクトマネジメント[レビュー]
TOCが腹で分かる。あるいは、プロジェクトを成功させる魔法の言葉がある。。ゴールドラットの制約理論は「ゴール」読んだだけで知ったかぶっていた。あるいはクリティカル・チェーンは、PMBOK3で分かった気分になっていた…が、TOCを実践でどう適用していいのか分かっていなかった。本書はそいつを、徹底的に、肌感覚で分からせてくれる。しかも、『読んだらそのまま』使える仕掛けが施されている。
「山積み・山崩し」の肝や、「遅れは伝播するくせに、進みは伝わらないひみつ」、あるいは「サバ取りの極意」(←これは読んだ今日使った)といった、いま、わたしが必要とするネタばかり。納期に間に合わせるために無意識のうちにサバを読んでしまう(丸めてしまう/下駄履かせてしまう/バッファ入れてしまう)心理が、いかにプロジェクトを圧迫しているかがよく分かる。建築業のPM手法だが、SI屋にも使える。「チームで協力してつくること」の本質は、ここにある。
■ 仕事を100倍楽しくするプロジェクト攻略本[レビュー]
プロジェクトは冒険だ、そしてキミは勇者だ。王さまの話を聞き、仲間を集めてパーティーを編成し、レベルアップに勤しみ、最高のクリアを目指す――なんのことはない、昔っからゲーム相手にしてきたことと一緒。あのときの「ワクワク感覚」そのままに、プロジェクトの現場を捉えなおしてくれる。この視点はありそでなかった。
プロジェクトを「まわす」にあたり、本当に必要な内容だけを吟味してまとめてある。テクニック集と見ると、既知のものが多かったが、本書からもらった一番だいじなものは「勇気」やね。
実際、PMのインセンティブは雀涙のくせに、文字通りサンドバッグ状態となるのはバカバカしい。誰かのうんこを舐め取らされる思いは二度としたくない、と思っていた――が、本書のおかげで、もう一度挑戦してもいい、と思えるようになった。
■ 2日で人生が変わる「箱」の法則[レビュー]
60分で人生を変えるスゴ本。人間関係のキモが理解できる。どんな場合でも、最初にコミュニケートする相手、すなわち自分が「見える」。読む順番は、
1. 自分の小さな「箱」から脱出する方法[レビュー]
2. 2日で人生が変わる「箱」の法則[レビュー]
でどうぞ。あらゆる争いごとの根っこが「見える」。「あらゆる」なんて言っちゃうと、宗教や歴史といったセンシティブな話題まで振り幅が大きくなるが、無問題。夫婦喧嘩から中東問題まで、この原則で斬れる。
えらく自信たっぷりに振りかぶっているけれど、ホント?
ホント。なぜなら、わたしが変わったから。まさにここに出てくるオヤジのやり方で、人生と対決してきた。わたしの人生を取り返しのつかないものにする前に、本書と出会えてよかった。ただ、自分の腹で理解するために、幾度となく読み返し、実践する必要があった。百冊の自己啓発本を読むよりも、本書を繰り返し「実行する」ことをオススメする。
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2007年No.1スゴ本
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■ カイト・ランナー(カーレド・ホッセイニ)[レビュー]
今年最高の一冊はこれ。ただし、人前で読まないほうが吉。激しくココロが動くから。
アフガニスタンの激動の歴史を縦軸、父と子、友情、秘密と裏切りのドラマを横軸として、主人公の告白体で読む。描写のいちいちが美しく、いわゆる「カメラがあたっているディテールで心情を表す」ことに成功している。amazon紹介文はこんなカンジ。
小さい頃、わたしは召使いであるハッサンとよく遊んだ。追いかけっこ、かくれんぼ、泥棒ごっこ、そして凧あげ。わたしはちゃんとした学校へ通っていて、読み書きもできる。しかし、ハッサンは世の中の「真理」をすべてわかっているようだった。真理とは、愛や慈悲、そして罪、というものについてだ。12歳の冬の凧合戦の日。ついにそれが起こる。
記憶の底に決して沈めてしまうことのできない罪…。他人を救うことの困難さ、友情、愛、畏れについて深く考えさせる、アフガニスタン出身作家の鮮烈なデビュー作。
この紹介は◎、なぜなら、言いたいことを伝えつつ、うまーく隠していることにも成功しているから。読み終わったあと、もういちどこの紹介文に戻ってみると分かる幾重にも読み解けるから(このへんはミステリ仕立て)。
本書は、ニューヨークタイムスのベストセラーに64週ランクインし、300万部の売上に達したという。アフガニスタンが舞台の物語としては異例だ。おそらく、「父と子」、「友情と裏切り」、「良心と贖罪」といったテーマの普遍性が、読者層を厚くしているのだろう。あるいは、移民のアイデンティティを意識したテーマは、出身国や文化圏を超えているからかも。
For you, a thousand times over
きみのためなら1000回でも
(12/26追記) ごめん、文庫版が出てたのを知らなかった。書影を差し替えておくね(shaw さんありがとう)
最後に。こうしたスゴ本は、自力ですべて見つけたわけではない。あるいは、全部オススメされたわけでもない。コメントやリファラでたどったり、誰かのつぶやきに『あえて』釣られることで出会ってきた。本を触媒にして、それに反応する「ひと」を探してきた。スゴい本を探すというよりも、スゴい本を読んでいる「あなた」を探す。このblogの究極の目的が、それ。
「この本がスゴい」企画も4年目。振り返ると自分でもわかる、年を追うごとに、どんどんいいリストになっている。今年「も」たくさんのスゴい本に出会えた。ぜんぶ「あなた」のおかげ。本当に感謝しています、ありがとうございます。来年も「あなた」を探して/信じて/釣られて、スゴい本を手にしていきたいですな。
この本がスゴい!2006
この本がスゴい!2005
この本がスゴい!2004
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