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その釘宮は咬まない

本を読むのは痛勤電車で、感想書くのは深夜になる。

書くのに飽きると伊織ちゃんと踊る。ニコニコ動画の新しい使い方だ。最近は「水瀬伊織 だ~いせっき~ん☆」、動きに合わせて踊るのだ。某通販の強制運動DVDとは違う。ムサいオッサンの汗じみや、胸=筋肉の女の子を眺めてて楽しい? アイマスMADで汗のエフェクト入れてくんないかなーと妄想するが振り払う。アイドルは汗をかかない。

アイドルマスター☆ブートキャンプで汗だくになっていると、嫁さんが入ってくる。露骨に嫌な顔で「うるさいうるさいうるさい」と言ってくる。ツカツカと近づいて、足を踏みってしてくる。おお、釘宮キャラのようではないか。なんか大変お怒りのようだ。「クギミヤって誰?」と訊いてくるので、いつぞやのNHK-BSの釘宮特集を見せてやる。アルフォンスやルイズなら知ってるだろう。

   「なんだ、ブタじゃん」

耳がヘンだな。きっと聞き間違いだ、何つったの?

   「だからブタじゃん、ブヒブヒ!」

!!な、なんですとー!!自分の血の気が引いてくるのが分かる。わかった、殺意の色は白だ。すごい白色だ。怒りのあまり、光景全部が輝いて見える。白、白、白…愛する嫁さんを殺すには忍びない。でも伊織ちゃんがなんか叫んでる――「惨殺するわー惨殺するわー土下座しなさーい」あぁ、へんたいたーれんだ…毎日聴いてると自由に脳内再生できて便利だ…いや、いかんいかん。現実に戻らないと。「二次元趣味を罵倒されカッとなり…」はかなりニュース性が高そうだ。大丈夫、二次元と三次元は違う。だからお互いに干渉はしない、OK? 気を取り直し、改めて聞いてみると、これだそうな。あああああああああ、確かに釘宮は豚だ。リンク先を見ながら、「この豚がっ!犬がっ!」と、釘宮voiceを脳内再生すると、より感慨深い。ため息をついているわたしの腕に頭をもたせかける嫁。おいおいwww などとニヤけている間もなく、激痛が走る。腕だ、左腕だ。ひしゃげた視野から見えるのは、わたしの腕にしっかりと食らいついている嫁さんの歯の一部。食い込んできてほとんど見えない。痛い痛い痛い。痛いってば。

   「ふふぉははいへ」

「動かないで」と言っているのだろうたぶん。動けないんだって!仕方がないからじっとしている。嫁さんは顎の力を強め、ギリギリと噛みしめてくる。やヴぁい、おかしくなったか? これ現実? ――1分ぐらいだろうか。ようやく口を開いてくれる。二の腕に歯型が彫られている。鋭くえぐられた痕は、けっこう深い。

   「動いたら、血まみれだったんだよ」

   「ぎりぎり血が出ないぐらいに咬むって、難しいんだよ」

なにを言い出すのかねこいつは。なんでこんなことするんだよ、痛いじゃないか、バカじゃないの、狂ったの? あほ、ばか、ちょっとはこっちの迷惑も考えてみろ、なんてことしやがるんだ、このぉーッ!

   「その釘宮は咬まない」

え?

   「もう一度いうよ」

彼女は立ち上がり、ふりかえり、インタビューに答えている声優を指差して、それからこっちに向き直る。

   「あんたの大好きな釘宮は、咬まないんだよっ」

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