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羽生さんの「仕事とやる気のつくり方」はスゴ本

 本読んで勇気もらった、感謝。マネジメントをやりたいと強く動機付けられた。「幸せなITパーソンになるためのいきいきする仕事とやる気のつくり方」はスゴ本。でも普通に読んだなら「あたりまえのことが書いてあるだけじゃん」で終わってしまうだろう。

 この本の本質は「あたりまえのことをちゃんとやる。その考え方」。「SEへの応援歌」と銘打っておきながら、ITにはほとんど関係ない。「プロ」として食べていく人全員が読者候補だな。

 著者は「なぜ仕事をするのか?」とか「どうして会社にいるのか?」といった素朴な疑問から簡単な言葉を選んでで順々と説いてゆく。ナルホド納得と読み進めていくと、自分では意識していなかった深いところまで連れて行かれる。いいや、知ってはいたけれど、ちゃんと考えるのが怖くて目を向けていなかったところへ否応なしに連れて行かれる。

 4匹のサルの話は心底ゾっとした。この話だけでモトは取った、と思っていると、「はぶにっき」でおなじみの羽生節が随所で光る。

大きな変化は大変です。漢字の通りです。小さな変化を継続的に繰り返していく体質を身につけましょう。小さな変化を習慣化するのです。

あなたがリーダーになったら、覚悟を決めなければならないことがあります。「すべての責任を背負う」ということです。調子のいいときだけ景気のいいことをぶち上げて、苦しくなったら言い訳をして蔭に逃げ込むような人を果たして信頼できるでしょうか。そんな人についていこうと思うでしょうか。あなた自身はどうですか?

 プロジェクトマネジメント論といい、仕事と給料の話といい、これ「あなた=読者」の書きっぷりだけど、自分に言い聞かせているように見える。羽生さんは最初の読者である自分自身のために書いたのではないか、と思ったり。
仕事とやる気のつくり方
 Seasar で知り、「はぶにっき」でファンになり、マジカで取り込まれたわたし。この人と一緒に仕事したい、と強く思った。そのためには、まずマネージャにならないと。ずっと尻ごみしていた昇格試験、受けよう、そして上を目指そう。

 ただ一つの文句。なにこの装丁!? 嫁さん曰く「なにこのアヤシゲな宗教みたいな表紙」…これでかなり損していると思う。

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嫁とギャルゲ(家族計画)

 結論から言うと大感動。嫁ともども熱い涙にむせんだ。以前の記事「嫁とするギャルゲー、おすすめありますか?」でオススメいただいた「家族計画」の話。

 モトはPCの18禁ギャルゲ。いわゆるオトナ要素(エロ画・濡れ場)を外したPS2版を嫁さんとプレイ。予備知識は「相互扶助計画『家族計画』───互いの利益のために、世間を欺く偽りの家族を演じる家族ごっこ。赤の他人である男女7名が、家族を演じて暮らす中で生まれる笑いや感動を描いたハートフルコメディ」程度で始めたんだが…

 エロがない代わりに象徴的な(あるいは代わりの)イベント絵が出てくる。セクロスじゃなくキスとかね。楽しかったのが、そんな場面になると嫁さんの口数が減ること。キャラの評価を滔々としゃべってるのが急に無口になる。モトが18禁ゲームなのを知ってるから、「ソコが編集されていること」を承知してることが手に取るように分かって萌え。

 登場人物が、それぞれ一筋縄でいかない事情がある。後半、その「事情」が明らかになるのだが、その一つ一つがシャレにならん。児童虐待の「事情」を持つ女の子の話にいたったとき、嫁さんは一言、

    『ヘビーだね』

ぽつりとつぶやく。うん、そだね、重いね。あ、でもヘビーな話だけじゃないぞ。幼年時代に過ごした祖父との思い出に固執する「事情」を持つ女の子の話なんぞは、「彼女が何を探しているのか」「それはどこにあるのか?」を嫁さんと推理しあうという別のゲームのような楽しみ方をしたぞ。

 「家族」をテーマに描いた(ギャルゲにしては)異色作。ユニークなのは「家族」が主題なのだが、登場キャラはおよそ家庭から最も遠い存在の寄せ集めだということ。「家族」というのは名ばかりで、それぞれの事情に必要だから擬似家族を守ろうとする意識。いいな、と思ったのは、主人公だけではなく、女の子全員が、それぞれ「家族」についてのブレークスルー(⇒成長)が見られること。

 で、ラスト。泣いた泣いた。嫁さんと熱い涙を見せ合った。それぞれの女の子が抱える「シャレにならん事情」を知ったとき、それにハタチの男が挑んだとき、その結果が分かったとき。

 ええ、涙腺弱いことは合点承知。でもとまらない。某「もうゴールしてもいいよね」的な号泣とは別の、はらはらと熱い涙。傍らの嫁さんも一緒。あふれる涙をぬぐいもしない。嫁さんと価値観が一緒、というのはこの涙を指すのだと心底思った。

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