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このマンガがスゴい2005

 「まんがの紹介はしないのですか?」あきらかに女性と思われる方より質問を頂戴したので勇んで書く。

 「スゴい」の基準は、何回繰り返し読んだかによる。例えば、「ピアノの森」なんてとても面白かった&勇気づけられたのだが、2回しか読んでいないので選外。3つ紹介するが、この中で優劣はつけがたいことを断っておく。

魔女
魔女
 繰り返し読む理由はただ一つ、深いから。世界設定であれ、1コマの描写であれ、ストーリーであれ、何度も味わうための深度と密度があるから。昔、「童夢」を読んだときに、「スゴい、これは小説よりも面白いぞ」と狂喜したものが、これも同じ興奮を味わった。生半可な小説・映画・アニメを軽く蹴散らす面白さ。

 「魔女」と聞いて何をイマジネーションする? いま浮かんだ像を凌駕するスゴい世界を体感できる。保証する。


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夕凪の街桜の国
夕凪の街桜の国
 感想が書けない。したり顔で書評もできない。amazonレビュー欄が沸いているが、稚拙なフリして書くことすらできない。受け止めたものが大きすぎて、語りえる言葉がないので、これ読んでどういう反応をしたのかを記す。

 自分の中でものすごい感情が湧き上がってきたが、どう形容してよいか分からない。声にならない叫びを発し、身を揉むように泣いた。1章と2章の間の空白ページに何を見るか? わたし自身、読み返すたびに様々な「あったかもしれないその後」を見ては泣く。

 値段の10倍の価値がある。黙って買え、そして読め、と自信を持って言い切れる珍しい一冊


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少女セクト
少女セクト
 百合スキー必読の傑作。主人公の桃子を中心に毎回オムニバス形式でカワイイ女の子たちがあーしたりこーしたりするエロマンガ。作者の意地なのか、1コマたりとも野郎が出てこないのが面白い。セリフが粋だ、ガジェットやバックグラウンドが興味深い。痴話話からサーバント、メイド、ファンタジーまでとりどり。

 しなやかな肢体をさまざまなポーズ・角度で描いていて、本当にキレイ。昨今のオバケのような巨大乳や、レントゲン解剖図のような局部とは正反対。下着の書き込みも上手く、やはり百合系の「森の妖精のはなし」を思い出した。ただし、「森の妖精のはなし」と違い、「少女セクト」は抜けないので注意して

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