おいしいコーヒーのいれ方
恋愛小説。コーヒーを入れる方法は書いてありません。きっかけは兄妹相姦スレ「先生と妹」(現在進行中)で2ちゃんねらに薦められて、先生が勉強のために読んでいたから。間違いなく自分からは選ばない小説。ベタベタのラブコメ。読んでいるこっちがこっぱずかしくなるお約束の展開、でも気になる~と思いながら萌えながら読めるのはキャラがちゃんと立っている&絶妙な挿絵でしょう。
「おいしいコーヒーのいれ方」(村山由佳)は絵に描いたようなラブコメで、風味が妹→兄の慕いとなっている小説。シリーズモノだが一作目でお腹いっぱい。スゴ本でもなんでもないが、「先生と妹」スレがスゴいので載せておく。一番グッときた節を引用する。
「…仕方がない」と、ため息混じりにマスターは言った。
「伝授してやるとするか」
「え? 何を?」
かれんと僕が同時に訊きかえすと、
「わからん奴だな」
マスターはコーヒーの豆の缶を僕の胸にぐいと押しつけた。
「決まってるだろうが。とびきりうまいコーヒーのいれ方を、
だよ」
結局、「先生と妹」の方は願いを形にすることができ、よかった(のだろうか?)… オイディプス王へ宣託したアポロンよりも、2ちゃんねらの方がよく分かっているレス↓
232 :名無しさん :04/06/10 03:25 ID:sXSgDMnQ
なんかさ、短期間に色んな事いっぺんに起こってる先生に常にベストな選択をしろ、ってのは無理があると思うのよ。こういう風にしてはどうか、とかならともかく、なんでそんな事もできんのだ、とか意味なくね?(実際過ぎた事だし)
ぶ っ ち ゃ け 現 実 は こ ん な も ん
「ホテルニューハンプシャー」(ジョン・アーヴィング)のジョンとフラニーを思い出す。ずっと姉のことを慕い、姉もそうだった。で、一夜だけセックスに至るのだが、ただ一夜だけ。避妊なしでひたすら専一にくり返す。何十回も休みなし、お互いの性器から血を流しながら求め合う。止めたときが終わるとき。読んでいてこんなに哀しいセックスは無いな、と思った。
先生、つらくなるのはこれから。でも悩んで納得してるからいいか…
もうすこしナマナマしい話として「くりいむレモン と みずいろ」に書いた
「近親相姦」が最初の記事。このネタ、シリーズものになりつつあるのがコワヒ…
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