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「空の境界」アニメ化

…されるンだろうなぁ。さきほど読了、めちゃめちゃオモシロかったよー ハヤリの「セカイ系」を伝奇小説に取り込んだところが斬新ですな。

たくさんの一人称を積み重ねていくことで物語が進行する手法はテキストアドベンチャーゲームでおなじみだが、小説という形で提示されると戸惑う。

サウンドノベル、恋愛ファンタジーゲーム、ギャルゲー、萌えゲー、呼び名は多々あれど、そういう世界が好きなおともだち向けですな。

まるでゲームのような描写が続く。つまり「映像」と「音」にが全て。説明は全て会話で進行。普通に小説に出てくる「におい」や「温熱」の表現が薄味。

しかし、おともだちにとって「お約束」が次々と果たされていく。「魔眼」「兄と妹」「魔術」、そして萌え。着物姿であぐら座りする式萌え。耳まで真っ赤になって「ななな、」とうろたえる鮮花萌え。

…などと書いてきてあたりまえだよとひとりごつ。著者「奈須きのこ」氏自身がシナリオライターだよ。「月姫」「Fate/stay night」が代表作ですな。どちらも絶大なる人気を誇るが残念ながら未プレイ。

だからこれは小説などではなく、シナリオなんだと。これからアニメ化され、ゲーム化される素材なんだと(素材自身で既に完成されているのだが)。

中身の紹介を一切していないので、イントロダクションを引用することで胡麻菓す。

二年間の昏睡の後遺症として記憶を失い、この世のあらゆるモノの死を視ることのできる"直死の魔眼"を手に入れた少女・両儀式(りょうぎしき)を襲う数々の怪異。死そのものを体現化した太極の結界。永遠を求める魔術師。そして、再来する殺人───。式を苛む"殺人衝動"の赴く先に、真実を告げる記憶の境界が開かれる───!?

最後に。日経さん、「奈須きのこ」は「奈須きの子」じゃありませんよ。男性ですぞ!本人が一番びっくりしたんだろなぁ...

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