PMP試験対策 2.3.2 「計画」でやっていること(スコープ)
ここでは、「計画」でやっていることを説明する。
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計画プロセス群の最初にコレがきている理由を、まず考えて欲しい。
そもそも、PMPなんて目指そうとしているのなら、失敗プロジェクトに酷い目に遭ったこともあるだろう。そして、そんな人なら、どうしてそのプロジェクトが失敗したかについて、ハッキリと言えることもあるだろう… 筆頭なのが、「何を作ろうとしているのかハッキリしないまま、プロジェクトが進められた」ではないだろうか。
プロジェクトが迷走するようになってから、次のようなものを決めようとしても手遅れだ。そして、次のようなことを決めずにプロジェクトを開始するシニアマネージャがいかに多いことか…
- プロジェクトの目標。結局のところ、何を達成したら「プロジェクトは成功した」と言えるのか
- プロジェクトが生成するべきプロダクト、サービスといった成果物の仕様・特性
- プロジェクトに対する要求事項(契約、標準、仕様)と、その優先順位
- プロジェクトの境界。どこまでがプロジェクトに含まれ、どこからがプロジェクトの範囲外となるのか
- プロジェクトの最終的なアウトプットと、そこへ至るまでの補助的な成果物
- 成果物受入れ基準、つまり完成したモノ・サービスを受け入れるプロセスと、その基準を定義したもの
- プロジェクトの制約条件や前提条件。選択肢を制限するような具体的な制約条件、例えば予算やサービス開始の日付
これ以外にも、プロジェクト組織、初期段階で判明したリスク、スケジュールのマイルストーン、資金、見積もったコスト、プロジェクトそのものが準拠するべき仕様書、コンフィギュレーションマネジメントと変更管理のレベル… といったものを、計画段階で洗い出して記録しておく必要があるという── つまり、これらがプロジェクトスコープ記述書に記載されることだという。
5.1 スコープ計画
5.2 スコープ定義
5.3 WBS作成
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PMP試験対策【まとめ】

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