« 血のトレーサビリティ | トップページ | トップをねらえ!2 »

テト攻勢と安田講堂とオレンジ作戦と浅間山荘とじゅうたん爆撃の映像を背景に、淡々と流れる「なごり雪」とか

(グロ表現あり注意)

 すごく不思議だね。あのころ、といっても私はそこに居なかったが、その映像は、ちゃんと見たよ、デジャヴ?

 ああ、私は目撃したよ、この風景を。この愚かしさと無駄なチカラの使い方は、渋谷スクランブル交差点で、確かに観た、去年。あと、ネット越しだけれども、「クーバク」って下から見るとすごい景色であることも、先週、観た


 目隠しされて、後頭部をAKで小突かれているエイジアンは、さっき見た。でも今テレビ流れている映像はなぜか白黒なんだ。しかも黒いパジャマみたいな服を着ているんだ。

 それも見たよ、ついさっき。家族を殺されて泣き叫ぶ老婆、有名な映像だね。でもどうして顔を覆っていないんだろうね、あっちの女性はそうする慣習じゃぁなかったっけ? どうしてアオザイ着ているの?

 焼け爛れた肉も、削がれた耳も、腹腔からはみ出す腸も割れた頭蓋骨の傍らのミソも、見たよ。赤ん坊を殺され、妻を殺され、父母を殺され、家だった場所にうずくまる男を見たよ、写真でね。

懐かしいね、でも昔の話だし、遠い国の話だね

 いま、「音楽のある風景」というCMのような番組のような深夜放送を見ながら書いてます。昔日の映像とともに60-70'sのヒット曲が流れています。


  • 「なごり雪」イルカ
  • 「卒業写真」ハイ・ファイ・セット
  • 「心の旅」チューリップ
  • 「我が良き友よ」かまやつひろし
  • 「神田川」かぐや姫
  • 「季節の中で」松山千春
  • 「おきざりにした悲しみは」よしだたくろう
  • 「一本道」友部正人
  • 「あゝ青春」トランザム
  • 「22才の別れ」風
  • 「『いちご白書』をもう一度」バンバン
  • 「傘がない」井上陽水
  • 「花嫁」はしだのりひことクライマックス
  • 「あの素晴らしい愛をもいう一度」加藤和彦と北山修
  • 「風をあつめて」はっぴいえんど
  • 「イメージの詩」よしだたくろう
  • 「風」はしだのりひことシューベルツ
  • 「イムジン河」ミューテーション・ファクトリー

いくつかは、確かに、聴いたことある

  ヘルメット+マスク+傘で催涙弾をよける
  安田講堂から流れ落ちる、火炎瓶の炎


     焼け爛れて絶息しかけの女性(?)
     家族を失い呆然とする老婆

  腕を組んで、輪になって、たぶん「ラブ&ピース」と叫ぶモブ
  ホコテン

     まるでオモチャのようにバラバラと落ちてゆく焼夷弾
     白骨の樹林

  ホットパンツ/ミニスカワンピース(フリーセックスだっけ?)
  ハチマキしているミシマユキオ

人ゴミに流されて、変わってゆくアタシ。

でも、

遠くで叱ってくれるあなたは、もういない。

繰り返すの?
オレはゴメンだね
--

このエントリーをはてなブックマークに追加

|

« 血のトレーサビリティ | トップページ | トップをねらえ!2 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: テト攻勢と安田講堂とオレンジ作戦と浅間山荘とじゅうたん爆撃の映像を背景に、淡々と流れる「なごり雪」とか:

« 血のトレーサビリティ | トップページ | トップをねらえ!2 »