猫の地球儀(秋山瑞人)
この表紙に萌えた方はどうぞ^^; 黒猫と女の子(型ヒューマノイド)の話なんだが、ほのぼの禁止。世界設定がユニークかつ面白い。説明抜きで話が始まり、大加速する。脇役たちの説明チックな会話をたどるうちに、だんだんと「猫たちの世界」が見えてきて、上巻(焔の章)の頁が尽きる仕組み。どうしたって下巻(幽の章)を読まないではいられない。
んで下巻。山場は予告されているので、そこへ至るまでのお話。明かされてしまえばなんてことのないロストテクノロジーネタや実存主義ネタだが、ガマンして読む。これは、小説世界そのものを堪能すると楽しいかもしれない。キャラにハマり、ネタに喜び、クリスマス(という女の子型ヒューマノイド)に萌えたりはできるが、のほほん禁止。実は殺伐とした世界だったんだねぇとラストで気づかされる仕掛け。作者曰く、
『ピーター・アーツ vs ガリレオ・ガリレイ』 この本は、そんなお話です
たしかにその通り。「小説世界を楽しむ」ことが至上目的なので、ここでは一切の紹介をしない。「猫たちの世界」といえば「ねこめ~わく」を思い出したが、それとも一切関係がないと断っておく。
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