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デスマーチと宮沢賢治

人間トシとると季節の変わり目に敏感になるように、この業界も長いと、デスマ突入が肌で感じられるようになる

プロジェクトの表層は「嵐」なのだが、全ての作業が過去日に向かって進む。あたりまえだ。マイルストーンが達成されないことが分かっていながら、手を打つことなくその予定日を過ぎ去っているのだから

それでも対処せずプロジェクトを回転させようとすると、あちこちで齟齬をきたす。つじつまがあうはずがない。罵声や怒号や睡眠不足の間で、自分の作業が予定されていたものなのか、過去のつじつま合わせのためにやっているのか、そもそもその作業を優先させるべきなのかを、完全に見失ってしまう

若い奴らは自責のあまり自爆するか、真っ白に燃え尽きようとする。若くも責任感もない私は死なない程度に淡々と火消しに集中する

そういや、こんな状態、どこかで読んだことあったっけ、と思い出したので引用する。以下「よだかの星」(宮沢賢治)より

よだかははねがすっかりしびれてしまいました。そしてなみだぐんだ目をあげてもう一ぺんそらを見ました。そうです。これがよだかの最後でした。もうよだかは落ちているのか、のぼっているのか、さかさになっているのか、上を向いているのかも、わかりませんでした

生きることに絶望し、星を目指して飛びつづけるよだか。しかし、どの星もよだかを受け入れることはない。それでも飛びつづけるよだか
(つД`)

それからしばらくたってよだかははっきりまなこをひらきました。そして自分のからだがいま燐(りん)の火のような青い美しい光になって、しずかに燃えているのを見ました

そしてよだかの星は燃えつづけました。いつまでもいつまでも燃えつづけました

今でもまだ燃えています

燃え尽きるほど若くもないオッサンは淡々と仕事するよ。心の中でこうつぶやきながら…

「みんな、星になってしまえ」(イムホフ・カーシャ)

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対決!日米ゲーム開発残酷物語

CNETブログの「ゲーム開発者残酷物語」を読むと、米国のゲーム開発者がいかに悲惨な状況で働いているかが分かる[参考]。聞き取り調査の結果を引用する。

回答者のほぼ6割が通常週46時間以上働くと述べている。そして、95%以上は会社でいわゆる「追い込み期間」を経験したことがあるという。また、18%以上は2カ月以上続く追い込み期間を経験し、さらに3分の1以上がその期間中に週65~80時間働いていたと回答している

…なんかヌルいんですけれど。仕事が立て込んでいても自分の労働時間を把握できている余裕はあるんだねッ…っつーかこれが時間を切り売りするリーマンの鑑なのでしょう。

お次は日本。もはや「時間」は何の意味も成さない例↓ 引用元は「ゲーム業界残酷物語」from POWERTODAY

監禁

「J社の開発室って地下にあって窓が一つも無い」とか、
「開発室のドアは外側からカギが掛けられる」とかって
昔、聞いた事あるんスけど...本当のところどうなんスかね。

本当です。でも今はカギはありません、新聞沙汰になったので。だいたいプロジェクトが大詰めになると、「寝ていない時間≒仕事している時間」になるんじゃぁないかと。アメリカン・プログラマの悲しい話は、探せばもっと悲惨なやつが出てきそうだが、↓のを聞くと同情の余地が失せる

ただし、10万ドル以上のサラリーをもらう場合もあるゲーム開発者には、同情の声ばかり集まるわけでもない。先のブログの書き込みに対して、「McDonaldや工場で一度働いて、それからエアコンもあればコーヒーも飲み放題の自分の職場と比べてみろ」という書き込みもあった

ええと、マクドナルドもプログラマもやった私から言わせてもらうと、「マクドはキツいかもしれないが、気がヘンになることはない」よっ。再びトダイの「ゲーム業界残酷物語」より

発狂

K社のゲームプログラマーの場合
仕事中(やっぱ夜中)に突然、椅子(車輪が付いてて転がるヤツ)に腹ばいになり
「見て見て!ウルトラマンだー!」
と転がりはじめたプログラマー。
仲間にもウケて大好評!。しかしなにかが違う、しつこい。
いつまでもやってるので「いい加減にしろ」と仲間が様子をみたところ見事にイっちゃってた。

この勝負、日本の勝ち~(つД`)でも涙が止まらないのはなぜ?

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