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「ビジョナリーカンパニー2」はスゴ本

羽生章洋さんが再読しているほどの本なので読んでみた。あと武沢信行さんが強く推していたことにも動機付け。両人に接点はなさそうだが、どちらもGoodはGreatの敵だという点を第一に挙げているところが面白い。お二人とも経営者という立場だから、自然とそうなるのだろうか。

ワタシのような社畜でも受け取れた宝はたくさんある。

偉大な企業への飛躍をもたらした経営者は、まずはじめにバスの目的地を決め、つぎに目的地までの旅をともにする人をバスに乗せる方法をとったわけではない。まずはじめに、適切な人をバスに乗せ、不適切な人をバスから降ろし、その後にどこに向かうべきか決めている

太字ワタシ、凄まじく重要かつ実現できていない現実。どこに向かうのかって? それは、

   1.情熱をもって取り組めるもの
   2.自社が世界一になれるもの
   3.経済的原動力になるもの

を徹底的に考えた対象に集中させる。よくやる順番間違いは、上記を目的化すること。つまり「どうすれば熱意を刺激できるか?」に着目するのではなくどのような事業なら熱狂的になれるか?を探すのだ。トドメは、

偉大な実績に飛躍した企業は、はっきりした制約のある一貫したシステムを構築しているが、同時にこのシステムの枠組みの中で、従業員に自由と責任を与えている。みずから規律を守るので管理の必要のない人たちを雇い、人間ではなく、システムを管理している

太字はワタシ。あたりまえだが、ここでいう「システム」は勤怠管理のソレではなく、企業価値を高める仕事のやり方のことを指す。そうだよね、ちゃんとした人選なら、あとは任せておくだけの方が良結果を生み出すんだけどね…

読んで実践→フィードバック→再読したくなる本。座右に置いて何度も読んでは弾み車(flywheel)を一方向に押し続ける勇気と力を得る本。なので買うことにした。これは図書館で借りて読んだ。傍線、感想、感動の書き込み満載だった。いや、気持ちは分かるけどね…

これらを実践してみたいという動機だけで、経営者を目指そうとフと思ったのは、酔ったせいにしておこう。

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PMBOK3:プロジェクトとは何か?

PMBOK3からの気づき。ここでは、「プロジェクトとは何か?」についてまとめる[1.2]

プロジェクトとは何か? ズバリ有期性と独自性こそがプロジェクトの特徴だという。定常業務とは異なり、プロジェクトとは

  始まりと終わりがある
  特別な成果物やサービスを作り出すことが目的

が特徴的。期限がない仕事(定期的な作業)や、同じことの繰り返しはプロジェクトでないというわけだ。「一期、二期」や「バージョン1、2」と作業名に付けることでプロジェクトの「ふり」をする政官テクニックは重要かも、恒常的に予算取れるからねッ。

ここでは、これとは別に、

  Progressive Elaboration(段階的詳細化)

に着目したい。段階を踏んでスコープが変化する、という意味だろう。つまり、詳細化だけでなく、実質的な変更も含まれる。

仕様書を例に挙げる。計画フェーズではざっくり仕様しかないが、中身を詰めていくに従って前提条件や提供内容を詳細化していく。ご丁寧にも「スコープ管理を注意深く行い、スコープクリープを引き起こさないように」とあるがあたりまえだ。そのあたりまえができないから苦労する。スコープクリープとは、管理されていないプロジェクトスコープの変更。問題はスコープに変化が発生することじゃなくって、それが管理されていないこと。プロジェクトに変化はつきもの、変化を受け入れること

「段階的変化」はプロジェクトが目的としていることに着目すると分かりやすいかも。大目標→中目標という順だね。段階を踏んでスコープの向きを変える。経済開発の例。

ある地域の生活水準を向上させるプロジェクトがあるとしよう。最初は「最貧層500世帯に水と食料を供給する」だろうが、その次は「農地やマーケットを作り出す」ことが目的となる。

また、プロジェクトと通常業務は別に相反したりはしない。重なるところもあるよ、という。

  人により遂行される
  限られたりソース内で構成される(ヒト・モノ・カネ・トキ)
  PDCAされる

最後のPDCAにはハッとさせられた。シゴトのイロハ、PDCAはプロジェクトだろうと通常業務だろうと一緒。PMBOK3には言及されていないが、プロジェクトとは変化を前提としたシゴト。納期とアウトプットと予算が決まった前提で、途中で発生した変化(変更じゃない)をいかに取り込むか、そして取り込むことで差別化された製品・サービスを作り出す一連のシゴトがプロジェクトだと思う。

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PMBOK3からの気づき

PMBOK3を読んで気づいたことを書く。ここはその扉。宣言して追い込まないとやらない性分なので、2つ自分に約束する。


  1. 30日、つまり2005/4/7までに1回目を読みきる
  2. 気づきをここにまとめる

底本は「プロジェクトマネジメント知識体系ガイド第3版」を読み、必要に応じて原書「A Guide To The Project Management Body Of Knowledge: PMBOK Guide」を参照する。"気づき"は第3版に限らないのでご注意を。



   PMBOK3とPMBOK2000の違い 2005/01/14
   プロジェクトとは何か? 2005/03/07


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