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長門有希も笑う「文学全集を立ちあげる」

文学全集を立ちあげる 日本を代表する本読みのプロ、丸谷才一、鹿島茂、三浦雅士の公開編集会議。「いま読んで面白いもの」を選考基準に、古今東西の名著名作をちぎっては投げちぎっては投げ!ちゅるやさんの言を借りれば、めがっさ面白いにょろ!長門さんに渡したら大笑いして読むに違いない(ああ、その笑顔を想像してニヤけるニヤける)。

 「今さらブンガク全集なんて…ま、丸谷氏の鼎談としてつまむか」とナナメ読み始めたらさァ止まらない。名にし負う古典をバッサリ!一方で艶笑譚やSF、スパイ小説まで吸い込む貪欲さ―― その思いっきり具合が愉しい。

 丸谷氏によると、世界文学全集という仕掛けは、なかなか具合がいいそうな。


  • 巻数が限定されていて、それでセットになっている
  • チームみたいに構成されているから、役割分担や時代、国もいろいろ含まれている
  • 制約された巻数によってキャノン(正典)を並べている

 つまり、一定の教養の場にいるなら、少なくともこれぐらいは読んでおく(読んだフリだけでもしておく)必要があるよ、というリスト。もちろん、文庫本でもキャノンはたくさん入っているが、選択の自由がきく代わりに自分で選ばなくちゃならなくて、茫漠としてて具合が悪い。その代わりに、「これがフルセット」といえるキャノンを読ませるための絶好の「容器」が文学全集というわけ。それだけ読めばOKというわけではないが、少なくとも入口はハッキリする。

 いっぽう、鹿島茂氏は、もっと実用的(?)な観点からイマドキの全集が必要だと言う。

僕は、一年間文藝時評をやったことがあって、その時、痛感したのは、新人作家がいっぱい出てくるんだけど、彼らがほとんど昔の文学作品を読んだことがないまま小説を書いていることでした。小説というものの本質、技術もなにも知らないで、いきなり新人賞でデビューする。そして、とりあえず自分のまわりのことを二、三作書くと、もう書くこともなくなって消えていってしまう。


 そして、もし小説の技法がわかっていれば、もっと伸びる才能があるはずで、そういう人のために、百冊の小説の骨法を学ぶプロのための文学全集があってもいい、とまで言い切る。ああ、激しく思い当たるよ。賞を奪ったはいいけれど、自分の劣化コピーを二度三度書いた挙句消えていく作家がいかに多いことか。

 教科書に出てくる由緒正しき古典も容赦なくコキおろす。書き手の暴露話から、笑えるウンチク話まで種種雑多。たとえば、「金瓶梅」にこんな裏話があったとは知らなかった。

これだけしつこくセックスを描いた小説はない。それなのに実に面白くて早く読める。一説には、作者が偽名を使って「金瓶梅」を書いたのは、父の仇に読ませて毒殺しようとしたためだという話がある。仇がページをめくる時に指をなめる癖があるので、紙に毒を染み込ませておいた。ところが、あんまり面白いので、毒が回るより早く読み終えて、失敗した(笑)


 爆笑したのが「存在の耐えられない軽さ」のクンデラのネタから引き出された小話。こういうの好きよ。

イギリスの批評を読んでたら、こんな一節があって、うまいなあと思ったの。「昔は何か猥本を読みたくなると、『さて、フランスの小説でも読もうか』と言ったもんだ。今はそういうときに、『さて、チェコの小説でも読もうか』と言わなければならない」という書き出しでクンデラを論じるのね。


 次いで日本文学全集。世界文学と異なり、わたしは日本文学をぜんぜん読んでいないことがよく分かった。読みたい本の新たな発見のみならず、積ン読ク山に埋めたまま長いこと忘れていた「読むべ本」の再発見もザックザク。たとえば、空海。日本史や倫理でしか知らなかったのが、非常にもったいないことだったことを三浦氏の「空海はディズニーランド」論で教えられる。

あの人は宗教の本質はディズニーランドにある、という人なんですよね(笑)。「三教指帰」を読んで、非常に面白かった。そのとき思ったのは、要するに和辻哲郎をもっと頭をよくして、ディズニーランドに対する親近感をもっと強くすれば空海みたいになるんだな、という感じ。(中略)空海ゆかりの寺によく胎内巡りというのがあるじゃないですか。あの胎内巡りというのは、暗闇の中に人を落っことして、真っ暗闇でほんとに怖いわけだけど、歩いていくとさっと明るいところに出る。で、また暗闇の中に行くと。あれはディズニーランドの根本ですよね(笑)。(中略)山のてっぺんまで連れて行って、断崖絶壁を覗かせるとか。それは要するに、今の世の中にいる自分の身体は虚構というか、仮のものなんだということを全身的に理解させるすごくいいやり方なんですよ。


 「三教指帰」読むことにけって~い!!(cv:夢原恵美)。

 イマドキの「原型」があちこちで言及されている。例えば、「世界の中心で愛をさけぶ」いわゆるセカイ系の最初として、武者小路実篤の「愛と死」が挙げられている。あるいは、ネカマの元祖として太宰治の「斜陽」における憑依的な才能が指摘されたり、コバルト文庫の第一冊目は川端康成だったなんて知らんかったよ!

 「なぜ、村上春樹を入れないか?」について延々とギロンされてて、そいつが面白い。コジツケというかムリヤリというか、妙なリクツを捏ねまわして、結局外してしまう。要するに、この3人は村上春樹が大嫌いなんだね… 日本文学として違和感があるが、世界文学の視野だとスッキリとするのでは。「世界文学全集にハルキ・ムラカミとして入れたら?」と提案したくなるが、それこそ彼らが最もイヤがる結末だろうなぁ。

 世界文学全集のリストは以下のとおり(日本文学は書籍をあたってね)。読みたいリストが尽きることはありえないが、積ン読ク山脈の谷間にざくざくと入れてみよう。

 そういや思い出した。

 池澤夏樹編集で世界文学全集出すよという告知は、正月の新聞で受け取ったが、はてさて、どうなることやら。blog「異国の客」やメルマガから窺う限り、あんまり忙しそうにしていない… このへんの伸びをウォッチしてますかな→「2ch:池澤編世界文学全集を予想するスレ[参照]

以下自分メモ。

世界文学全集巻立て一覧

■古代・中世
1.ホメロス 「イリアス」「オデュッセイア」
2.ギリシャ演劇集 アイスキュロス/ソポクレス/エウリピデス/アリストパネス
3.古代ローマ集 アプレイウス/ペトロニウス/キケロ/セネカ/アウグスティヌスほか
4.アラビアン・ナイト(バートン版)
5.ダンテ 「神曲」
6.チョーサー/ボッカッチオ 「カンタベリ物語」/「デカメロン」
7.中世文学集 「トリスタン・イズー物語」/「アーサー王物語」/「エル・シド」ほか

■イギリス
8~9.シェイクスピア 2巻 「ロミオとジュリエット」「夏の世の夢」「ハムレット」「リア王」「マクベス」「オセロ」「ソネット集」ほか
10.デフォー 「ロビンソン・クルーソー」「モル・フランダーズ」
11.スウィフト 「ガリヴァー旅行記」「桶物語」ほか
12.リチャードソン 「パメラ」
13.フィールディング 「トム・ジョウンズ」
14.スターン 「トリストラム・シャンディ」「センチメンタル・ジャーニー」
15.スコット 「ロブ・ロイ」「盟約」
16.ウォルポール/ベックフォード/シェリー/ルイス(十八世紀ゴシック小説集) 「オトラント城」/「ヴァテック」/「フランケンシュタイン」/「マンク」
17.ジェーン・オースティン 「高慢と偏見」「説きふせられて」
18~19.ディケンズ 2巻「荒涼館」「大いなる遺産」「オリバー・ツイスト」
20.C・ブロンテ/E・ブロンテ 「ジェーン・エア」/「嵐が丘」
21.ハーディ/コンラッド 「テス」/「ロード・ジム」「闇の奥」
22.ヘンリー・ジェイムズ 「ある婦人の肖像」「アスパンの恋文」「ねじの回転」ほか
23.E・M・フォスター/D・H・ロレンス 「インドへの道」/「チャタレイ夫人の恋人」
24.ヴァージニア・ウルフ 「ダロウェイ夫人」「灯台へ」「オーランドー」
25~26.ジョイス 2巻「ユリシーズ」「若い芸術家の肖像」
27.オルダス・ハクスレー/オーウェル 「すばらしい新世界」「ガザに盲いて」/「1984」ほか
28.K・マンスフィールド/ボウエン/マードック 「園遊会」ほか/「パリの家」/「鐘」
29.ウォー/G・グリーン 「大転落」/「権力と栄光」
30.ゴールディング/シリトー/オズボーン 「蝿の王」/「長距離走者の孤独」/「怒りをこめてふりかえれ」
31.フラン・オブライエン/バージェス 「スウィム・トゥー・バーズにて」「ドーキー古文書」/「時計仕掛けのオレンジ」「その瞳は太陽に似ず」

■フランス
32.ラブレー 「ガルガンチュワ物語」
33.ラ・フォンテーヌ/ラ・ロシュフコー/パスカル 「寓話集」/「箴言集」/「パンセ」
34.モリエール/コルネイユ/ラシーヌ 「人間嫌い」「タルチュフ」「守銭奴」/「ル・シッド」/「フェードル」「アンドロマック」
35.ラファイエット夫人/アベ・プレヴォー/コンスタン 「クレーヴの奥方」/「マノン・レスコー」/「アドルフ」
36.ディドロ 「運命論者ジャックとその主人」「ラモーの甥」「修道女物語」「ブーガンヴィル航海記補遺」
37.ルソー 「告白」
38.ヴォルテール/ラクロ 「カンディード」/「危険な関係」
39.スタンダール 「赤と黒」「パルムの僧院」
40~41.バルザック 2巻「ゴリオ爺さん」「幻滅」「娼婦の栄光と悲惨」
42~43.ユゴー 2巻「レ・ミゼラブル」
44~45.デュマ 2巻「モンテ・クリスト伯」
46.メリメ/ミュッセ/デュマ・フィス 「カルメン」「コロンバ」「マテオ・ファルコーネ」/「世紀児の告白」「ミミ・パンソン」「フレデリックとベルヌレット」詩集/「椿姫」
47.フロベール 「ブヴァールとペキシュ」
48.ゾラ 「居酒屋」「パリの胃袋」「ボヌール・デ・ダム百貨店」
49.モーパッサン/ドーデ 「ベラミ」「女の一生」/「サッフォー」「月曜物語」
50.ボードレール 「悪の華」「パリの憂鬱」評論ほか
51.マラルメ 「半獣神の午後」ほか 詩と評論
53.ジイド/ピエール・ルイス/ヴァレリー 「法王庁の抜け穴」/「ビリティスの歌」「シェリ」ほか
54~57.プルースト 4巻「失われた時を求めて」
58.コレット 「学校のクロディーヌ」「クロディーヌの家」「シェリ」ほか
59.クローデル/モーリアック/ジュリアン・グリーン
60.セリーヌ 「夜の果てへの旅」「なしくずしの死」
61.サルトル/カミュ 「嘔吐」「一指導者の幼年時代」「水入らず」/「異邦人」「ペスト」
62.コクトー/ラディゲ/ジャン・ジュネ(堀口大學訳) 「恐るべき子供たち」/「ドルジェル伯の舞踏会」/「花のノートルダム」「「薔薇の奇跡」
63.クロード・シモン/ロブ=グリエ/ビュトール 「フランドルへの道」/「嫉妬」「快楽の館」/「心変わり」
64.シュールレアリスム集 ブルトン/アラゴン/エリュアール/デスノス/レーモン・クノー/シュペルヴィエルほか

■ロシア・ドイツ
65.プーシキン 「エヴゲニー・オネーギン」「大尉の娘」「スペードの女王」「ボリス・ゴドゥノフ」
66.ゴーゴリ 「死せる魂」「ディカーニカ近郷夜話」「外套」ほか
67~68.ドストエフスキー 2巻「悪霊」「罪と罰」
69.トルストイ 「アンナ・カレーニナ」
70.ツルゲーネフ/ハイネ 「猟人日記」/「パリ日記」詩
71.チェーホフ 「桜の園」「かもめ」「ワーニャ伯父さん」ほか
72.ソログープ/ブルガーコフ 「小悪魔」/「巨匠とマルガリータ」
73.ベールイ/ゴーリキ 「ペテルブルグ」「銀の鳩」/短篇集
74.ソルジェニーツィン 「収容所群島」
75~76.ゲーテ 2巻「ファウスト」「若きウェルテルの悩み」詩
77.シラー 「群盗」「たくみと恋」「ヴィルヘルム・テル」ほか
78.ジャン・パウル 「巨人」「ヘルスペス「彗星」ほか
79.E・T・A・ホフマン 「黄金の壷」「悪魔の霊液」
80.ニーチェ 「ツァラトゥストラはかく語りき」「悦ばしき知識」ほか
81.リルケ 「マルテの手記」詩と評論
82.デーブリン 「ベルリン・アレクサンダー広場」
83.カフカ 「城」「変身」「審判」「アメリカ」
84.ホフマンスタール/ムージル/ロート 「影のない女」「アンドレアス」「ばらの騎士」/「特性のない男」/「ラデツキー行進曲
85~86.トーマス・マン 2巻「魔の山」「詐欺師フェーリクス・クルルの告白」
87.ギュンター・グラス 「ブリキの太鼓」ほか

■アメリカ
88.ポー 「モルグ街の殺人」「アッシャー家の崩壊」「黄金虫」「黒猫」詩ほか
89.メルヴィル 「白鯨」「書記バートルビ」
90.マーク・トウェイン 「ハックルベリー・フィンの冒険」「トム・ソーヤーの冒険」
91.ヘンリー・ミラー/アナイス・ニン 「北回帰線」「南回帰線」/「アナイス・ニンの日記1931~34」
92.フォークナー 「八月の光」「アブサロム、アブサロム!」
93.ヘミングウェイ/フィッツジェラルド 「我らの時代」「男だけの世界」/「偉大なるギャツビー」
94.オニール/テネシー・ウィリアムズ/アーサー・ミラー(アメリカ戯曲集)
95.イーディス・ウォートン/カーソン・マッカラーズ/フラネリー・オコーナー(アメリカ女性作家集)
96.サリンジャー/カポーティ/ブローティガン/カーヴァー(アメリカ短篇集)

■その他
97.セルバンテス 「ドン・キホーテ(正篇・続篇)」
98.マンゾーニ 「いいなづけ」
99.イプセン/ワグナー 「人形の家」/「ニーベルングの指輪」「タンホイザー」
100.ユイスマンス/ワイルド 「さかしま」「彼方」/「ドリアン・グレイの肖像」「サロメ」
101.ズヴェボ/ラルボー/ベケット 「ゼーノの苦悶」/「めばえ――アンファンティヌ」「バルナブースの日記」/「モロイ」「ゴドーを待ちながら」
102.ブルーノ・シュルツ/ゴンブローヴィチ 「肉桂色の店」/「フェルディドゥルケ」「バカカイ」
103.ジロドゥ/ガルシア=ロフカ/ブレヒト 「トロイ戦争は起こらない」/「血の婚礼」「イェルマ」/「三文オペラ」
104.モラーヴィア/ブッツァーティ/パヴェーゼ/カルヴィーノ 「孤独な青年」/「タタール人の砂漠」/「故郷」/「まっぷたつの子爵」「木のぼり男爵」
105.ユルスナール/デュラス/アイリス・マードック 「ハドリアヌス帝の回想」/「愛人(ラマン)」「モデラート・カンタービレ」/「鐘」
106.クンデラ/ミシェル・トゥルニエ 「存在の耐えられない軽さ」ほか/「フライデーあるいは太平洋の冥界」「赤い小人」
107.ボルヘス 「短篇集」
108.ガルシア=マルケス 「百年の孤独」
109.カルペンティエール/バルガス=リョサ 「この世の王国」/「フリアとシナリオライター」
110.唐宋詩集
111~112.金瓶梅 2巻
113~114.紅楼夢 2巻

■周辺の文学
115.サド/レチフ/ジョン・クレランド(十八世紀ポルノ小説集) 「ジュスティーヌ、または美徳の不幸」/「ムッシュー・ニコラ」/「ファニー・ヒル」
116.ドイル/ウェルズ 「ジャーロック・ホームズ」シリーズ/「タイムマシン」
117.ザミャーチン/チャペック/レム 「われら」/「R・U・R(ロボット)」/「ソラリスの陽のもとに」
118.ハメット/チャンドラー 「さらば愛しき女よ」「大いなる眠り」/「マルタの鷹」ほか
119.ヴェルヌ/ルブラン/シムノン 「地底旅行」「八十日間世界一周」「十五少年漂流記」/「奇巌城」/「メグレ警視」シリーズ
120.バカン/アンブラー/ル・カレ(スパイ小説集) 「三十九階段」/「あるスパイの墓碑銘」/「寒い国から帰ってきたスパイ」
121.チェスタトン/ハイスミス/アルレー 「木曜の男」/「見知らぬ乗客」「太陽がいっぱい」/「わらの女」
122.ブラッドベリ/ヴォネガット/ディック/バラード 「火星年代記」/「スローターハウス5」/「高い城の男」/「結晶世界」
123.童話集 イソップ/ペロー/グリム/アンデルセン/サン=テグジュペリ
124.少年小説集 マロ「家なき子」/ウィーダ「フランダースの犬」/ルナール「にんじん」/アゴタ・クリストフ「悪童日記」/ストーカー「ドラキュラ」/コローディ「ピノキオ」
125.少女小説集 オルコット「若草物語」/モンゴメリ「赤毛のアン」/バーネット「小公子」「小公女」/スピリ「アルプスの少女」ほか
126.ルイス・キャロル/エドワード・リア/アルフレッド・ジャリ 「不思議の国のアリス」「鏡の国のアリス」/「ナンセンスの絵本」ほか/「ユビュ王」
127.ユーモア文学集 バーナード・ショー「ピグマリオン」/ジュローム・K・ジュローム「ボートの上の三人男」/ウッドハウス「ジーヴス物語」/マルセル・エーメ「壁抜け男」
128.ナボコフ 「ロリータ」「セバスチャン・ナイトの真実の生涯」ほか
129.レアージュ/マンディアルグ/バタイユ 「O嬢の物語」/「みだらな扉」/「マダム・エドワルダ」
130.ロマン派詩人集 コールリッジ/ノヴァーリス/ラ・マルチーヌ/ユゴー/ワーズワースほか
131.モダニズム詩人集 イエーツ/アポリネール/エズラ・パウンド/エリオット/オーオデンほか
132.歌謡集 ジョン・レノン/ボブ・ディラン/オクジャワ/プレヴェール/ブラッサンス/レオ・フェレほか
133.批評集 アリストテレス/サミュエル・ジョンソン/ヘルダー/サント・ブーヴ/バシュラール/エドマンド・ウィルスン/ロラン・バルト/ドゥルーズ/フーコー/デリダほか

 「○○が入ってないじゃん!」とか「この作家なら△△を入れないとウソ」というツッコミは、本書でお確かめあれ。必ず理由(こじつけともいう)がありますぞ。

 当然このリストから派生して読みたい本が雪ダルマ式に積みあがる(このリストから連想する書籍群だけで大山脈と化す)。そして、あたりまえだがこれは世界文学全集であり、日本のソレを含めると200巻をゆうゆうと超す。

 当分というか一生、読む本に困らないだろうな。じゃぁここらでいつものやつ、いってみようか→ああ、読んでない、読みたい本がこんなにあるしあわせ

 いただきます

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コメント

>仇がページをめくる時に指をなめる癖があるので、紙に毒を染み込ませておいた。

これって、「本」の世界では世界的なネタなんでしょうか。
ここで以前に紹介されたイタリア文学にこういうのがありますね。
(ネタバレになるので題名はふせます)

投稿: biaslook | 2007.04.26 20:08

>> biaslook さん

 > ここで以前に紹介されたイタリア文学にこういうのがありますね

ええーっ 覚えがないです…(紹介したにもかかわらず、未読なのかも)
それともアネクドート「小渕首相の英会話」("who are you?" "me too"のやつ)のように、キャラが代わるだけで再生産されるものなのでしょうか…

投稿: Dain | 2007.04.27 00:45

これは面白い本でした!
ただ、いかなる理由があるにせよ、『カラマーゾフの兄弟』はやはり入れてほしかった(苦笑)
あと、正直言って、日本文学編は少しは参考にはなりましたが、世界文学編ほど面白くはなかったし、盛り上がっていないように感じました。ちょっと違った方向にエネルギーを使っているような。やはりお互い「日本文学」の中にいる人たちなわけだから、それぞれが一家言あるだろうし。また、「日本文学」との距離の取り方も難しかったようにみえます。
しかし何はともあれ、この本で一番気になったのは91ページの但し書き「巻立ての議論は継続中のため一部流動的なものもあります」という一文です。議論は継続中……?何のために?ひょっとしてこれは「企画」じゃなくて、本当に出す気なのだろうか?考えただけでなんだかソワソワしてきます。
(河出の世界文学全集も楽しみです。文芸春秋も負けるな。)

投稿: シマリス和尚 | 2007.07.27 19:31

>> biaslook さん

4年越しの遅レスだけど、たったいま気づきました!
「あれ」なんですね……しかも古典にまつわるというダブルミーニングが掛かっていたとは……すばらしいコメントに反応できず悔しいわたしw

投稿: Dain | 2011.03.09 23:24

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受信: 2007.04.29 01:03

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