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「ご利用は計画的に」の本当の意味

どのサラ金も「ご利用は計画的に」という。あれは「弊社のカード・ローンは、計画的にご利用ください」という意味ではない。あるいは「消費者」金融というナイスな名前から、つい「欲しいものを買うために、計画的に借りる」と解釈しがちだが、これも誤り。

「ご利用は計画的に」の本当の意味は、「ご利用いただいたお金は計画的に返済していただきます(反転表示)。つまり「限度枠ならどれだけカネを引っ張ってもいいし、それをどう使おうとかまわない。けれど返済だけはキチンとしていただくよ」ということ。計画的に「返す」のであって、計画的に「借りる」ワケではない。

だいたいサラ金から借りている時点で既に計画的じゃない。カンチガイしている人が借りるわけだ、街金から。信用枠なんて肩書きで自動的に決まるから、恣意的な要素は少ない。キレイなお姉さん(かもしれない融資担当)が親身になって応対してくれるのは「返し方」のほう。

しかし、カネを借りる人の目が向いているのは、「そのカネで○○が買える」という一点のみ。

最終的には、ほとんどの人は返済できるのだが、焦げ付く人もいる。そこで回収担当が登場。具体的な返済計画を「銀行よりも」親身になって考えてくれる。あたりまえだ。銀行は担保を押さえればおしまいだが、信用貸しは返してもらわなければ始まらない。

ドラマなどで、悪質な業者が「かわいそうな」債務者に迫る場面があるが、悪質なのは借りたほうも同じ。焦げ付いた借金を返さずに、さらにカネを借りて充てるから、借金で借金を返済しようとするから、いわゆる「雪だるま式に」なる。血で血を洗うようなもの。この辺の意味が腑に落ちない人は借金についてで紹介した「火車」を読むといいかも。

サラ金の中の人のお仕事は、お金を貸すことではなくて、お金を返してもらうこと。

くれぐれも、ご返済は計画的に

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