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"Plan of Attack" 読んだフリ

英文を読むスピードが徹底的に遅い私はこう考えた→「ネタをかき集めてまとめよう。そうすれば読んだフリができるぞ」

んで、Plan of Attack読んだフリができるネタ↓

基本ネタ


  • 著者はボブ・ウッドワード(Bob Woodward)
  • 彼はウォーターゲート事件でニクソンを辞任に追い込んだジャーナリスト。「ウォーターゲート事件」、古すぎて誰も知らないかも
  • 近著「ブッシュの戦争」(BUSH at WAR)は日本でもヒットしたと思う(私は未読)
  • ブッシュ政権がイラク開戦に踏み切るまでの内幕を描いている
  • ブッシュ大統領本人を始め、政権の主要人物たちと長時間の取材・インタビューを集大成したもの
  • 暴露的な内容のため、発売当初(4/19)保守派からの反発・ウッドワード攻撃があったらしい
  • いま米でえらい売れているらしい

んで、出だしはこんなんみたい(朝日新聞4月21日「騒然内幕本」より引用)

湾岸戦争時に国防長官だったチェイニー副大統領がイラクのフセイン大統領打倒を「やりのこした仕事」と思い、イラク戦争を強力に推進。ブッシュ大統領も同調して早々と戦争を決心した。パウエル国務長官は外交手段による解決を探ったが、大統領から直接協力を求められ合意した

( ´,_ゝ`) フーン。マスコミ情報そのまんまやんけ

まてまて、ネタとして面白いのはここから。朝日同記事より引用。

フセイン政権崩壊を望んだサウジアラビア米大使は、米大統領戦の数ヶ月前にサウジが原油を増産し、原油価格を下げると約束したという。最近OPECの減産で原油価格が高騰しているだけに、ブッシュ政権には追い風になる

 まぁ裏取引があったとかなかったとか。んで、発売当初はブッシュ政権総がかりで反撃していたそうな。んで、面白いのが今はブッシュ選挙対策本部では「推薦図書」として扱われているところ→ここの下のほうの推薦図書(Suggested reading list)に "Plan of Attack" が… 雑誌フォーサイト6月号の Foresight Style にその理由が書いてある。引用する。

その理由として囁かれるのは、この本がブッシュを決断力のある人物として描いているからだ。戦時の大統領――これこそまさに選対が世間に売り込もうとしているイメージなのだ。

決断力があるのはいいけれど、間違った決断をしちゃぁなぁ…、さらに決断を間違えたら、正すなり償うなりしないとなぁ

ウッドワードのブッシュ像には続きがある。フォーサイトより。

たしかに意思の強固さも書いてはいるが、知的好奇心の無さや分別の無さも語っている。補佐官に厳しい質問どころか、ひとつの質問さえしないことも多く、自分の仮説が揺らぐような見解も聞きたがらないことも書いてある

うーむ、どこかの国の首相にも…

   ∧_∧  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  ( ´∀`)< オマエモナー
  (    )  \_____
  | | |
  (__)_)

とでも言っておくか。

あわせて読みてぇ…いえ、邦訳が出てからでもいいんですケドorz
The Price of Loyalty(忠誠の代償)
Against All Enemies(すべての敵に向かって)

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参考サイト
About 'Plan of Attack'
“PLAN of ATTACK”をプレビュー

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