失敗した国家について、二つの明確な基準があります
以上「2004/3/9朝日新聞:カラシニコフ 銃・国家・ひとびと」より引用
この連載記事は、「カラシニコフ」をキーワードに各地の内戦(とその結果)をレポートしています。カラシニコフ銃(AK-47)の優れた性能の説明と、シエラレオネ内戦時の「あしなえ」エピソードが強く記憶に残っている。
先ずAK-47について、秋山東一さんのblogより引用する。
連載の受け売りだが、AKは扱いやすい、水に強い、部品が少ない、極めて優秀な殺傷道具だという。おかげで女性でも子どもでも扱える。実際にシエラレオネ内戦時には少年や少女の兵士が戦闘に参加し、この銃で殺戮を行っていたという。
(シエラレオネ内戦時)反対派の手足を切断する「てなえ」、「あしなえ」を行っていたことが分かった。抹殺するのではなく、人工的に身体障害者をつくりだすことで、敵対する派閥の生産性を下げることが目的らしい。
そうして「失敗した国家」ができあがる。
この「失敗した国家の基準」は、日赤九州国際看護大学教授の喜多悦子さんが定義している。
彼女が連名で報告したレポート国際協力研究「無償資金協力に考慮すべき因子」(pdf形式)は、有限なODA資源を途上国地域へ割当てる上での選定基準(criteria)を考える上で、有用だと思う。この件に関心がある方はこのレポートの「図-1小児の高死亡率の3つの段階モデル」と「図-3要請ベースの無償資金協力モデル」を見ることをおすすめする。
また連名翻訳本として「経済開発とエイズ」がある。読んでみようかな…
とりとめもない話になってしまった。この話題について、私の中で方向性すらつかない。ましてや結論などつけることもできない。引き続きヲッチします(とお茶を濁す)。
最初は「失敗した国家の基準」をメモりたかっただけなのに…
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