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公務員はおいしい

 小学生の息子に訊いてみる、大きくなったら、何になりたい?

     「カスガ!」

 …息子よ、こないだは「キタジマになる!」だったろ?その前は「宇宙飛行士!」だったし、「お笑いで天下奪る!」っておまえどんだけ死屍累々の山が… グチを垂れても仕方ないので、嫁さんに相談すると曰く、

     「公務員!」

 えー、安月給だし夢がないし、なによりも仕事つまんなくない?

     「安泰だし、夢はアフター5でかなえろ、仕事を面白くするのは本人次第」

 ごもっとも… ということで、「公務員」という立場を調べてみる。幸か不幸か、わたしの進路選択肢には「公務員」は無かったので、よく知らないんだ。世の人のイメージでいうなら、「公務員はおいしい」そうだが、本当だろうか――

おいしい公務員生活マニュアル 本当だった。公務員は、おいしい。「おいしい公務員生活マニュアル」によると、手厚い手当て、充実した福利厚生、なによりも一生安泰な生活が待っているそうな。その一方で、単調な仕事、世間の評判の表裏、妬みと嫉みと足のひっぱりあいが紹介されている。

 たとえば、特別昇給制度。「お手盛り退職金」のことやね。退職時のランク(号俸)に対し、勤続年数に応じた支給率を掛けて計算するため、「ランク」にゲタを履かせることで、退職金をかさ上げできる。勤続30年以上で、俸給額が56万と仮定すると、退職金は3,000万を超える…でもこれって、廃止されたんじゃなかったっけ?と思うのだが、あにはからんや、廃止されたのは国家公務員の話で、地方自治体はバラバラらしい。上手な抜け穴を見せ付けられると、「おいしい」ことがよく分かる。

 あるいは、20日間の有給休暇。時間に換算して、480時間の有給休暇があるという。裏技を使えば、勤務時間を短縮できるという。つまりこうだ、勤務日の265日は、母親の介護に必要だと強弁して、一日一時間ずつ年休を取り、一時間早く帰れるというのだ。介護というのはウソで、実は資格学校に通っていたという。そして、残り215時間は日数計算で9日間、これに認められた3日間の夏季休暇を加算して海外旅行に行くのだそうな。

 さらに、身内の家を借家にして、全額家賃を浮かして、さらに住宅手当をもらうワザが紹介されている。カラクリはこう、義弟の別宅を借りて、本来はタダなのだが、いったん家賃を6万円払うことに。形式的に払って、あとでバックしてもらう。で、県庁からは最高額の2万7千円を住宅手当でもらい、貯金にまわすのだ。チェックの甘さが「おいしさ」につながっているんだね…

 「おいしい」話ばかりではない。完全年功序列で努力する気が完全に潰えている現場とか、連帯責任で束縛される自由とか、あるいは、「税金ドロボウ」という罵倒に「オレだって税金とられてる!」と言いたくなる…等など、公務員の怨み辛みもかなりのもの。

 このテの話になると、必ずといっていいほど、激務をこなす公務員の話題が出てくる。もちろんウソではないだろうし、サービス残業が日常という部署もホントだろう。霞ヶ関不夜城は伝説ではない。

 しかし、だからといって、「おいしい公務員」の存在を否定することにはならない。これは、ピンキリの話。本書によると、全国の公務員の数は432万人で、毎年7万人が採用されているのだ。当然、キツいのもあるし、ラクなのもあるだろう。そして、「おいしい」のがデフォルトかと。旨みがあるからこそ、こんな本が出まわるのだから。詭弁のガイドライン「極端な反例」の良例だね。同時に、このテの話をするとき、聞き手には必ず公務員が混じっていることを忘れてはならない。

 だからこれ、リアル公務員が読んだら怒るんじゃないかと思うのだが、最初にこう断り書きがしてある→「この本は決して公務員の生活を揶揄するために書かれたものではない」。しかし、上記の裏技暴露とか、出世の三大原則「遅れず・休まず・仕事せず」を見るにつけ、本書は非公務員サイドからのからかいが現れている。

 「公務員生活はおいしい」ことは分かった。どうだ息子よ、おいしい公務員、やってみないか?

     「ゴチになります!の岡ちゃんになりたい」

 息子よ、「おいしい」を履き違えているぞ。

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コメント

これを見ると公務員バッシングが高まる感じですね。

>あるいは、20日間の有給休暇。時間に換算して、480時間の有給休暇があるという。

当方は地方公務員ですが、国家公務員の就業規則に準じていますので間違いであります。
有給の取得単位は時間単位。1日の取り扱いは、8時間です。このため全部を時間で消化しようとしても、160時間しかありません。

国家公務員なら人事院規則に、地方公務員なら各自治体の例規類集に掲載されています。

全部確認できますよ。確認してから掲載を

投稿: hiro_k | 2009.07.15 14:45

自己レスです。
最近は時短されて、7:45が一日の単位でした。

投稿: hiro_k | 2009.07.15 14:49

>>hiro_kさん

  >7:45が一日の単位

教えていただき、ありがとうございます。規則や例規を確認してから掲載していると来年になるので、本書の85頁を再確認したところ、一日を24時間で換算しているようです。表向きの規則はともかく、「毎日一時間の有給休暇で265日消化し、あとは海外旅行」という裏技があるようです。残念ながら、どこの自治体かは明記されていませんでした(あたりまえ、といえば、あたりまえなのですが…)。

これを読むと、マジメに公務員やってる人がいる一方で、制度を悪用して旨い汁をすすっている公務員もいることが、よく分かります。で、そういう人たちに言わせると、「他にもおいしい思いをしている連中がいるのになんで俺だけ」という反論(?)が。

そして、マジメにやっている公務員がますます報われないことに…

投稿: Dain | 2009.07.15 21:21

マジメにやってる公務員なんていません。

投稿: akira | 2009.07.15 21:46

>>akiraさん

そうですか…
わたしが役所窓口で見る公務員は、マジメにやっているように見えます。ピンキリのどこを見るか、という話ではないかと。

投稿: Dain | 2009.07.16 06:57

教育公務員は毎日ド激務ですよ
朝は7時半には出勤しておき、休憩の時間はほぼ一分もなく
6時半頃まで拘束。土日祝日は試合や部活で出勤。
夏休みらしい休みもなく、研修会や部活で9割消える。
この時間に加えて、毎日授業考えて、親の相手して、不登校児の世話をして。

公務員と一括りにしないでいただきたいな。

投稿: JRO | 2009.07.16 08:47

手当支給の認定業務をしているが、住居手当の虚偽申請はよっぽどうまくやらない限り年に1回行う現況状況報告で見破られてしまう。個人的には通勤手当の虚偽申請の方がはるかに楽だと思う。みんなやってるし。自宅が職場から2km未満で通勤手当が出ない俺は徒歩通勤で涙目。

投稿: | 2009.07.16 23:02

うわぁ…これはひどい(管理人が)。

〉詭弁のガイドライン「極端な反例」の良例だね。

ってゆーか、有給休暇1日=8時間という制度なのに、「仮に24時間として試算すると」なんて言い出す時点で、あり得ない仮定を前提にして論を進めるという「詭弁のガイドライン」そのものなんだけどね…
公務員憎しで、冷静な判断ができなくなっちゃっているのかな?
「やつらは、楽してズルして、おいしい思いをしているはずだ!絶対!」
って凝り固まっちゃっているみたいだし。
なんていうか、「コミンテルンの陰謀」「フリーメーソンの陰謀」「ユダヤ財閥の陰謀」を、まじめに主張されたみたいな、もにょもにょした感じが…

投稿: またまた御冗談を | 2009.07.16 23:07

こういう話題に肯定的な公務員はあまり見ないですよね。
まあ自分を不幸だと思って生きてる人は結構多いですからね。
公務員も例外ではないといったところでしょう。

投稿: ASOU | 2009.07.16 23:58

>>JROさん

  > 公務員と一括りにしないでいただきたいな

その通りだと思います。ひとくちに「公務員」といっても、ピンキリですね。国Iキャリアで激務の人は、9時26時が「普通」で、泊まりもしばしばとか――で、給与の話をすると涙目。しかし本書では、そんな苦労をする話はほとんど見受けられませんでした。忙しいところとそうでないところがあるのは、公務員に限りませんが、両極端なのも事実なのでしょう。


>>名無しさん@2009.07.16 23:02

現況状況報告があるんですか…
どれくらいチェックが厳しいかは、場所にもよるのでしょうか。さまざまな手当てがあるようですが、「徒歩手当」なるものはあるのでしょうか…


>>またまた御冗談をさん

おっ!めずらしく真っ向から反論いただき、ありがとうございます。わたしがうまく伝えられなかったため、カン違いされているようなので、改めて説明しますね。

  > 有給休暇1日=8時間という制度なのに、「仮に24時間として試算すると」
  > なんて言い出す時点で、あり得ない仮定を前提にして論を進めるという

これは、「あり得ない仮定」ではなく、本書の85頁に書いてあった事例です。書いてあることを盲信するつもりはありませんし、「有給=8時間」なるものも常識としてわきまえています。 しかし、そうしたルールの斜め上の解釈や運用がなされていることが「裏技」として詳らかにされているのが本書なのです。このエントリから、「公務員憎し」しか読み取れないようでは、わたしの文章も、まだまだですな(w


>>ASOUさん

  > 自分を不幸だと思って生きてる人は結構多いですから

確かにそのとおりですね。その方がラクなのかもしれません。ネットなど「外から見える」メディアは否定的なものとして捉えられていますが、親族や身近な人からもれ聞こえるクローズドな輪だと、また違った一面が見えるのかもしれません。

投稿: Dain | 2009.07.17 01:43

知人で、大阪在住の四十代後半の教員(教諭)がいるんですが、ま~酒飲みですわ(笑)。確かに忙しそうですな。だってオバちゃんの口癖のように、忙しい忙しいって言うもんで…。まー退職金ホボゼロ円&無保証な私からすれば「何が?」って感じですな、アハハハ。

その癖、酒は毎晩のように飲みに行っておりすぞ、そ奴
は。ヒェ~な男です(泣)。飲み1番、仕事は2番みたいな(笑)

要は「不毛な仕事」を彼(公務員)自ら作り出していると私は解釈しています。

大阪府教育委員会に、東京杉並区で校長をしていた元リクルートの藤原さんが招聘されたそうな。で、まだ藤原さんが大阪に来るなんて誰も考えていなかったとき、私は、その呑み助に「元リクルート出身の校長が東京の公立中学で豪腕をふるってるぞ」って言ったら、彼曰く「知らん!」と言い捨てよった。これがTHE保守的公務員のダメな所かも。

人間、心底嫌なら辞めます。でも民間行っても?っーことでしょ。ズルイから辞めない。不毛な仕事内容で雇われる(退職金3千万円くれる)会社なんて、無いもんね。そ奴1名の年収が約7百万円。「そんなら、350万×2名雇った方がいいだろ?」と冗談で言ったら、かる~くキレてたのが印象的でした(汗)

投稿: シュークリーム | 2009.07.17 09:17

つhttp://blog.livedoor.jp/mamenogu/archives/902940.html

114 名前:名無しさん@十周年[] 投稿日:2009/07/15(水) 20:31:16 ID:nyY1aPa20
お金足りないって言うけど・・・

都道府県職員 年収ランキング

1位 神奈川 799.6万円
2位 愛知 799.4万円
3位 兵庫 768.2万円
4位 東京 761.4万円
5位 京都 761万円
6位 大阪 749万円
7位 埼玉 739万円
8位 千葉 737.4万円
9位 静岡 733.7万円
10位 長崎 732.7万円
11位 奈良 728万円
12位 滋賀 727.8万円
13位 徳島 720.7万円
14位 石川 715.2万円
15位 栃木 712.9万円
????????????
サラリーマン 435万円
国家公務員 663万円


これ、どう言い訳すんの?

125 名前:名無しさん@十周年[] 投稿日:2009/07/15(水) 20:34:57 ID:o4jTF1N7O
≫114
それだけ大変なんだよ。
民間には理解出来ないだろうけどね。

130 名前:名無しさん@十周年[] 投稿日:2009/07/15(水) 20:35:54 ID:K0T5JTRl0
≫125
そりゃないわw国家公務員より高いってw

138 名前:名無しさん@十周年[sage] 投稿日:2009/07/15(水) 20:37:09 ID:mAPvUPMW0
≫125
役所の連中と仕事すると手際悪過ぎで無駄な時間取られるんだけど、
前もって段取り決めておく事すら出来ないくらい大変なの?

160 名前:名無しさん@十周年[] 投稿日:2009/07/15(水) 20:43:35 ID:FxBY7PoS0
≫138
建築関係なんだが

官僚の知り合い = 死ぬほど激務。民間の設計事務所並かそれ以上。戦士。
県庁の知り合い = 結構忙しいとまぁまぁ暇がいる。
市役所の知り合い = 言ってることがのんきすぎる。定時に帰る話しか聞かない。

178 名前:名無しさん@十周年[] 投稿日:2009/07/15(水) 20:47:03 ID:ksEFrvdF0
≫160
その通りだね。官僚、特にキャリアは信じられない量の仕事をこなし、
身を粉にして働いている。午前様なんて毎日だし、、

それを叩くマスコミはどうかと思う。恐らくアメリカの情報操作だ。
日本の国はキャリア(特に若手)で持っている。

それに比べると、地方の役場とか、楽で良いと思うぞ。もし、役場の
公務員をみて、若手のキャリアを貶してるなら、若手の官僚がかわいそう過ぎる。

184 名前:名無しさん@十周年[] 投稿日:2009/07/15(水) 20:47:50 ID:2vC5Rr4O0
≫178
町村役場とか極楽だろうなあ。

投稿: | 2009.07.19 09:08

M菱の官公庁向けのシステムの見積もりは民間相手の2倍になる上に、工夫して省力化しても人手が余るという理由で意味の無い手間がかかるように作り直させられるようです(笑)

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大人数を管理するためにルールを決める必要があるわけですが、完璧なルールは作れない。
ルールの穴を使って金や時間をごまかして取得する手段が存在するのも仕方がない。
ただ、ごまかしで利益を得たら、本人が自分をおとしめてしまうことになると思います。誰にも気づかれなくても自分は知っている。
そして自分を正当化するためにいろいろと無理をしなくてはいけない。
結果的に自分自身が辛い目にあう(自覚の有無の違いはあるでしょうが)

投稿: 柊 | 2009.07.19 10:38

>>名無し@2009.07.19 09:08さん

>>125 の、

  それだけ大変なんだよ。
  民間には理解出来ないだろうけどね。

が真なのだと思います。
ただ、ぜんぜん違う質量の仕事が、同じ「公務員」という尺で図られ、同系統の給与体系で報われていることが、問題の本質なのでしょう。


>>柊さん

  > 省力化しても人手が余るという理由で意味の無い手間がかかるように
  > 作り直させられるようです

穴を掘って穴を埋める仕事が、システム化されているのですか…まさに組織ぐるみですね。傍から見るとどう見ても、ごまかしでうまい汁をすすっているようにしか見えないことを、「おいしい」とか「マル特裏技」といった書き方で紹介されています。規則の「超」拡大解釈は、その部署なり組織の中で「普通化」しているようです。これだと、やっている本人が後ろめたいとか、正当化したいという自覚がないでしょう。文字通り、

     み   ん   な   や   っ   て   い   る

のですから。「ルールから外れている」という自覚は、本書に出てくる公務員たちには、ありません。「どう解釈するのか」という問題のようです。

────────────────────────────────────

ここからは、柊さん向けではなく、一部の外野への反論になります。

「規則に反しているから、本書はデタラメ」という意見がありますが、危ないと感じます。本書で紹介されている事例は、「規則の厳密な適用をせず、解釈の仕方を変えたら、できてしまった裏ワザ」なのです。ですので、「反している」のは、「規則」そのものではありません。「その組織での規則の解釈」と、「規則違反だからデタラメだという人の解釈」が、相反しているのです。

「規則違反=デタラメ」だという人の「常識」はまことに結構なのですが、そういう方が「組織」に入ると、取り込まれます。特に、「オレの解釈と合わないからデタラメ」だと思考を止めてしまうくらい単純な方だと、染まるのも早いです。「なぜ、解釈のズレがあるのだろう」と、いったん立ち止まって観察し、深堀りできるのであれば、

     み   ん   な   や   っ   て   い   る

に取り込まれることはありません。自分の中で一線を引くか、解釈を妥協するか、あるいは、自分が壊れる前に席を立つでしょう。ここで述べた「解釈の妥協」は、自覚的に染まることを意味します。自分が許せる範囲で組織に溶け込むのです。いいか、悪いか、判断するのは「自分」です。「デタラメ」で斬って捨てた気分でいる限り、この判断は遠いです。

投稿: Dain | 2009.07.20 08:23

あー、ごめん。俺ちっちゃい町役場勤務で実名晒すけど。
流石にサービス出勤から帰ってきた所でこういうの読むとへこむわー
一日24時間計算の年休って何?そんなん聞いたこと無いっつーか、都市伝説だろ?「解釈のズレ」どころじゃないって。信頼度でいえばコロタン文庫の幽霊話と同レベルでしょ。昭和の時代ならともかく。
そりゃセクションによって楽な定時組から午前様の部所まで幅広くあるけど、一番楽なとこ切り取って叩かれるとマジへこむよね。給与体系も市町村と都道府県(政令市含む)じゃかなり違うから。年収700万?地方の町村じゃ30過ぎても300万台だってザラだよ。
荒らすようなコメですいません。でも今まで楽しみで見てたサイトがあまりにもステロタイプな釣りに引っかかってるなーと思ったから。いや、釣られたのは俺の方か・・・

投稿: マスダ ダイスケ | 2009.07.20 23:27

毎回読書の参考にさせていただいてます。
実験心理学を専攻している大学生です。

コメント欄を見る限り、公務員をしている人からの反発はかなり大きいようですね。
Dainさんが「例外」が存在していることを認めており、その上で全体としてみたら「公務員はおいしい」と述べているのに、それでも「私は忙しい」「私の給料は安い」との反論(自己主張)が見られます。
頭ではわかっていても、その「例外」の人たちは我慢ならないのでしょうね。

心理学でも社会学でも、導き出せるのは「統計的真理」です。その「真理」は少数の「例外」を無視せざるを得ません。
それゆえ「統計」を受けた論というのは、その「例外」の人たちから大きな反発を受けるのは仕方がないことなのでしょう。「例外」の人たちを怒らせないためにはどうしたらいいのでしょうね…

考えがまとまっていませんが、コメント失礼しましたm(_ _)m

投稿: ばむ | 2009.07.21 00:43

>>マスダ ダイスケさん

たいへん申し訳ないです、気分を害されたようで…

ええ、もちろん一日24時間の解釈は都市伝説です。デタラメに決まってるじゃないですか。そして、住宅手当の虚偽申請もありえない話ですし、退職金拡充のための特別昇給制度は完全に潰えています。さらに、裏金・プール金、はフィクションの話でしかありえません──あ、あれ?

思うに、「公務員」の範囲がモノ凄く広いからではないかと。激しく大変な「キツい公務員」がいる一方で、微温湯で旨汁をすする「おいしい公務員」がいるからでしょう。このテの話をすると、必ずズレが生じます。キツい公務員が存在しているからといって、おいしい公務員の存在を否定することになりません。このテの話をする皆がみな、自分の周りの事例でもって、一般化しているのではないかと。本書に書いてあることを鵜呑みにするわけではありませんが、「マスコミ業界はおいしい」や「おいしい銀行員マニュアル」といった本がない理由を、考えてみる必要がありそうです。


>>ばむさん

表立って発言する人は、「キツい公務員」ばかりです。ホントにおいしい思いをする人は、黙して語りません。なぜなら、旨汁で肥えている人は、告白することで「おいしい」機会を逸するかもしれませんから。あるいは、叩かれることが分かりきっていますから。こうした例は、公務員に限らないのではないかと。


投稿: Dain | 2009.07.22 14:24

読んでて思うのですが、どれが例外でどれが標準なのか調査してみないとわからないのではないでしょうか。
 ぱむさんは、反発する人を例外であるとしていますが、反発されている方の方が標準なのかもしれません。 要はどこの食品業界でも食品偽装を行っているし、どこの自動車業界でもリコール隠しを行っているという主張ですよ、この本の言っていることは。それに対して食品業界の人や自動車業界の人が不快に思って、うちはやっていないぞ悪評流すなと怒ると、あなたは例外です。と言われているようなものですな。自分の立場に置きかえて考えて見ましょう。

投稿: | 2009.07.23 21:58

>>名無し@2009.07.23 21:58さん

   > 自分の立場に置きかえて考えて見ましょう

は、その通りですね。「キツい公務員」だけでなく、「おいしい公務員」も一緒に、両方の立場に置き換えてみることは、かなり重要ですね。

ただ、「おいしい公務員生活マニュアル」に、

  > 要はどこの食品業界でも食品偽装を行っているし、どこの自動車業界でも
  > リコール隠しを行っているという主張ですよ、この本の言っていることは

といった主張は見あたりませんでした。キツい公務員がいるのも否定していません。ただ、その一方で、「おいしい公務員生活」はこうだよ、というのが主旨かと。この拙文で本書を把握したとされるのは危ないですぞ。

投稿: Dain | 2009.07.25 22:34

ある事情で、公務員たちと揉め、そこで分かったことは、彼らに「責任」という感覚が欠如しているということです。
他者に迷惑をかけたとしても、それが「悪意のない失敗」であれば、何らの責任も問われないし、当事者自らが責任を感じることもない。
私の場合、民間ならリストラ対象にすらなりうるミス(総額200万円の金額ミス)ですら「すいません」の一言でチャラにされましたから。
そういう意味で、非常にオイシイですよ、公務員は。

投稿: ER | 2009.07.27 01:24

あ、公務員といっても、上記ではいわゆる「お役人」のことを述べています。彼らと接していて、本気で美味しいと感じました。

投稿: ER | 2009.07.27 12:41

>>ERさん

ああ、たしかに。そういう責任感覚の欠如した人はいますね。わたしも似たような経験があります。ただ、それは「公務員」だからなのか、たまさか遭遇した人がそうだったのかは、分かりません。これを親方日の丸体質だからと安易に批判すると、「反」批判がもりもりやってきます。

思うに、「公務員」あるいは「お役人」と呼ばれると、「わたしのこと?」と振り返る人は、かなりの数にのぼるかと。なので、「これはひどい」お役人も、それなりにいるのでしょう。責任を感じる痛覚が欠如している輩です。反面、薄給と激務に耐えていると申告する公務員もいます。まさに「一緒にすんな」というやつですね。

とはいえ、息子の進路に「公務員」という選択肢を提案するつもりです。仕事の大変さは主観が入り込むものですが、キツいキツいといわれる仕事も、(国Iキャリアを除き)「普通に忙しい」レベルに見えます。それなら給料が保証されているほうがよいのでは…などと考えています。

投稿: Dain | 2009.07.28 00:28

かりに公務員の「おいしい」待遇が真実だとしても、なぜその「おいしい」待遇がすべての労働者に保証されるべきだと考えないのでしょうか?

投稿: | 2009.07.30 00:19

無責任でオイシイ思いを続けてる公務員は
確かに少なからず存在します。しかしそういう公務員は
自分が世間からどのような批判を受けようが、
なんとも思わないような人間ばかりです。正真正銘のクズです。

逆に薄給激務に耐えている公務員は、批判に弱いです。
なぜならそんな条件で仕事をしている公務員を支えているのは、ただただ公務員としての「誇り」なんです。
そして公務員批判は、その誇りを木っ端微塵に打ち砕くものです。

まともな人事評価システムが存在せず、どんなに努力しても
待遇面では全く報われないのが公務員。
これで世間からの評価も、仕事をしないクズ公務員と
一緒くたにされ最低レベルとなると・・・

真面目に仕事をするなんて馬鹿らしいと思うようになりますよ。

投稿: aa | 2009.07.30 21:13

はじめまして! hachiro86と申します。
キラワレモノの公務員です。

自分も拙いながら読書感想ブログをやっておりまして、貴サイトも時折拝見させていただいてました。
今回は公務員ネタだったので特に興味深く読んだのですが、そのあとのコメントのほうがすごくて、目が離せなくなりました。

公務員に批判も擁護もあるのはわかります。が、「いろんな人がいるんですね~」じゃ、どうしていけないんでしょうか。

ご自身の実体験を「どこまで一般論として敷衍できるか」については、とても慎重になるべきだと私は思います。「私が接した公務員は」と「公務員というものは」という2つは、同義語ではありません(前者は後者の一部にすぎません)。

この本は読んだことがありませんので、内容には触れません。が、公務員としてというより「本好き」として気になるのは、「誰が書いたのか」「どういう取材に基づいて書いたのか」という点です。

宮村多樫という人は全然知りません。他の著書もなさそう。ただ、この「天才工場」というのは、フリーライターを活用して「売れる本づくり」を仕掛けるのが専門の編集プロダクションみたいですね。出版本のラインナップを見ると、まあ売らんかなの大合唱。1ヶ月後にはブックオフで100円の棚に並んでいるタイプの本ばっかりです。だからといって本書の信憑性を疑うわけじゃありませんが、ね。読んでないし。

ちなみに、公務員バッシングの「名著」といえば宮本政於氏の「お役所の掟」でしたが、彼の本の説得力はひとえに彼が職歴と実名を明らかにして(しかもこの本を書いたことで懲戒免職までされて)旧厚生省の病理を暴いた点にあると思います。

また、最近の公務員本では「実は悲惨な公務員」など山本直治氏のものがバランスがとれています。バッシング系では若林亜紀氏が気を吐いていますね。

ついでに、公務員の生活を描いた小説でお薦めは、篠田節子「夏の災厄」、萩原浩「メリーゴーラウンド」あたり。後者はややぶっとんでますが、事務系公務員の全体像がつかめると思います。

ノンフィクションだと「ごみ行政に消えた命」なんていかがでしょう。息子さんを公務員にするのはやめたくなるかもしれません。

それにしても、明らかに感情的で的外れなコメント(どれとはいいませんが)にまで、dainさんが(いちいち)真摯に答えておられるのには感激しました。素晴らしいです。

ただ、そういうコメントを相手にする時間があれば、もっと「スゴ本」に出会えるのでは? とちょっと心配。ぜひこれからも、いろんな本に出会い、そのおすそ分けを恵んでくださいね!

投稿: hachiro86 | 2009.07.30 22:57

>>aaさん

  > まともな人事評価システムが存在せず、どんなに努力しても
  > 待遇面では全く報われないのが公務員。
  > 真面目に仕事をするなんて馬鹿らしいと思うようになりますよ。

まさにそんなことが、書いてあるのです。
真面目にやっていればいるほど、モチベーションは失われるようです。


>>hachiro86さん

「いろんな人がいるんですね~」であっています。どの組織にも、腐った人と頑張る人がいますから。けれども、「公務員」はものすごい母数なので、腐った人を目にする機会も沢山あるかと("東京は美人が多い"のと同じリクツですね)。

その反面、「そんなの嘘だ、公務員は真面目にやっている」という主張は、「"私は"真面目にやっている」の裏返しのように見えます。わたしの"印象"なのですが、公務員という仕事に携わる人は、真面目な方が多いです。なので、「おいしい公務員」という揶揄(批判?)には、真面目に反発しているのではないかと(hachiro86さんのようなメタ視点は持ちにくいかと)。

本書はライターさんが書いているため、どちらかというと「外側の」情報が多いです。ネタ元は公務員白書でしょう。コラムとして挿入される内輪ネタは、どこかの地方自治体の聞き書きのようです。

それから、公務員本のオススメ、ありがとうございます。鹿沼事件は本になっていたんですね。渋谷の petit angel のように、闇から闇だと思っていました。これは例外の一つでしょう。この一でもって十にするつもりはないです。表立っていないだけで、ホントはもtt ゲフンゲフン


投稿: Dain | 2009.08.01 09:19

いつも楽しく拝見しております。

公務員でまともな人事評価システムが存在しないかというと、どうなんでしょうか。
少なくとも、自分が出向中に見ていたできる人達は、その後順調に出世されて幹部になっていましたし。
自分が奉職中の某省でも、幹部(個室もち)になられている方々の中で優秀な方の占める割合は、幹部以外よりは高いと思います。

お子様の進路の一つとして公務員を考えられているようですが、「おいしい。」と思われているだけで進められるのは止めたほう良いと思います。たとえば公務員の給料が高いとの批判が多いですが、この比較対象の民間企業の給料は総合職と事務職全体での平均で、公務員の場合は原則として全員総合職なので、男性の多くが就職する総合職の給与よりも低くなります。私の場合には、大学(院)卒業後3年目の手取りが月13万でした(地方公共団体出向中)。公務員宿舎(4畳2間+キッチン)が月1万円だったので生活できましたが。今でも大学同期の6割程度でしょうか。
基本的に地方公務員でも多くの場合には国家公務員に準拠して決められるので、大差が無いと思われます。

バブル崩壊後に銀行員の厚遇が責められ、今は公務員で次は何処なんでしょうね?

ではでは

投稿: 竹馬 | 2009.08.10 23:53

有給休暇全部消化出来てる部署なんてあるのでしょうか?
もしいたとしても一握りだと思いますよ。

そのおいしい公務員目指してください。

投稿: | 2009.08.12 06:16

>>竹馬さん

アドバイスありがとうございます。

本書によると、「おいしい。」根拠は、給与の高さではないようです。安定性や信頼度に高ポイントをおいています。さらに、手厚い手当てや充実した福利厚生などが、民間に比べると「おいしい。」理由となっているようです。本書を参考にすると、国I取って、地方公務員で「上を目指さない」遊泳を心がければ、そこそこいい生活になるように、「見えます」。

投稿: Dain | 2009.08.12 14:58

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