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子どもにネットを教えるとき、心がけていること

昨日は「テレビっ子」、今日は「ゲーム脳」、そして明日は「ネット子」(ネト子?)という流行語になるのだろうか。このメディアとの付き合い方を子どもに教えている。

他の親たちは、「英語耳のため英会話」だの「ピアノで絶対音感」だの、色々な習い事をさせているようだ。3歳からの英会話学校があることにビックリしたが、ウチは死とは何かとかゲームとの付き合い方などを今のうちから教えておこうかと。どうせ小学生になったら、きっと耳も貸さなくなるだろうし:-)

マスメディア。特にテレビとの違い

調べモノがあるとき、子どもを膝の上にのせてGoogleってみせる。「さて、明日のお天気は~」とか「次のデカレンジャーショーはいつかな?」とか。おかげで、「テレビとは異なり、リアクションがある」ことに気が付いたようだ。能動的にならないと、情報は得られない。「テレビをダラダラ見ていても、必要な情報は得られない」ところまで理解して欲しいが、も少し先。

ネットはゼロ次情報

「あれーこことここで、言ってることが違うねー」とことさら強調する。ネットの中は整合性も一貫性もない。本人が語る情報は一次情報、そいつをメディアでフィルタリングした二次情報と呼ぶ。それとは別に「本人が真実だと思い込んでいる」情報、即ちゼロ次情報が垂れ流されている。極端だと「脳内電波」と呼ばれるが、事実のフリをした虚報も混じってるのがネット。検閲がない代わりに、校正もない。ネットでの「情報」は、編集されていないことに気づいて欲しい。

ひとり一台ではない「ファミコン」

PCを立ち上げるときは、いつも子どもと一緒。ネットがインフラであるのと同様、端末も共有物。一家に一台のコンピュータ、これが本当のファミリーコンピュータ、なんちて。あたしゃオッサンなので、コンピュータとは、タイムスライシングしたなかで複数の人で使いまわすべき計算機なんだと考える。学生時代、マシン運転時間中に端末を奪い合っていた人なら分かるだろう。コンピュータは私物ではない、ネットが公共財であるのと同様に。従ってパソコン(パーソナルコンピュータ)は personal にさせない。リビングに置いて、使うときはみんなで。テレビやビデオと一緒やね。個人で持たせるのは、せんずりを覚えるようになってからだ。

お母さんが安心して子どもにパソコンを使わせる本という本がある。このblog読んでるような人ならこれで金とるなんてふざけているとしか思えない内容だ…が、こんな本がまかり通っているということは、「子どもにPCやネットを使わせることに不安を抱いている親がたくさんいる」ことの裏返しなんだろう。「子どもパソコン教室」なんて流行りそうやね、いろいろあったし、いろいろあるだろうし。

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おまけで自分メモ。子ども向け検索サイト。

  yahooきっず
  キッズgoo
  KIDSPLAZA
  学研キッズネット

どれがいいか分からないので、とりあえず「ふたりはプリキュア」で検索してみる。yahooとgooでは2件(朝日放送とオフィシャルサイト)ヒットしたが、KIDSPLAZAと学研キッズネットでは0件…ななな、なんだってー(AA略) やっぱりプリキュアは大きなおともだち向けの番組だったんだと独り合点。

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