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B&Bで読書会する至福について

 時を忘れる書店がある。

 ひとたび店に入ると、あっという間に時が経つ。なぜか膝がガクガクするなぁと思ったら、3時間立ちっぱなしだったとか、昼に入ったのに、気づいたら外が真っ暗だったとか。あるでしょ?

 絶妙な選書と並べ方に惚れ惚れしながら、眺めて触れて試して読んで、ひたすら書物の森を遊ぶ。既読本の両隣のタイトルに惹かれて散策していると、ずっと探してた一冊に出会える(しかも目にしてはじめて、ずっと探していたことに気づく)。同じ棚を再度めぐっていると、さっき見落としてた重要な作品が飛び込んでくる。

 そんな書店の一つに、B&Bがある。下北沢にある、「ビールを飲みながら本が読める」ちょっと変わったお店だ。丸善や紀伊國屋を見慣れている目からすると、小さなお店だ。だが、こっちの方が愉しい。選書のセンスが素晴らしく、探すというより惑う、既知の検索というより未知との遭遇が期待できる、「わたしが知らないスゴ本」が待ってるお店なのだ。

 そこで読書会したら愉しかろうとやってみたら、至福この上なかったので報告する。スゴ本オフの特別編なり。

 一般的な読書会だと、課題本を決めて、それを読んできて、皆で感想を言い合うという場だけれど、スゴ本オフはテーマだけ決めて、それに沿ったお薦め本を紹介しあうオフ会だ。最新情報はfacebook「スゴ本オフ」にある。

 ところが今回は、「課題本なし」「テーマなし」なのだ。唯一の条件は、「B&Bで見つけたお薦め本・読みたい本」になる。既読のオススメを見つけたら、それを紹介しても良いし、未読だけどこれ読みたい! という本についてしゃべってもいい。「なぜその本が気になるのか?」を伝えようとすると、必然的に自分が何に興味があり、何に知的欲求が刺激されるのかを語ることになる。

 これが、めちゃめちゃ、面白い。

 参加される方の「好き」が如実に本に現れている。その「好き」を取っ掛かりとし、自分の興味につながってくる(嬉しい)。同じ書店の同じ棚を見ているはずなのに、掘り出してくる宝がぜんぜん違う(楽しい)。「これ好き!」の熱量が伝わってきて、知的欲求が飛び火して、自分も読みたく欲しくなる(面白い)。

この棚は魅入られる
01

並べ方に物語がある
02_2

渋い選書。開いているのは内田百閒『東京日記』
03

泥酔文学の金字塔!
04

バベットの晩餐会は映画も観たい
05

こうの史代さんの名著が!
06

同じ棚を見てたのに『南極建築』気付かなかった
07

ヤマケイ文庫の『くう・ねる・のぐそ』は大ウケ!(これは読む!)
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コリン・ウィルソンがこんなの書いてたなんて!
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 物理的な2時間が、感覚的には1瞬だった。ご参加いただいた皆さま、ありがとうございます。お店を借り切って、ワイワイしながらブックハンティングするので、10名ぐらいという規模になるので、シリーズ化してもいいかも。

またやりますぞい。facebook「スゴ本オフ」を要チェックや!


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