スタジオジブリ「耳をすませば」好きな人なら、きっと気に入ってもらえる一冊
を、ご紹介します → 十一月の扉(高楼方子)
北の街、季節は十一月。
「十一月荘」で暮らし始めた爽子(そうこ)の2ヵ月間を、「十一月荘」を取り巻く人々とのふれあい と、淡い初恋を通して丹念に描く。
読むと、なんともいえない懐かしさが。中学生だった頃。人から良く見られたいといつも背伸びしてて、他人には優しいのに、親には妙に冷淡な態度を取ってたあの頃、なつかしい…
リアル女子小学生/中学生/高校生が読んだら、「下宿生活」に憧れるだろうなぁ…。現実はかなり違うのだけれども。 いきつけの図書館でこの本を抱えた中学生ぐらいの女の子を見た。知らず知らず微笑んでいた。
最後に。この本を紹介していただき、ありがとうございます。
>関心空間の morinoさん
あ、一言忘れてた。これは女の子向けだと申し添えておきます。三十路のオサーンが読んだらキモいかもな(自嘲w
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2004/3/19追記
自分がいかに分かっていなかったのを思い知らされた記事「耳をすませば」を観て自殺を発見。どつかれて目が覚めた思い。
ありがとうございます > chromeさん
翻ってこの本(十一月の扉)について付け足してみる。
お話の外郭は「耳すま」にそっくりなものの、出てくる人々は結構痛いです。
- いまどき結婚しないかもしれない症候群
- 家が気に入ったという理由だけで、下宿生活したがる中2女子
- (理由も無く)結婚を続けることができずに、女性だけの共同生活に逃げ込んだママと子ども
イタすぎることは言われなくとも分かってる。痛いんだけど、そんな自分と折り合っていこう、という話→十一月の扉
両 者 は ぜ ん ぜ ん 違 う 罠
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