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劇薬度No.1の写真集「死体のある光景」

死体のある風景 「死体のある光景」、死体の写真集、無修正。よいこはゼッタイ見ちゃダメ。このエントリもグロいので注意。

 ときおり、自分を確かめるためにrottenなどを巡るんだけど、インパク度が減っているような…。相当エグいのもOKなんだが、この写真集にはまいった。カリフォルニアの殺人捜査刑事が個人観賞用に収集した膨大な「死体のある風景」のスクラップ。趣味とはいえ、モロ出し死体画像の鑑賞は、ずいぶん変わっておりますな。

 ページを繰る。

 こちら(カメラ)を向いてはいるものの、もう命がない顔を、まじまじと見る。

 見られることを意識しなくなった体と、そこに刻まれた痕を見る。メッタ刺しにされた挙句、深深と抉られた売春婦の腹部と、剥き出しにされた陰部を見る。若く美しい女の裸が、森の中で宙吊りになっているのを見る。爆発した上半身と、意外にちゃんと付いている足を見る。はみ出した大腸を見る。はみ出た脳を見る。首吊り自殺現場を見る。ショットガンで文字通り蜂の巣となった痕を見る。

 カラーじゃなくて、よかった。

 これだけ大量の異常死体を執拗に見つづけると、いつしか慣れてくるものだ―― というのは激しく間違っており、絶対に慣れることはないし、吐き気もおさまらない。ただ、実にさまざまな死に方で人は命を奪われるのだなーと感慨深い。まだ経験が無いので、わたしは死を象徴的に語りたがるが、ここの死体はとても具体的。

圧死、焼死、爆死、轢死、縊死、壊死、煙死、横死、怪死、餓死、狂死、刑死、惨死、自死、焼死、情死、水死、衰死、即死、致死、墜死、溺死、凍死、毒死、爆死、斃死、変死、悶死、夭死、轢死、老死、転落死、激突死、ショック死、窒息死、失血死、安楽死、中毒死、傷害致死

 まさに死のオンパレード、無いのは「過労死」ぐらいやね。被写体として、「本」というオブジェクトに納められた死体を、生者という絶対的に優位な立場から見る。ちょっと吃驚したような顔を見る。本来隠されている(べき)ものが白々と暴かれている。腐った体は、腐った肉でしかない。

 優越感?いや、いずれわたしも死ぬ。こう撮られるようになるかは分からないけどな。それでも、選べるものなら、もっと穏やかな死にしたいものやね。

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コメント

こんばんは!初めてコメントさせて頂きます。
「死体のある光景」、きつかったです。よく出版できたなぁってホントしみじみしてしまいました。慣れはしないけど、気付いたら段々とページをめくるのに覚悟を決める自分がいました。「死体のある20の風景」という本のほうがまだ若干口当たり(?)はよろしいかと思います。日本の写真家の方のものなのですが。
>選べるものなら、もっと穏やかな死にしたいものやね。
同意します。これを見てしまっては。。。笑

投稿: 秋 | 2007.08.21 02:42

>> 秋 さん

まさか同好の士がいらっしゃるとは… 嬉しいですな。

グロ画像云々というよりも、自分が見ているものが信じられなくて(でもそれは、人だった肉塊をしてて)、なんどもマジマジを魅入らせます。ホント、よく出版できたと感心しています。PTAも、エロリ漫画を糾弾するよりも、本書こそ目の仇にすべきでしょうに。

ただ、この肉片や人の部品を眺めていると、死ぬことはよくよく考えないと…などとしみじみ思わされます。凡百の哲学書よりも「死」を真剣に考えるようになるかも(w

投稿: Dain | 2007.08.21 22:18

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