ラノベの奇書「円環少女」
つるぺた小学生(美少女)。呼びかけは「せんせ」(≠せんせい)。授業中に手サインで「大好き」を送ってくる。地獄(という名のこの世界)に堕とされた魔法使い、という設定だけど、どう見てもエスパーです、ありがとうございました。
あたし強くなって、せんせが心配なんかしなくていいように屈服させたげるから。せんせは毎日、あたしが作った手料理を、あたしの手から食べて生きていくの
ヒロインはツンデレサディストロリ。ロリ好きなら破壊力満点。そうでない方には、豊乳女子高生(美少女)もとりそろえてある。萌え学園モノかと思いきや、灼熱のウィザーズ・バトルが謳い文句(←宣伝に偽りなし)。
バトルはスゴいの一言。魔法戦というより超人ロックのノリ。あるいは幽波紋の頃のJOJOか。命の奪り合いの真ッ最中に、素っ裸の女子高生が降ってきたりする発想が面白い。ジョジョの奇妙な冒険のみならず、鋼の錬金術師をホーフツとさせるネタに微笑む──が、本シリーズの世界設定はオリジナルで、とても巧妙にできている。
ただし、難しいコトバを使いたがり、体言止めを多用して主語を省略する典型的な悪文。さらに、話が飛び回って説明だったり描写だったりするので、読みにくいことおびただしい。
──で、「円環少女」面白いかって? うん、妙にツボにハマった。
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