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PMP試験対策 2.2 立上げ

 ここでは、「立上げ」の目的と、行っているプロセスを説明する。

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■「立上げ」の目的

 プロジェクトを「正式」なものにすることが目的。正式なものにするために、公式な認可を支援したり、プロジェクトのフレームワークを明確化したりする。

 注意点は、1回だけではないこと。プロジェクトが複数のフェーズに分かれている場合は、フェーズごとに「立上げ」がなされることがある。このとき、立上げでは、プロジェクトに必要な資源の可用性や開始基準が検証され、プロジェクトを続けるか、遅らせるか、中止するかの決定が下される。

■「立上げ」でやっていることTatiage_1

4.1 プロジェクト憲章作成

 ビジネスニーズやプロジェクトの妥当性、顧客の要求事項の文書化を行う。また、これらの要求事項を満たすプロダクト、サービス、所産(result)の文書化も行う。プロジェクトマネージャの権限レベルや要約予算も記載する。プロジェクト憲章により、プロジェクトは正式に認可される

4.2 プロジェクトスコープ記述書暫定版作成

 プロジェクト・イニシエーターやスポンサーから提供される情報をもとに、プロジェクトと成果物への要求事項、プロダクトやサービスの要求事項を文書化する。同時に、プロジェクトの境界や、成果物の受入れ方法、スコープのコントロール方法も検討し、文書化する。初期のWBSや超概算見積り(-50%から+100%の見積り精度)、制約条件や初期のリスクも記載する。

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PMP試験対策【まとめ】

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最後の喫煙者

最後の喫煙者 出だしがイカしてる。ワシづかみにされた。

 国会議事堂の頂にすわりこみ、周囲をとびまわる自衛隊ヘリからの催涙弾攻撃に悩まされながら、おれはここを先途と最期の煙草を喫いまくる。さっき同志のひとりであった画家の日下部さんが、はるか地上へころがり落ちていったため、ついにおれが世界最後の喫煙者となってしまった。地上からのサーチライトで夜空を背景に照らし出されたおれの姿は、蠅の如きヘリからのテレビ・カメラで全国に中継されている筈だ。残る煙草はあと三箱。これを喫い終わらぬうちは死んでも死にきれない。二本、三本と同時に口にくわえて喫い続けたため、頭がぼんやりとし、眼がくらみはじめていた。地上への転落もすでに時間の問題であろう。

 カッコよく "The Last Smoker" とすれば映画のように見えるかも。じっさい、「世にも妙な物語」でドラマ化されている。嫌煙運動がバッシングを突き抜けてしまった姿が描かれているが、ベタ過ぎてカリカチュアに見えない。じゅうぶんありうる近未来を見せられているような気分になってくる。

 ええ、かく言うわたしは、うまいぐあいに禁煙というか卒煙に成功しておりマス。やめ方は「子どもにタバコを教える」あたりで書いたが、スモーカー現役のときは、そりゃもう完全中毒だった。

 だからこそ、身につまされるようで共感も忠告もできる。「禁煙ファシズム」なる語にはアンビバレンスな感情がわいてくる。スモーカーバッシングの行き過ぎを不安視する感情と、喫煙という暴力を糾弾したくなる感情の、二つに挟まれる。

 本書では、この禁煙ファシズムの究極の形が描かれている。喫煙者差別が極限まで推し進められた最終形体で、喫煙者は必読やね。スモーカー時代にコレ読んでたら、鼻で笑って新しい一本に火をつけてただろうが、タバコをやめて何年も経ったいま読むと、現実味あふれる予言の書に見える。

 喫煙者を人でなしのように見なして、人でないなら何ヤっても許されると思考停止して、日本人お得意の付和雷同的総攻撃をかける。ターゲットが『喫煙者』だから黒い笑いができようが、対象をハヤリ言葉に代えてみるとシャレにならなくなる。曰く『いじめっ子』、『インサイダー』、そして『○○○○教信者』… さすがのツツイ先生もここまでは書けないだろうなぁ、というか、ここからはモノガタリではなくなってくるね。

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「ローマ人の物語」の読みどころ【まとめ】

 おもしろければ、それでいい、という姿勢で読んでいる。これを教養書や歴史書として読む奴の気が知れん(→いわゆる団塊社長)。お題にもあるとおり、これは「物語」として読むのが正解。

 例えば、「たら」「れば」の乱発、見てきたような断定口調、その一方で「…と思う」で終わる文章、妄想爛漫、カエサル萌え… 好き放題に書いてる ── それでも威を借るために歴史書からも引用頻々… 史家をチクりチクりと批判しながら。

 つまり、往年の名著「男たちへ」で培ったシニカルな目線は、ローマという増幅装置を使って現代へ放射しているんだな ── それが団塊世代には心地よいらしい。ダンナや息子が激しく気の毒に思えるが、日本最高齢の腐女子として、がんばってくださいと、つい応援したくなる。

 したがって、楽しめる読み方は、ツッコミを入れながら、塩婆がバッサリ斬った史実や書籍を拾いながらが良い。

   「塩婆が言ってることはホントーか?」
   「どこから妄想で、どこまで史実なのかね」
   「ちょっwwww、おまっwww、見たんかい!

 だから、肩ヒジ張って読む必要なし。好きなトコから始めて、ヤになったら止めればいい。それが、ハードカバーで15巻という大著とつきあう最適解。お婆ちゃんなんだから、集中力が尽きてつまらねぇ巻もあれば、ノリノリ(死語)で飛ばしてて、読んでるこっちも夢中にさせられるような章もある。このエントリでは、面白いところを集中的にオススメするから、ソコだけを愉しめばいい。例えば出だし、とりあえず第1巻から読み始めると、ちっとも面白くないので要注意!初読なら「ハンニバル戦記」のある文庫本第3巻から読むべし!(文句なしに面白い徹夜本だおー)

 そんなつもりで、各巻の「読みどころ」をだらだら書いてきたが、書き手の自分でも何をどこまで書いたのか分からなくなってきたので、まとめる。「誠天調書」がスゴく参考になった[参考]、ありがとうございます、lqlobさん。

■「読みどころ」シリーズ:各巻の面白いところをご紹介

■「10倍楽しく読む方法」シリーズ:「ローマ人の物語」だけではもったいない

■おまけ

以降、このエントリを目次がわりにリンクを追加していこうかと。

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