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23分間の奇跡

児童書のフリをしているが児童が読むのは禁止。子どもの集団心理が「せんせい」によって上手に誘導されていくことが描かれている。

物語は午前九時に始まり、九時二十三分に終わる。ひとつの国が敗れ、占領され、教室に新しい教師がやってくる。そのクラスでの二十三分間の出来事は、「最初の授業」と読んでもいい。つまり、アルフォンス・ドーデの「最後の授業」の続編ということ。

「23分間の奇跡」(ジェームズ・クラベル)は、かつてのベストセラーなのだが、いま読み返してみると、その稚拙さに微笑む。イラク駐留プログラムの破綻具合や、反日教育が染みとおった某国民のとっぴな行動。これらを見ていると、集団洗脳がカンタンにできるような書き方をしているこの小説は、あまりにも幼稚で、キケンだ。

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555名セリフ

「おれが眠っていた間に、君は変わってしまった。でもね、実はおれも変わったんだよ」(第2話)

木場勇治、考えてみると、彼は裏切られどおしだった… これほど裏切られキャラもめずらしい。その最初の裏切りに際して。人の心は、うつろいやすい



「知ってるか? 夢を持つとな、時々すごく切なくなるが、時々すっごい熱くなる…らしいぜ。おれには夢がない。でもな、夢を守る事はできる。変身!」(第8話)
巧には夢がないらしい。「あったかもしれない夢」を封印しているというよりも、むしろ、夢を持つことを諦めてしまっているような… その分、真理のひたむきさを応援する巧



「知ってるかな? 夢っていうのは呪いと同じなんだ。途中で挫折した者はずっと呪われたまま…らしい。あなたの…罪は重い…」(第8話)
木場のセリフ。海堂ギター編はぐッとくる。彼が夢を失う過程が、そして本当に悪夢ですら捨て去る出来事が。「夢がない人間がオルフェノクになる」というが、彼はなるべくしてなったといえる



「生きて行きたいんです。人間として」(第17話)
結花が巧に向けた言葉。この言葉が「ファイズとしての」巧に重くのしかかる。ラストまで観てようやく分かる、これが伏線だったんだと。



「おれは… もう迷わない。迷っているうちに人が死ぬなら…戦う事が罪なら、おれが背負ってやる!変身!」(第17話)
カッコエェ~。でもそのまえに苦悩する巧がいる。オルフェノクでも心をもつ人もいる。そういう存在を闇雲に狩るだけなんて… そいつを突き抜けた後のセリフ



「私、幸せでした… 啓太郎さんに出会えて… どうか、啓太郎さんの夢が叶いますように… 世界じゅうの洗濯物を真っ白にして… そして、世界中のみんなが幸せになりますように」(第?話)
号泣



「それで? 何なの、巧の夢って?」
「世界中の洗濯物が真っ白になるみたいに… みんなが幸せになりますように…」(最終話)
全てが分かって、かつ号泣

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COマグロはニューヨークを目指す

COマグロとは、鮮やかな赤身にするため一酸化炭素を使用したマグロのこと。数年前にマスゴミが騒ぎ、現在日本では禁止されている[参考] 。また、輸入マグロも検査されている[参考]ので、スーパーで見かけることはない。

当時問題視されたのは、人体に有害な一酸化炭素で加工したマグロの安全性だった。しかし、燻製で発生する一酸化炭素は問題ないので、まるっきり的外れな騒ぎだったといえる。むしろ問題なのは、寿司・刺身で生食するマグロを「加工」することで新鮮に見えてしまうことだろう。

"Tuna's Red Glare? It Could Be Carbon Monoxide"によると、COマグロは主に東南アジアで「加工」されるとのこと。日本以外にも、カナダ、欧州では禁止されているため、こうしたマグロはアメリカに流れ込んでいるらしい。寿司にも米国にも縁が無いので、心の底からどうでもいい話なのだが、Rich American が有難がって食べている様子を想像してみるとちょっと笑える。

このネタ"Don't eat cheap sushi "で知ったんだが、この在日ニューヨーカー(?)は月イチでSUSHI食べてるらしい。私が最後に食べたのは、去年だったか正月だったか、あるいは去年の正月だったか

(つД`)

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ナチュラルクリーニング

カビとりハイターストロングは、その名のとおり、強力だ。そのパワーは、私の手指を溶かし、目ン玉もノドもおかしくさせる。15分も掃除すれば風呂じゅうピカピカだ(それ以上は身の危険を感じるので退却)

問題はその後

6時間前まで薬剤まみれだった場所に、6ヶ月の赤ん坊を裸にして入れるとき、かなりビクビクしている。もちろん充分なすすぎ・充分な換気を心がけているが、裸の赤ん坊を座らせる場所を、危険な薬剤で「キレイ」にするという発想は、どう考えても矛盾している。

考えていることは皆おなじで、こういう本がある→「ナチュラルクリーニング」。一言だと、キッチンにある材料で掃除しようという発想。料理に使うような材 料なら、体にも地球にも優しいでしょ、という考え方。「地球に優しい」というかゆみを伴う偽善性について、別の機会に斬ることにする。

汚れとは、「こびりついた酸化物」

古くなるということは、酸化するということ。全てのモノは酸化に向かう。老化も劣化も、つづめていえば物質が酸化することに等しい。もちろん石鹸カスのような「アルカリ性」の汚れもあるが、ひとまず汚れとは「酸性」と考えておく

汚れを取る、ということは「汚れを中和させる」

汚れた部分を物理的に除去すれば、汚れは取れるが、繊維などを痛めるおそれがある。発想を変えて、汚れている部分を中和させて、浮かして、取る。界面活性剤がこの考え方。「酸性」の汚れを中和させるには? もちろん「アルカリ性」のものを使う

時間をかけて汚れたものは、時間をかけて、汚れを落とす

だいたい、何週間も放っておいたものを、たかが30分でキレイにしようなんて発想が間違っている。30分でキレイにするためには、強力な洗剤が必要だし、15分ならもっと激烈な洗剤が必要だ。「毎日掃除をしなきゃ」というよりも「時間をかけてきれいにする」という気持ちで取り組む

考え方はこのくらい。「ナチュラルクリーニング」で検索しても、こうした「考え方」は書いてない。「地球に優しい」商品ばかりヒットするからだ。これにゃホント閉口させられる。いや、商業主義に異を唱えているわけではなく、皮をかぶるなよと言いたいだけ。

掃除の材料・道具

薬局に行って、「重曹」と「クエン酸」を買ってくるだけ。あと、普通の石けんでOK。ネットで山のように紹介されている「お掃除を便利にする道具」はいらねぇ。「自分の手」で充分だし、「そのへんのコップ」で充分ナリ

重曹

黒豆を煮たり、ケーキの膨らし粉として使う。本名は炭酸水素ナトリウム。入浴剤としても使えるし、漬物の発色も良くなる。女性のいわゆる「締め付け」を良くするという効果もある(確認済情報)。重曹はアルカリ性の性質をもち、二酸化炭素を発生させる。研磨作用もある。酸性である油汚れに本領を発揮する

クエン酸

その名の通り酸性の性質を持つ。梅干やレモンのすっぱさの素がこれ。水あかや石けんカスなどのアルカリ性の汚れを中和させる。サルモネラ菌の繁殖を抑えたり、タバコのヤニ、魚の臭いの脱臭にも効果がある。酸性の食材なら「食酢」でも代用できるが、酢そのものの匂いがイヤな人にはクエン酸がマル

掃除の手順
   1. その汚れは、酸性? アルカリ性? を見極める
   2. 汚れのしつこさぐあいを考える
   3. 実践する
   4. 汚れの落ち具合を調べる(場合により2.へ戻る)
   5. 中性に戻す←これ重要!

ほとんどの汚れは酸性だと仮定する。やってみてダメそうなら4.でやり直せばよい。で、軽い汚れは重曹を、しつこいのは石けんを使う。シンクは重曹をふりかけて水スポンジでこすり、ガスレンジの油汚れは石けんをドロドロに溶かしたものをなすりつけて放置するとか。
重要なのに忘れられるのは、中性に戻すこと。アルカリ性であれ、酸性であれ、洗うもののphをどちらかに傾けたら、元に戻すひと手間をかけると、再び汚れにくくなる

Tips

「この汚れは酸性なのかアルカリ性なのか分からない」ときにはgoogle先生に聞いてみる。例えば尿、体調によりどっちでもアリだと思うが、病的なまでに「酸性!」「アルカリ性!」どちらの主張も存在する。

     google先生に「尿はアルカリ性」と聞いたら67件

     google先生に「尿は酸性」と聞いたら85件


駅ゲロ(酔っ払いが駅で吐いたゲロ)に、駅員さんが粉のようなものをふりかけているのを見たことがあるだろうか? あれはオガクズと重曹を混ぜたもので、オガクズで水分を、重曹で「あの酸っぱい臭い」を吸収しているのだ



鍋のこげつきにふりかけて、水をためておくことで二酸化炭素の泡がコゲを浮かせて、汚れを落としやすくなる。研磨作用があるのでクレンザーとしても使える。鍋に限らず、キッチンまわりは重曹でOK



ラスト、最も実践的なアドバイスを。できるところから、やろう。実は「ナチュラルクリーニング」、半年前にヨメさんがチャレンジして玉砕。一時期、いたるところに、重曹ペースト、クエン酸霧吹きがあって、ヨメさんはことあるごとにシュッシュと掃除しとったわけ。家中の洗剤類を一掃したのはいいけれど、「これは酸性? アルカリ性?」をいちいち調べたりするのに面倒くさくなり、いつの間にやらやめてしまってたわけ。

っつーわけで、ダンナがリベンジと。まずはキッチンから

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Japanese productivity is poor

Seemingly, according to this report, Japanese laborers' productivity will be low. Furthermore, it is said that Japanese work ethic hides inefficiencies.

Official figures show that Japanese workers are 40% less efficient than Americans. They are also significantly less productive than the French or the Germans.
When I talk to the bankers in the meeting rooms almost 90% are talking about golf or playing golf.

It is worthless to argue with this reliability. Possibly such occurrences and investigations existed. Probably, there is a difference in culture,race, or nationality. However, only the difference was emphasized and telling like the universal fact is mistaken.

"Such tendencies are looked at by Japanese people. Therefore, Japanese people are hopeless."

If this text transposes "Japanese people" to an "American" and "British people", it is realized. You can get ANY conclusion from statistics by considering what factor to be choosed. The following joke is ONLY JOKE, NOT UNIVERSAL FACT.

Since the ship sank, the captain said to the passenger like this.

To Americans, "it was said fully that Americans were insured",they jumped.
To British, "The sport with jumping off",they jumped.
To Germans, "It is to jump down by a rule",they jumped.
To French, "It is prohibited to jump down",they jumped.
To Japanese, "All menbers besides you jumped down",they jumped.

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萌えるSF小説「たったひとつの冴えたやりかた」

たまにはSFを紹介してみる。これはもう古典ですな…んが、萌え小説の草分け&金字塔なのがコレ。まず表紙の愛くるしいコーティーに萌えてくれ。

スペース・オペラの時代。十六歳の誕生日に、小さなスペース・クーペをプレゼントしてもらったコーティーは、今風にいうと「宇宙冒険ヲタク」だ。おとうさんとおかあさんに小さなウソをついて、冒険へ出発する。充分に準備してきたが、外宇宙(ここでは"リフト"と呼ばれる)へ行くのは初めての経験だ。

日の出のような興奮が彼女の全身を浸す。やったあ! はじめてのソロ・ジャンプ!
そして、心のよろこびといっしょに、またあの体のほてりが感じられ、そのあまりの強さに、一瞬とまどう。たしかに肉体的なものだ。まるで自己刺激器具のブーンといううなりみたいだけど、ふつうの自己刺激で感じるような、べとべとした不快感はない。

初めての旅、初めての冒険… コーティーはそこで異生物体とであう。ファースト・コンタクトというやつやね。しかも自分の頭の中で!脳寄生体と「元気少女の愛と勇気と友情を描いた」という誘い文句には騙されましたな。萌え~とか読んでると、彼女が最後に選んだ「たったひとつの冴えたやりかた」を知って思わず涙するかも。萌えゲーはこの「おやくそく」をおさえているといえる。だからこれは「原典」なのかもしれない。

ティプトリー・ジュニアの入門書とてもお手軽な一冊。イラストが川原由美子なのもポイント高し。

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