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プロジェクトマネージャとリーダーとの違い

プロジェクトマネージャの評価基準のトップは、「そのプロジェクトにとって良いことか?」
リーダーは、「生産性を上げられるか?」が一位


プロジェクトマネージャは、仕事に人をアサインする。従って、仕事がうまくいかない場合は、人を取り替えたり増強したりする
リーダーは、人に仕事をアサインする。だから「その人にしかできない」プロフェッショナルが育つ


プロジェクトマネージャは、優秀なスタッフを集める
リーダーは、優秀なチームを作る


プロジェクトマネージャは、一年後のプロジェクトがどこまで成長したか気にかける
リーダーは、一年後、部下がどれだけ成長できたかを気にかける


プロジェクトマネージャは、プロジェクト憲章により指名され、権威づけられる
リーダーはプロジェクト憲章を作成し、サインをする


結局、優秀なプロジェクトマネージャはCEOまで出世できる。リーダーは社長まで。
CEOの主な仕事は株主に還元することであり、社長の主要な仕事は社員の給料日に給料を払うこと。

優秀なリーダーは、優秀なプロジェクトマネージャを育てる

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「ザ・リーダー」(ライル・サスマン)を読了。デスマに突入、プロジェクトは崩壊寸前、解雇目前のマネージャが、奇跡的に道を見つけて、復活させる物語。優秀なマネージャ≠優秀なリーダーであることが痛いほど分かる。おもしろいが、面白いだけ。「コンサルタント」である著者は、コンサルタントであるがゆえにお話上手/たとえ話上手だが、実際の仕事なんてからきしやったことがないことが良く分かる。

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リラックスを強要される子どもたち

読んでないが、スゴ本だ→"Ready, Set, Relax"

この本は9-15歳を対象とした心身のリラックス法を紹介している。Amazonレビュー読む限り、米国の子どもは慢性的なストレスにさらされているようだ。日本だと「お受験」だろうが、米国だと履歴書なんだろう。

平日は稽古事、ホームワーク、休暇だとボランティアやインターン活動… 大人顔負けの過密スケジュールに追いまくられる米国の子ども。当然、大人と同じようなプレッシャーに晒される。曰く、「期限までに、目標を達成せよ」

オトナの勝手な「競争社会」「成果主義」が afterschool に持ち込まれることによる弊害は大きい。ジャーナリストのルイーズ・ブランソンによると、

現に、子どもたちは、興奮剤や鎮静剤をはじめ、鬱やストレスに対処する薬への依存を強めている。アメリカの学校を覗いてみるとよい。保健室には向精神薬の「リタリン」や抗鬱剤の「プロザック」をもらおうとする子どもの姿があるはずだ(雑誌「フォーサイト」5月号より。太字化は私)

そうしたクスリに頼る前に、なんとかしようという試みがこうした本だろう。「位置について、用意、リラックス!」という号令自体、皮肉としか思えないが、当事者たちはおおマジメだ。

ニュージャージー州のリッジウッドでは「位置について、用意、リラックス!」という日がある[参照]。年に一度のこの日では、学校はホームワークを出してはならないし、課外教室やスポーツクラブは自粛する。オトナも早く帰って家族で団らんしなさい、という日らしい。今年は3月22日だったとか。

「リラックス」を強制される米国のお子さまたちは気の毒だが、ニッポンもたいして変わらない。米国を嗤ってられない。そのうち「ストレスマネジメント」とかいう言葉が流行るようになるのかね。

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ネタ元:雑誌「フォーサイト」5月号

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NTTが電話から撤退する日

先ずUSの話。堕ちたAT&Tの話。スタンダードプアーズは2004.8にAT&Tの格付けを「BB」、すなわち投機的要素が強いジャンクボンド扱いにした[参照]。引き下げの理由として「電話業界の構造的な変化がAT&Tの財務状態に長期的な影響を及ぼす」と指摘している。

携帯電話やインターネットの普及により、遅まきながら米国の通信業界では地殻変動が起きている。

AT&T分割でできたベビー・ベルの末裔たち(*1)は、家庭や会社に直接つながっている「ラストワンマイル」で顧客囲い込みに成功している。そして、傘下のネット事業や携帯でキャッシュを伸ばすビジネスモデルで業績を拡大させている。

一方、長距離通話に頼ってきたAT&Tはこの変動に取り残されている。新規顧客の受付停止に踏み切り、AT&Tは事実上、電話事業からの撤退宣言をしている

さらに、先日AT&Tが電話用設備の償却により大幅な赤字計上をしたばかり[参照]。この記事によると、撤退による更なる収益の悪化が予測されることから、コンシューマ向け電話サービスに関する設備の減価償却を前倒しで計上したという。

71億ドルの赤字。残された経営資源は企業向けデータ通信事業やIP電話に振り向けるという。

お次はUKの話。BTショック(BT's shock)と呼ばれている英最大手ブリティッシュ・テレコムの施策で、2006年から従来の電話網からIP網への移行を開始し、2008年までには大部分のユーザをIP網へ移行させ、電話のみならずコンテンツ配信も含めた情報サービスを包括的に提供しようという試みである(*2)。

でもって日本の話。設備負担金の廃止を宣言し、穏やかな形で固定電話事業から撤退しようとしているように見える。固定電話網からIP網への脱却は世の流れとはいえ、トラフィックの減少に収益モデルが追いついていないのが現状ナリ。RENAちゃんを練成しようとしているようだが、「高速・高価・高品質」の3高はISDNモデルの発想そのまんま。また、企業向けデータ通信事業はパイの奪い合いでありドラスティックな収益向上は望めない。

米国は日本の未来の姿だと断ずることは危険だが、NTT分離分割はAT&T分割を参考に行われた。AT&Tがどっちへ向かうのかは、NTTの試金石となるだろう。

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*1:ベライゾン・コミュニケーションズ、SBCコミュニケーションズ、ベル・サウスなど
*2:ネタ元は雑誌「フォーサイト」2004.11月号

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【蛇足】

10月25日昼、新潟県中越地震における各通信会社の対応をWebsiteでザッピングしてみた。NTT東日本、NTT西日本、NTTDocomoの三社のみが復旧状況や災害時サービス案内を行っていた。「みかか」の肩を持つわけではないが、料金だけで甲乙つけることと、「ライフライン」としての通信網は別物として考える必要がある

地震直後、そして現在もIP電話網は不通だろう。実は停電時でもアナログ電話が使える(NTTの交換局に非常用のバッテリーがあるため)。しかし、企業や集合住宅でIP電話化している場合、代表のアナログ回線しか使えなかったはず。また、輻輳対策としてのQoSは所詮プログラム。大規模な呼の集中をさばけていないだろう。マスゴミはこの問題を報じているだろうか? IP電話の問題点は別の機会に書くつもり。

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KKDとは「根性根性ど根性」だと思っていた罠

たまにはPMP関連の優れたサイトの紹介を。

「はい、私もPMPですが。」のご紹介。PMP対策というより、むしろPMP持っている人向け。「PMP取得したけれど、仕事ぶり何も変わっていない」という人は読むとよいかもー。PMBOKを体系づけた説明はなく、プロジェクトマネジメントの実践現場からPMBOKを考察している。PMBOKを理解していることが最低ライン。

だからといって初心者お断りではない。むしろ、マネジメントの壁に行き当たっていたり、デスマプロジェクトを止めるべきなんじゃぁ…とお悩みのチームリーダーが読むと、きっと「気づき」が見つかる。

  1. スコープが決まらずにプロジェクトが始まってしまっているという事実
  2. 指示されなければ何もしない請負先(最強PMP軍団)
  3. KKD大好きの上司(これこそ最強)

「現実・・・」からの引用。身につまされること多し。

少しドライbutプロならではの見解はリンク先を熟読すべし。読んでて「何をアタリマエなことを」と思った人は実は私。そのアタリマエなことがちゃんとできていないことについて、二重に身につまされることになる…

1→スコープが決まってからスタートしたプロジェクトってやったことありませんが何か?

2→指示しても動かない最凶軍団の場合。「ええ、結構です。ぜんぶこっちでやっておきますから。従って契約更改はありませんので引継ぎ資料を念入りに作成しておいてくださいね」

3→上司のKKDは根性根性ど根性~としか読めない(ホントは経験・勘・度胸)

もちろん分かっているつもり。プロフェッショナルを目指すのなら、最初に、かつ、最大に変わらなければならないのは、わたし自身であることを。

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子どもにTVゲームを教える

3歳児のわが子に死を教えたりセックスを教えたり、おかしなオヤだという自覚はあるが、最近はTVゲームを教えている。「ゲーム脳」を吹聴する売名馬鹿は放っておこう。脳波は能を見ているときやセンター模試を受けているときと同じ「忘我」と同じ波だ。

本を読んだりメシ作ったりするのと同様、ゲームで遊ぶことはとても日常的なので、子どももそうなることは必至。ヘンに遠ざけたり禁止するオヤでもないし。

ゲームのメリットは「パターン認識」。格ゲー、アクション、シミュレーション…なんであれ、「勝つためのパターンをいかに早く識別し、適用させるか」はガッコの勉強でも、会社ゲームでも役に立つ。TVゲームであれば、必ずクリアできるように作ってある。現実では上手くいかない分、ゲームで学んでくれ、パターン認識を。要領ともいうが。

ただ、血ドバーや暴力的なやつはちょっとなので、今やっているゲーム「鋼の錬金術師2」は見せない。奥サマ方が大好きな「英語」や「絶対音感」を養うべく、こんなゲームをやってみせた→「パラッパラッパー」

ご存知でない方に紹介すると、いわゆる「音ゲー」の先駆。リズムにあわせてボタンを押すだけのカンタン操作。音楽が良い(松浦雅也!)、キャラもスゴい(ロドニー・グリーンブラット!)。ン年ぶりのリプレイなのだが、いまだ新鮮ナリ。タマネギ師匠やニワトリ先生に翻弄されるされるパパ。

んで息子は踊る踊る、歌う歌う。"I gotta believe!"(やればできる!)なんてセリフも覚えてるし(←主人公パラッパの口ぐせ)あと、リプレイしまくるパパを見ているうちに学んだらしい。「あきらめずくり返しプレイして上手になる→そうすればクリアできる」ことを、ね。

「ゲームは一日一時間まで」…まずオヤができていないorz
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