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「カラシニコフ第2部」連載開始

AK47。1947年に旧ソ連で開発された。AKは「カラシニコフ自動小銃」の頭文字。口径7.62ミリで30発が連射できる。取り扱いが簡単で故障が少ないため、途上国で人気が高い。冷戦時代に社会主義各国でライセンス生産され、世界中に1億丁が出回っているといわれる。
(朝日新聞2005/2/13「カラシニコフ第2部」)

重要なことは「取り扱いが簡単」なこと。例えば、自衛隊の89式自動小銃は、精密機械並みの手入れを必要とするが、AKは子どもでも扱える。兵士が極端に少ない失敗国家では、文字通り子どもにAKを与えて、人殺しをさせた。

もうひとつ重要なことは「ライセンス生産」だったこと。旧ソ連では外貨を稼ぐために、必要とするところ全てに「ライセンス」を供与していたと思われる。作るほうも使う方もお手軽なため、世界中に遍く広まっている。おかげで世界のどのゲリラもAKで闘っている。撃つ方も撃たれる方もAK。ベトナム戦争や湾岸戦争で米兵がM16の故障の多さに辟易し、敵から奪ったAKで闘ったことは有名。

その結果、AKは最も沢山殺した銃として記録され、さらにこれからも沢山の人を「簡便に」殺してゆく武器として記憶に留められるだろう。

昨年、朝日新聞で連載されていた第1部では、アフリカなどの失敗国家とAKとの関係を丹念に追っている(昨年のNo.1スゴ本)。第2部では、AKの取引で利益を上げようとする国や業者を見ていくという。

第1部は衝撃を受けた(特に子ども兵の話と「失敗国家」の定義とその成立過程)。この連載読むためだけでも朝日とる価値はあると思う(とまで書いたら言い過ぎか)。イラクだろうと国内だろうと、次に日本人が撃たれる銃は間違いなくコレなんで。


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