パパは必ず、歩いて帰ってくる
事故・災害への心構えの話。南関東圏での地震の前兆が取りざたされている。[参考]によると、6月上旬にかけて大きなものが起きる可能性があるらしい。この「予報」が現実となれば、100万人とも600万人ともいわれる首都圏の帰宅難民の一人となることは必至。
地震に限らず、普段から心がけていることを書く。
1.クツ
仕事場に履いていくクツは、全部なんちゃってビジネスシューズにしてある。これは見ため革靴じつはスニーカーという代物。いざというとき全力で走ることや、長時間歩くことを想定している。併せて靴下も機能的なやつに統一してある。いわゆるすぐに穴が開く極薄オッサン靴下ではなく、黒色・綿の丈夫なやつ。
2.机上
ミネラルウォーター1リットルがデンと置いてある。渇いたら「水」を補給し、ドリンク類やコーヒーは極力飲まないように習慣化した。もちろん近くのコンビニには沢山の飲料水があるが、ここは沢山の人間がいる街、いざというときこれらは「商品」でなくなるはずで、手に入らないことを覚悟している。机の中に「お菓子コーナー」を常設している女の子を見習って、チョコ・スナック類は常備している。
3.カバン
カロリーメイトが入っている。めったに食べないが、200円の保険だと思っている。地図を入れている人がいるが、いざというときは地図こそコンビニで手に入れるつもり。ケータイなどのインフラ、行政サービスは当てにしていない。
4.家まで
複数の帰宅ルートはシミュレート済み。目標物、代替ルートもチェック済み。歩く人にとって首都高が最大の障壁となる見込み。最も大切なのは、家族に「パパは、必ず歩いて帰ってくる」と伝えておくこと。もちろん、避難場所や行政サービスの提供場所を確認したりすることも重要だが、必ず帰ってくると信じてもらうことこそ、もっとも大切なり。
5.最後に
とても当たり前なのだが、これは最初の衝撃を生き延びてからの話。地震に限らず、ファーストインパクトで助かるか否かは運だと思っている。助かった場合でも、助からなかった場合でも、起きたことには祈ることしかできない。
だから、スーツの左ポケットには数珠が入っている。

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