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JAL/JASシステム統合

別名Dream-Jプロジェクト。2001/11発表され、2004/4サービス開始した。JAL/JAS経営統合によるシステム統合のため、システムコストや運用コストよりも、社会的に見える部分での「統合」を目指したものと思われ。この記事ではDream-Jの概要とフェーズ1.5の問題点を指摘する。

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第11章:プロジェクトリスクマネジメント(その2)

ここでは、プロジェクトリスクマネジメントをまとめます。
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公共ITシステム受注のカラクリ

随意契約:大手IT企業と行政主管との素敵な癒着の原因。一般に、契約(contract)には最低でも次の事項が書いてあるはず

 1. 発注者
 2. 受注者
 3. スコープ
 4. 納期
 5. 価格

随意契約とは競争入札方式によらず、任意に選定した業者を相手方とした契約のこと

競争入札にするのであれば、「受注者」を除く全ての情報が明らかにされている。その上で「この仕事を任せる相手を誰にするか?」を決める

 1. 発注者
 2. 「     」 ←未決定
 3. スコープ
 4. 納期
 5. 価格

一方、随意契約で行うということは、事情はどうあれ「受注者」は予め決まっている。こんなカンジ

 1. 発注者
 2. 受注者
 3. スコープ ?
 4. 納期   ?
 5. 価格   ?

極端に言えば1.と2.が決まっていれば締結できてしまう、不思議な「契約」となる。本来、仕事を出す立場と請け負う立場は、1~5が明確になってはじめて「契約」という行為ができる。つまり、随意「契約」とは、契約に必要条件を満たしていない「契約」なのだ

この契約ですらない随意契約のおかげで、発注者、受注者の双方にとってスゴいメリットが生じてくる

単年度主義:官公庁の調達は単年度単位。かつてシステム構築はでっかいプロジェクトだった。とうぜん「システム化予算」はスゴい値札がつくことになる。これを単年度で作ることも、その予算を通すこともムリが生じてくるもの。初期投資分を単年度予算に載せることは難しかったんだろう。予算は毎年あまらせないように使いきり、次年度は漸増するように取り計らうのが出世する官僚の条件だし。

これを年毎の随意契約にすることで、一発解消できる。契約期間は1年間だが、年毎に契約更改を繰り返す。どんな高額でも「10年で償却することを想定し…」などともっともらしいリクツをつければ10で割った金額が単年度予算となる。この数を増やせば増やすほど通しやすい予算となるワケ

一方ベンダーの方もありがたい。できてもいないシステムの10年分の保守契約を結んでくれるのと同義だから。仕事の確保が保証されるってのは、本当にありがたいことです。しかも、できあがれば保守費がもらえる…もちろん別会計で

メリットはまだある

システムを導入する該当部門が予算を請求し、議会や財務省から承認されるまでの時間を逆算すると、実際のシステム開発にかけることができる時間はほとんどないに等しい。つまり単年度主義を忠実に守るのであれば、

  「計画策定、予算請求→議会承認→発注」これに8~9ヶ月
  「システム開発~リリース」これを3ヶ月でヤレ!

ということになる。ぶっちゃけありえない!

タテマエがそうならホンネのところはこうだ。代々その官公庁に食い込んでいて、そこのシステムを作ってきた大手ベンダーが官公庁の代わりに決めた「仕様」に基づいて予め作っておいたパッケージを丸ごと採用するカラクリ。

発注側もありがたい。RFPなんざ書かなくてもベンダー常駐者が何やら調べて書いてくれる。仕様を提示しなくても、(ちょっと思ったのと違うかもしれないが)何か出来合いのものを提供してくれる。自分はサインするだけ。よく「丸投げ」というが、それは投げる前に仕事を受け取っていなければならない。この場合は受け取ってないから丸投げですらない

かくして大手ベンダーと行政主管の思惑は素敵な融合を始めるのだった…

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練習問題:計画プロセス(問1-20)

ここでは、計画プロセス(問1-20)の練習問題と解説を書きます
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やっぱりヘンだぞ雑誌「選択」

厚労省と監修料ネタをしつこく書いている朝目新聞。汚水に堕ちた犬に石を投げるがごとく、このときとばかりに嬉々としているデスクの顔が目に浮かぶ。そんなに雑誌「選択」を目の仇にしてたんかーへーと思う。やっかみ嫉妬はさておき、雑誌「選択」8月号ネタ

その1
週間ダイヤモンド2004/08/07特集「創価学会の経済力」で見かけたこの記事

和光大学に勤務する I 教授が会員制情報誌「選択」を発行する選択出版の取締役に就任したのは、昨年12月25日のことだった。毎日新聞欧州総局長を務め、ドイツ経済に関する著書が多数あるこの人物を、選択出版の湯浅正巳社長は「編集長含みで招聘したようだ」

I 教授って、「国際アジェンダ考:時の笛音」の連載記事書いている伊藤光彦教授のことでしょ? ヨーロッパネタを中心にカナリ大胆な考えを展開する人ですな。選択8月号「アジア共同体は全欧安保を手本に」は、実現性はともかくそーいう視点で見てもいいんだーと勉強になりましたな。

もっと直裁に書いているのはココ↓
月刊誌「選択」が創価学会に乗っ取られた!

その2
ナメてるのか考えていないのか読者への挑戦か分からないが、選択8月号に並んだこの記事


  • 「躍進」民主党に突きつけられたもの~政権奪取の前に立ちはだかる高い壁
  • 小泉「死に体」の根拠~国政選挙で負けた政権は1年持たない

どちらも前回の参院選の考察を元に、小泉政権の行く末と岡田民主の対決構造を図化している。自民の負け戦をひとくさり述べた後、前者の記事は「小泉サイドが"敗北"から立ち直るのは意外と早い」と述べ、後者は「末路は下り坂を駆けるように一気呵成だ」と書いている…

どっちやねん!?

この脈絡のなさは非道いぞ。読まずに並べたのか読者をバカにしているのか、それとも編集部でもぶれているのか、記者の力関係を調整できていない(かつ、時事的にいたみやすい記事だったから)なのか…

その3
8月号持っている人は表紙見返しと裏表紙を見てみると面白いかも

  表紙見返し→単行本「インテリジェンスを一匙」の広告
  裏表紙→単行本「むかし女ありけり 炎立つとは」の広告

「インテリジェンスを…」を出版したのは悪名高くなってしまった選択エージェンシー、「むかし女…」を出しているのは講談社。抹殺されたんだろうなぁ…エージェンシー…子会社解散と言ってたし。案の定、表紙見返しの広告の選択MADEの下には選択エージェンシーの文字列が抹消されている。単行本の画像の下の方にはSENTAKU AGENCYがあるのに…

(つД`)

がんがれ、選択

7月号の感想→なんか変だぞ雑誌「選択」

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第11章:プロジェクトリスクマネジメント(その1)

ここでは、プロジェクトリスクマネジメントをまとめます。
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第10章:プロジェクトコミュニケーションマネジメント(その2)

ここでは、プロジェクトコミュニケーションマネジメントをまとめます。
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「プロジェクトはなぜ失敗するのか」(伊藤健太郎)

入門書。「プロジェクトマネジメント入門」が妥当。デスマを一度でも歩いた人ならどうしてこれが本になるのだろう?と思うはず。それでも「プロジェクトはなぜ失敗するか?」について真剣に考えてまとめたというだけでもたいしたもの…だと思いたい

例えば…「リスクマネジメントが重要です。だからリスクマネジメントをちゃんとやりましょう」 … そんなことは分かっている。ただ、限られたリソースの中で何をどこまでやればちゃんとリスクマネジメントしたことになるのか?が書いてない

このブログのPMシリーズを読んで「ふーん」と思う人なら読む必要ないだろな。「へぇ」と思った人なら読んでおくといいかも(w

「真の問題は○○だ」とか、「○○だから××すべき」とか断定口調のなんちゃってソリューションを聞くたびに言いたい

失敗したプロジェクトメンバー10人から、その原因をヒアリングしたとき、失敗した原因はいくつか数えたことがあるか?ってね

答えは1000以上。10人×100色の状況下で、その場その場で解決できる人材を創りあげるしかない。状況や問題を定型化定例化マニュアル化できると信じるのはテメェの勝手かもしれないが、後でいかようにも言い訳するのでなく、イマ、ココで解決しなければならないから、評論家は逝ってよし! っつーわけで、これで喰える人は羨ましー

顧客とは誰かについて全く切り込んでいない。一般論化するあまり、総務的な役割をする人を、業務仕様のステークホルダーとして扱ってしまう愚について一切語っていない。また、RFPをまとめる能力がない人材を"システム担当者"に割り当ててしまうとどうなるか? について、書いていない
…マジになっても仕方ないかorz

「日経○○マンセー」坊やにとっては飛びつきたくなるような内容だと思う。しかし、この本に従って、PMの普及のためPMOをつくるだけでOKという話じゃぁないと思うぞ

PMOの問題はそのうち書きます

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