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スゴ本オフ@カドカワのお知らせ(参加者募集中)

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 オススメ本をもちよって、まったり熱く語り合うスゴ本オフ。新潮、ハヤカワと続いて、今度のテーマは「角川文庫」になる。twitter と facebook のスピードが早すぎてblogが追いつかない。入口はここから→大人の事情付きの「角川文庫さんシバリのスゴ本オフ」だけど、招待制になりました。ご希望の方は「参加したい!」と告げてくださいませ(初心者枠を設けましたぞ)。やすゆきさんの「大人の事情で「角川文庫さんシバリのスゴ本オフ」を6月23日にやります。」もあわせてどうぞ。

  日時 2012年6月23日(土) 17:00~23:00
  場所 恵比寿
  参加費 3,000円

 「スゴ本オフ」の雰囲気を、思いつくまま並べてみる。コンセプトは、Book Talk Cafe、(お酒も出る)カフェで、本を片手に、ユルくアツく語る場だ。

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  1. 一言でいうなら、テーマに沿ったオススメ本をもちよって、プレゼンする読書会。最後はブックシャッフルといって、本の交換会をするよ
  2. プレゼンへのツッコミ歓迎。「その本が良いならコレは?」や「むしろワタシはこう考える!」といった応答は、「わたしが知らないスゴ本」を知るチャンス
  3. 会場に着いて受付を済ませたら、持ってきた本をディスプレイしよう
  4. お土産があると喜ばれます(受付で清算するのでレシートを忘れずに)。必ずしも全員分準備する必要はなく、早い者勝ちorじゃんけんバトルで決します。ただ、あまり高くつくのも大変なので、2000円ぐらいを上限にどうぞ
  5. プレゼンは5分くらい、自由に語ってくださいませ。「この本のココが好き!」や、「この本で考えさせられたところ」とか、「この本に出合ったときのワタシ語り」もOK 必ずしも、「紙の本」でなくても良い。青空文庫を Sony Reader でプレゼンした人もいるし、iPad で電子書籍を紹介するのもあり。本じゃなくって、CDやDVD、ゲームソフトもあり
  6. 開始~終了の拘束は無し、遅れて参加~早めに退出もOK。最初はオブザーバーで「ちょろっとだけ見る」のも吉。ホントに「見てるだけ」だと寂しいので、ワイワイの輪に混じってくださいな。「プレゼンは勇気がでてから、それまでみんなと歓談してます」が最初のステップかな(すぐに飛び越したくなるでしょうが)
  7. twitter実況をやったり、会場によってはUstreamに流したりします。顔出しNGの方は映らないように配慮します
  8. ブックシャッフル(交換会)は「あみだくじ」と「じゃんけん」がある。昔は「あみだくじ」でちまちまやってたけれど、集まる本の数が半端ないので、「これ欲しい人~!?」→立候補者がじゃんけんで決めてる
  9. ブックシャッフルする本は、「放流」なので、基本あげちゃう。秘蔵本なので放流できませんという方は、プレゼンだけもOK。そのときは、放流用に別の本をご用意くださいませ
  10. 初参加の方に意見を聞くと、「すごい読書家がウンチクを傾けあう会」というイメージがあるみたい←かなり違う。「その本がいかに好きか熱っぽく語らう場」が近い(酒も入るし、ヒートアップするし)
  11. むしろ、あんまり本は読まないけれど、どんな面白い本があるのだろう?という方が宝探しするのにピッタリ。「○○みたいな話が好きなのですが~」と振ったら、ダイレクトな打ち返しが山とくるはず。ここはネットと違って生々しく即応しますぞ、わたしも
  12. 本に出会う場でもあるし、人に出会う場でもある。わたしが知ってるスゴい本を「好きだ」と言う人がいたら、やっぱり気が合うもの。そして、その人が「これも面白いよ」とオススメする「わたしが知らない本」があれば、それはスゴ本確定
  13. 「読書会」というと、本の読み手というイメージがあるけれど、ここは違う。編集者や作家、デザイナーといった本の作り手や、書店員、図書館員、電子書籍の仕掛け人といった本の送り手など、さまざまな立場の人が集ってくる。「中の人」の意見は一味もふた味も違うぞ
 今回のテーマは「角川文庫」。スニーカー文庫とかルビー文庫だけならまだしも、メディアファクトリーや電撃文庫など、いわゆる「カドカワ・グループ」で考えるとえらいことになるので、どこまで限定するか(またはしないか)は、絶賛検討中…というか、ラノベ限定の会をやりたいねぇ

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ミステリとして食う「ハムレット」

ハムレット 「死ぬまでに読みたい」シリーズ。有名すぎる復讐劇だが、これをミステリとして読むと、緊迫した心理戦になる。

 WhodoneitやHowdoneitは隠しようもなく描かれてしまっているから、Whydoneitを考えなおす。台詞の表層を裏読みし、一貫した別の動機をあぶりだす。ポイントはここ→「父の亡霊を信じたか/信じなかったか」この二択のどちらを選ぶかによって、王子ハムレットの台詞が、まるで違う様相を帯びる。「善いも悪いも、考えひとつ」と、価値観の相対性をうそぶくハムレット自身に、同じ相対性をつきつけるのだ。

 もちろん流して読めば、父の亡霊から陰謀を知り、復讐に燃えるハムレットの葛藤の話になる。だが、二度読みされる方は、「亡霊を信じない」ハムレットという目で見るがいい。

 すると、彼の葛藤は、母を奪った叔父への嫉妬が生んだ幻想になる。父の葬式と母の結婚式という、受け入れがたい現実を説明する物語の語り部として、亡霊が生まれたと考える。そして、最初は自ら(の精神)を疑っていた目を、次第次第に叔父に向け、劇中劇という罠を仕掛ける。結果からすると、"幻想の亡霊"が告げたことは真実なのだが、そこへの過程が捻れているわけ。

 いや、亡霊は他の連中も見たんだから「いた」んだよ、というツッコミは有り。だが、亡霊を信じられない(でも信じたい)と苦悩していたとするなら?「しゃべらずにいれば、言葉は自分のもの。しゃべってしまえば、他人のもの」の諺のとおり、しゃべらずに(しゃべれずに)疑惑を抱え込んだまま彷徨っていたとするならば?

 そして半ば信じ、半ば疑いながらクライマックスへなだれ込む。すべてが明らかになるのは、明らかに手遅れとなってから。

 おまけ。岩波文庫ハムレットで、注釈のありがたさ(と時代性)を思い知る。世相としての「厚底ブーツ」が引き合いに出されるのを見ると、時代は急速に変わっているなぁと感じさせられる(今では絶滅種)。また、注釈「求愛行動を戦争用語で表わすのは、この時代の常套。女は城、求愛をする男は城攻めの敵軍のイメージ」を読むと、あの有名な2ちゃんねら名言を思い出す。男女の普遍性なのか、それともインテリねらーだったのか、想像すると笑える。

  童貞ってなんで馬鹿にされるの?

    処女:敵の進入を許したことのない堅城
    童貞:敵の城を攻めたことがない兵士

 次は、光文社のQ1や白水Uも照らしてみよう。

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