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エロとスケベ

 このエントリ18禁な。あと、ヴァージンやチェリーボーイにゃ毒な本を紹介しているので、読まないことを推奨する。

 秋といえば、天高く馬肥ゆる戦争に最適な季節。読書だの食欲だのまだるっこしいこと言ってないで、欲望の秋と言うほうがふさわしい。ひいては性欲の秋とか。

 だんだん夜も長くなることだし、涼しく過ごしやすい季節、読者の皆様は充実したセックスライフを送っていることと拝察する(自慰可・風俗不可)。ここでは、エロとスケベについて考察する。エロもスケベも色を好むことだけれど、わたしの感覚では両者は異なっている。エロは好色・官能・媚惑的といった言葉がふさわしいが、スケベだと、もっと本能に訴える形容詞が欲しくなる。

 あ、最初に断っておくが、エロとスケベは二者択一のものではない。「どちらかというとエロい」とか「スケベっぽい○○」といった傾向的なものを指す。また、sex のあるなしは関係ないし、エロはプラトニックなものというつもりも毛頭ない。

 じっさい、キャミソール姿の嫁にエロを感じて欲情し、後ろから挑んだこともある。あるいは、互いの汗や愛液にまみれて交合しているとき、感覚的に自他が一体化していて、スケベなのは自分なのか嫁なのか分からなくなったときもある。つまり、嫁さんにエロスもスケベも両方感じ取れる、というわけ。

 では、両者の違いはどこにあるのか?

 それは、感覚の違いにある。

  • 視覚・聴覚で感じるのがエロ
  • 触覚とか味覚とか、より本能に近いところでの感覚で味わうのがスケベ

 あるいは、相手との距離があるところで伝わってくるのがエロ、くっつきあって流れ込むのがスケベ感覚なり。ただし、同じ感覚の中でも「におい」は別格なので要注意→匂いがエロで、臭いがスケベ。これはひょっとすると、人によるかもしれない。カマンベールチーズの独特な"におい"を好む人もいれば、「カビ臭」だと感じる人もいるように。

  • 匂い:良い"におい"→かすかなコロンやシャンプーの香り
  • 臭い:悪い"におい"→愛液や汗、わずかに尿の入り混じった生臭さ

ガールズシャワー エロマンガで例えれば、「ガールズシャワー」と「隣のお姉さん」といったところか。

 「ガールズシャワー」は、2chの昨年のエロマンガランキングでトップ奪った作品で、近親相姦ものが妙にせつなくかつエロい。無毛のエロリは認めない派のわたしだが、不覚にもハマってしまった。泣きながら騎上位の妹に、せつなさみだれ撃ちになるはず。あるいは、白板でない高校生カップルものはコミカルでエロい。濡場の書き込みは、キッチリ仕事しているのでイヤらしいことおびただしいが、「エロ」の領域を出ない。つまり、「におい」が感じ取れない。

となりのお姉さん その一方、有毛というか、剛毛のお姉さんたちの官能的な日常を描いた「となりのお姉さん」は、エロいというより、スケベマンガというべし。メイド、眼鏡、オタク、兄妹、看護婦、委員長のキャラは違えども、毛むくじゃらのアソコから臭ってくるようだ(しかもキツめのやつ)。「ガールズシャワー」の愛液がサラサラしているなら、こっちのお姉さんのやつはドロドロ、しかも白濁しているに違いない。sex とは、互いの体液を混じり合わせて、その生々しい臭いにまみれる行為だと思えてくる。

 小説で例えていいなら、「ROOM NO.1301」と「花と蛇」になるだろうか。前者がひたすらエロい小説で、後者はスケベ心を1200%満足させる作品なり。

ROOM NO.1301 「ROOM NO.1301」は、ツンデレ小説としても名高いが、それだけでない。肝心の濡場は省略してあって、その行為を振り返った会話とか、思い出し(顔真っ赤)の描写によって、読者に忖度させる高等テクを用いている。したがってこれは、プラトニックな恋愛話ではない。ボーイはガールと出会うだけでなく、やることをちゃんとヤっている(犯らざるをえなくなっている、というべきか)。高校生にとって、sex は確かに大切なテーマなんだけど、それに囚われちゃいけない。もっと大切なのは、そこへいたるまでの"恋愛"だ、ということを繰り返し読者に思い起こさせている。読み手は、行為の後の残り香をかぐような感覚を楽しめることを請合おう。

 その対極が「花と蛇」。誘拐→強姦→緊縛→浣腸→剃毛→○○→××プレイと、ワルい奴らが誘拐してきた令嬢・貴婦人にありとあらゆるイタブリを追求する話(全10巻)。非常に密度の濃い場面が延々と続き、犯られる女だけでなく読み手も「もうヤメテ」と叫びたくなる。ツンツンした令嬢が堕ちていくサマを味わうにはテンポ速すぎ。特筆すべきは「大便」。浣腸の場面もキッチリと描かれているため、その臭いもちゃんと伝わってくる。読者が耐えられるかどうかは別として、これはエロではなく、ひたすらスケベな小説。

花と蛇 ネットで知られている人でいうならば、「バブルの逆襲」の舞子さんや、「性的冒険」菜摘ひかるさんがエロで、「美佐子の告白」で有名な美佐子さんがスケベだろう。快楽の追求という麗句ではなく、(言葉どおり)ケモノのように振舞える美佐子さんから、ニオイがわきたってくる←あえてリンクしないので、せいぜいWayback[参照]して頂戴。

 二次元と三次元に違いがあるとするならば、それはエロとスケベだろう。二次元にエロはあってもスケベはまだまだ、においが漂ってくる話がない。二次元が三次元に絶対かなわないのは、そこ。あるいは、二次元で描かれる白痴&「らめぇ」な顔は、リアルでのスケベな瞬間の表情と全く異なる。いわゆる「イク」顔ではない。こればっかりはちゃんと自分の目で確かめないと。未見の方は、彼女・嫁を調教するなり開発するなり、自ら屈服するなり服従するなりした後で、堪能してくれ。

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コメント

あんまり巧い説明じゃないですね

投稿: れぞ | 2006.10.17 18:52

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