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本を読もう

Sugohon2

父から貰った言葉で、今も大切にしているのは、「本は待っていてくれる」である。

本は、読まれることを待っている。無理強いせず、辛抱強く、わたしが戻ってくることを待ち続ける。これが、テレビやネットだと、目まぐるしく変化し、見ること・反応することを強要する。

本は、何もしない。わたしが集中することを、静かに待っていてくれる。

そして、これは読書猿さんに教わった、「同じ本を読む人は遠くにいる」を大切にしている。

ただ一人、ページと向き合うとしても、同じ本を読む人は遠くにいる。これは、物理的な距離という意味でも、時間的な隔たりという意味でも然り。本に取り組んでいる限り、けっして孤独ではない。

本は、わたしを繋げる。同じ本を読む人と、時空を超えて繋げてくれる。

最後に、わたしから伝えたいのは、「わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる」

2どんな本を読めばいいのか。人生は短く、読む本は多い。積読山を崩しているうちに人生終わる。だから、”それ” を読んだ「あなた」を探そう。探し方は、[この本] に書いた。

人生は短い。

だから、画面を閉じて、ページを開こう。だいじょうぶ、本は待っていてくれる。本に向き合う限り、必ず誰かと繋がっている。そして、あなたが知らないスゴ本は、きっと誰かが読んでいる。

本を読もう。

スゴ本

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コメント

本で紹介された本をぐぐり、ポチポチしてます。
早速、古本価格八千円とか出てきまして、本に書いてある通りだなとニヤニヤしました。ですが、八千円の絶版本を買うか、千円の類似品を買うかの選択を迫られたら、人は千円の方をポチってしまうのでは……と。

私が読んで、最も興味深かったのは、「怒らないこと」です。私も怒りに囚われていた事があり、そこから抜けたいと思い、本を買いました。管理者様の怒りの体験、自分もしました。しかし、この本は読んだことはありませんし、題名も初めて知りました。
「怒らないこと」をAmazonで検索しましたら、私が過去に買った類似品が、いくつか関連ヒットしました。
ブッダの教えで怒りを収めるという本は、世の中にたくさん出回ってるからでしょうね。
私は、「怒らないこと」ではなくて、他の本で怒りを収めようとしたわけです。しかし、その怒りが治まったかと言えば……
つくづく自分の本の探し方に呆れました。Amazonでトップに来る本ばかり買って、失敗したのだと。千円の類似品ばかり買ってたということです。
この素晴らしい「スゴ本」との出会いを大事にして、休日は「怒らないこと」を読みます。自分の人生のために。
ありがとうございました。

投稿: 関西人 | 2020.05.02 02:27

>> 関西人さん

ありがとうございます! 紹介した本に興味を持っていただけるのは、至上の喜びです。

ただ、気になるのは、わたしが紹介した本が、関西人さんにとってのスゴ本になりうるかどうか、分からないという点です。わたしにとっては間違いなくスゴ本ですが、関西人さんには合わないこともありえます。

たとえば『怒らないこと』ですが、その源をたどっていくと、シャカやセネカに行き着きます。そして、関西人さんが「類似品」とおっしゃる本も、おそらくシャカやセネカとつながっていると思います。その類似品も、教えとしているところは、同じであり、切り取り方や紹介の仕方が違うだけのような気がします。

そのため、『怒らないこと』こそが古今東西のマスターピースであり、これさえ読めば怒りのない人生を得られると思われてしまうと、「なーんだ、類似品と同じだった」という感想になってしまうかもしれません。

あくまで、わたしの人生にとってのスゴ本なので。

では、関西人さんにとってのスゴ本は? というと、『怒らないこと』から得られた感想を抱きつつ、その本について言及している人をネットで探す……という、スゴ本の本で紹介した探索法をしてみると良いかもしれません。

投稿: Dain | 2020.05.02 09:12

お返事、ありがとうございます。
おっしゃる通り、その類似品は釈迦に辿り着きます。同じ方向で書かれた本です。自分がたまたま「怒らないこと」を読む機会がなかったわけです。でも、文字通り私が知らないスゴ本はあなたが読んでるかもしれないということでした。ご紹介いただけなければ、私はDainさんとは違う釈迦に書かれた本を読んでいたわけですから、本当に感謝しています。
探索方法ですが、まさにこのサイトが自分に合ってると思いました。数年前にDainさんのサイトを見つけてから、今に至るまで何十冊も購入してます。特にレトリック分析につきましては、あれを読んでから関連本を買うなどしてます。まずは、スゴ本に書かれた本(怒らないこと等)を読んでみたいと思います。ありがとうございました。

投稿: 関西人 | 2020.05.03 18:05

>>関西人さん

ありがとうございます! わたしの記事を元に読書の幅が広がっていく様子が分かり、とても嬉しいです。

「これさえ読めばOK」みたいに解釈されていないようなので、安心しました。関西人さんとお話ているうちに、『ゆるす言葉』を思い出しました(書籍には入れていなかったはず)。もし『怒らないこと』が合うならば、これも合うと思います。

こころの保険『ゆるす言葉』
http://dain.cocolog-nifty.com/myblog/2010/04/post-45b4.html

投稿: Dain | 2020.05.04 09:36

はじめまして。ブログも拝見させていただいていますが、本書も買わせていただきました。胸に痛いことも多かったのですが、今まで手に取っていなかった本ばかりで勉強になりました。特に、図書館の下りは面白かったです。わたしは4歳児の育児をしているので、育児書の項は興味深かったです。死とセックスの教え方、わたしも悩んでいたので早速「死を食べる」を購入してみました。わたしにとっての死というものの学びにもなるのではないかと思いまして。その他の本も図書館が開いたら検索して読んでみたいと思います。そして、これこそはと思ったら買ってみます。ありがとうございます。

投稿: 雪隆 | 2020.05.11 08:11

>>雪隆さん

おお! ありがとうございます。育児本は本当に多種多様で、書店に行っても、それだけで専用棚ができているくらいです。「正解なんて無い」ので、自分にとってベターなやつを図書館で探すのが吉だと思います。開館したら、たくさん借りてみましょう。

それでも、「死とセックス」については、わたしの選書がベストに近いと思います。本には書いていませんが、あそこに挙げている書籍にたどり着くまでに、それこそ山のように借りては返してを繰り返したエッセンスなので……

投稿: Dain | 2020.05.11 09:47

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