「萌」を調べてみました
「十人十萌」のとおり、さまざまな萌え方があります。ここでは広辞苑や漢字源を浚って、チョト面白かった「萌」をピックアップします。アニメ@nifty の(ま)さんの「萌え」の定義に触発されたのがキッカケ。
まず広辞苑
萌え出ず(もえいず)
さわらびの萌えいづる春になりにけるかも(万葉集)
春くれば雪の下草下にのみ萌えいづる恋を(新勅撰和歌集)
萌黄、萌葱(もえぎ)
葱の萌え出る色を連想させる、青と黄色との間の色。こんな色かな?。
萌葱匂(もえぎにおい)
女房の装束の色目。上を濃い萌葱色にし、次第に下へ薄い色にしたもの
萌え木には火がつきやすい←ウソ、「燃え木には火がつきやすい」が正解
前に関係があったものは、いったん縁が切れても、また、元の関係に返りやすい。うんうん、以前ギャルゲは全部叩き売ったのに、CLANNAD が欲しくてたまらない自分がここにいる(w
萌え出す→植物が芽吹く
燃え出す→火が燃えはじめる
萌え立つ→草木の芽が、いっせいに出る
燃え立つ→盛んに燃える。情熱が激しくわき起こる
までは共通しているんだけど、
燃え尽きる→燃えるものが燃えてなくなる
萌え尽きる←これが無いことに注意!ってアタリマエか(w
萌えるものが萌えてなくなることなんて、ぶっちゃけありえな~い
萌える
春は萌え夏は緑に紅の綵色(しみいろ)に見ゆる秋の山かも(万葉集)
利息がつく←これはしらんかった!萌える人々はみんな、利息がついとるんやね… って、何の利息やろ?
萌え渡る
萌え渡るなげきは春のさがなれば(後撰和歌集)
次、漢字源
萌、萠
きざす、もえる、もゆ、きざし、めばえ←息子の愛読書w
きざし、め、めぐみ、めみ、もえ、もゆ
「きざす」「めばえる」のほかに、「多くの人民」の意味があるそうな。
- 萌芽ボウガ:物事のきざし
- 萌起ボウキ:物事が起こり現れること
- 萌生ボウセイ:めばえ生じる←逆節萌生(国語)。たくさん先を争って生ずること←詐偽萌生(漢書)
- 萌兆ボウチョウ:前兆、きざし
- 萌隷ボウレイ:人民、どれい(司馬相如)
新しく分かったこと
- 萌えとは「利息」である
- 萌えとは「人民」や「奴隷」である
- 萌えとは色でもある
- そして、別にさくらタソハァハァじゃなくっても「萌え」と表現しても問題無し
私の場合、「高速で胸の中にわき上がってくるキュンキュンした気持ち」を「萌え」と表現しています。だから今だにヨメさん萌え(w 「燃え」じゃないところが悲しい…
_| ̄|○あああ… このblog、誰にバレてもいいけれどヨメさんだけにはバレないようにしないとな…
そういう意味では、「嫁さんとHした(できた)日を記録しておく記」と同じぐらいヨメバレは避けたい…
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