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プロが選ぶ、究極の一冊

Pen Pen の最新号(2009/8/1号)で、面白い特集をやっている。各界のプロフェッショナルにとって、それぞれ「究極の一冊」を紹介してもらうというのだ。

 わたしの場合、「本」を媒介して「人を探す」ために好都合だった。自分にとってのスゴ本を評価している人は、どうしたって好意を持ってしまうもの。あるいは反対に、人を介したブックハンティングとしても有用だろう。「あの気になる人は、いったい、どんな本を読んでいるのだろう?」というやつだね。意外な人が意外な本を読んでたりするのがたまらない。

 では、「究極の一冊」として挙げられたうち、選りすぐりをいくつか。なるほど、かくやという「この一冊」が並んでいる。書名と、挙げた人のコメントを添えて紹介する。


   「ANDY WARHOL」(Andy Warhol)
   ひとつの本を読むことは、未知の街を歩くこと

   「恋愛と贅沢と資本主義」(ヴェルナー・ゾンハルト)
   恋愛と無駄遣いこそが、経済を成長させる

   「百年の孤独」(ガルシア=マルケス)
   時系列が入り乱れて、いろんな自分がいるような気がするんです

   「自由からの逃走」(エーリッヒ・フロム)
   本当の「自由」の意味が、いま問われている

   「六三四の剣」(村上もとか)
   人間の表も裏も、ぜんぶ描ききるのが漫画

   「壁」(安部公房)
   私の想像力を、ノンストップで誘導する

   「フォークの歯はなぜ四本になったか」(ヘンリー・ペトロスキー)
   無駄に見えることからこそ、発想は生まれる

   「柔道部物語」(小林まこと)
   柔道の強さは柔道の練習で身につけるべき

   「メディアはマッサージである」(マーシャル・マクルーハン)
   メディアの正体は、自分の頭の中の考えを伝えるもの

   「オーパ」(開高健)
   釣れたかどうかではなく、釣りに行くことが目的。結果で左右されるなら、
   もう"遊び"ではない


 次に、人リストをどうぞ。これは全員あげてみよう。


     横尾忠則(美術家)
     森山大道(写真家)
     桜庭一樹(作家)
     仲條正義(グラフィック・デザイナー)
     隈研吾(建築家)
     長谷川祐子(キュレーター)
     鳥居みゆき(芸人)
     祖父江慎(ブックデザイナー)
     嶋浩一郎(編集者)
     小島聖(女優)
     田島貴男(音楽家)
     村越正海(フィッシャーマン)
     安西水丸(イラストレーター)
     青山南(翻訳家)
     黒田龍之助(語学教師)
     岩田健太郎(神戸大教授)
     森永卓郎(経済評論家)
     渡辺喜美(衆議院議員)
     古賀稔彦(柔道家)
     三田紀房(漫画家)
     小林弘人(クリエイター)
     依田紀基(棋士)
     上田一生(ペンギン会議研究員)
     平山ユージ(クライマー)
     小島景(シェフ)
     平川武治(ジャーナリスト)
     藤原竜也(俳優)
     中江裕司(映画監督)


 さて、誰が何を「究極の一冊」としているだろう?「柔道部物語」を挙げた人は一発で分かるだろうし、桜庭一樹ファンなら、彼女が何を選んだかは即答できるはず…では、他は?

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コメント

柔道部物語ですよね

投稿: T | 2009.07.29 08:16

>>Tさん

ご指摘ありがとうございます、修正しておきました。

投稿: Dain | 2009.07.30 06:30

やっぱりメディアはマッサージだったんですね。。。

投稿: | 2009.08.10 11:23

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