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PMP試験対策 2.1プロジェクトマネジメント・プロセス

 ここでは、単一プロジェクトのプロジェクトマネジメント・プロセスについて説明する。マネジメントプロセスは、プロジェクトをまわす手順だと把握しておけばよい。

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■プロジェクト成功の定義[p.37]

 「プロジェクトが成功する」とは、どういうことか? PMIはプロジェクト成功の定義を謳っている。よく言われる、品質・納期・コストを守るでは不十分で、以下のように定義される。


  • プロジェクト目標を満たすために必要なプロセスを選択する
  • 要求事項をみたすように成果物の仕様と計画を調整する
  • ステークホルダーのニーズ、要望、期待に応じた要求事項を満たす
  • スコープ、タイム、コスト、品質、資源、リスク等の競合する要求のバランスをとって、高い品質のプロダクトを生成する

■プロジェクトマネジメントプロセスのカテゴリ[p.38]

 ふたつある。構造化モデルとオブジェクト指向のカテゴリに近い分け方で興味深い。

  • プロジェクトマネジメント・プロセス:プロセス(手続き)指向のマネジメント。統合された目的(立上げ、計画、事項、監視、終結)へ向けて実行することで相互に関連するプロセス群
  • 成果物指向プロセス:プロジェクトの成果物の仕様を決めて、それを作るためにどうすればよいかを具現化するやり方

いずれの場合でも、考慮するべきプロセスを選ぶ際、PMBOKガイドを利用して、必要にあわせてカスタマイズしなさい、という。これを「テーラーリング」と呼んでいる。

■プロジェクトマネジメント・プロセス[p.40]

 [p.40]の図が全て。ただし、次のことが忘れがち→マネジメントプロセスは、フェーズ内でも回るし、プロジェクト内でも回る(プロジェクト全体を示した図だけではないことに注意!)。プロジェクトマネジメントプロセスのピラミッド[p.69]を見ると分かるが、フェーズで少なくとも1度は回っていると考え、フェーズごとに回転していると理解する。

 プロジェクトマネジメント・プロセス群は、プロジェクト・フェーズではない(←超重要)。よくあるひっかけが「終結プロセスに入った。プロジェクトはもうすぐ終わるか?」といった設問。フェーズの終わりでも「終結プロセス」は存在するため、答えはNOになる。例えば、「要求仕様の抽出を行う」フェーズがあるとすると、「要求仕様書の引継ぎ」が終結プロセスで行われる。でも開発は続くヨどこまでも、次のフェーズになるだけで、プロジェクトは終わらない。

■プロジェクトマネジメント・プロセス群の攻略の前に

 個々のプロセスの話に飛び込む前に、そのプロセスが全体のどこに位置しているのかを考えながら理解する。いきなり細かい話になるので、全体とのつながりが見えにくくなり、「結局どうしてそのプロセスが必要なんだっけ?」と考えるようになる。

 そうならないためには、[p.70]の一覧表と、[p.337]から始まる付録F「知識エリアの要約」が役に立つ。一覧表は、そのプロセスが、立上げ、計画、実行、監視、終結のどの群に配置され、知識エリアのどこに位置しているかが一目でわかる。また、「知識エリアの要約」は、初めてPMBOKを読む人が目を通すには最適の資料だと思う。たった5ページに凝縮されており、「結局ソコで何すんの?」という質問に明確に簡潔に答えているから。

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PMP試験対策【まとめ】


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