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KKDとは「根性根性ど根性」だと思っていた罠

たまにはPMP関連の優れたサイトの紹介を。

「はい、私もPMPですが。」のご紹介。PMP対策というより、むしろPMP持っている人向け。「PMP取得したけれど、仕事ぶり何も変わっていない」という人は読むとよいかもー。PMBOKを体系づけた説明はなく、プロジェクトマネジメントの実践現場からPMBOKを考察している。PMBOKを理解していることが最低ライン。

だからといって初心者お断りではない。むしろ、マネジメントの壁に行き当たっていたり、デスマプロジェクトを止めるべきなんじゃぁ…とお悩みのチームリーダーが読むと、きっと「気づき」が見つかる。

  1. スコープが決まらずにプロジェクトが始まってしまっているという事実
  2. 指示されなければ何もしない請負先(最強PMP軍団)
  3. KKD大好きの上司(これこそ最強)

「現実・・・」からの引用。身につまされること多し。

少しドライbutプロならではの見解はリンク先を熟読すべし。読んでて「何をアタリマエなことを」と思った人は実は私。そのアタリマエなことがちゃんとできていないことについて、二重に身につまされることになる…

1→スコープが決まってからスタートしたプロジェクトってやったことありませんが何か?

2→指示しても動かない最凶軍団の場合。「ええ、結構です。ぜんぶこっちでやっておきますから。従って契約更改はありませんので引継ぎ資料を念入りに作成しておいてくださいね」

3→上司のKKDは根性根性ど根性~としか読めない(ホントは経験・勘・度胸)

もちろん分かっているつもり。プロフェッショナルを目指すのなら、最初に、かつ、最大に変わらなければならないのは、わたし自身であることを。

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コメント

こんにちは kjy です。
実は私もPMPですが、身につまされます。
蛙のTシャツほしいです。

投稿: kjy | 2004.10.25 18:17

ををっ kjyさんはPMPホルダーだったんですか!
なんだかまぶしいです(私は勉強中なので)
資格のための勉強に終わらせないように頑張っています

投稿: Dain | 2004.10.25 22:28

一番は、パソコンの前に4時間座れる体力があるかです。
がんばってください。

投稿: kjy | 2004.10.26 09:51

 > パソコンの前に4時間座れる体力

た、確かにキツいですね。集中力が保てるかどうか…
がんばりますー

投稿: Dain | 2004.10.26 12:52

確かに、スコープが決まってからスタートするプロジェクトなんて、
現実にはほとんど存在しないような気がしますね。

投稿: ZEONG666 | 2004.10.26 20:41

ZEONG666さん、お久しぶりです

  「じゃぁソコだけは決まっていないままということで…」

あるいは

  「この仕様で決めていただくか、あるいは対案を
   来週までにご提示いただくということで…」

という殺し文句をいってみたいですorz

投稿: Dain | 2004.10.27 01:39

私はPMPではありませんが、PMPは騒がれ過ぎに感じています。

最新の日経コンピュータの最後の記事にもありますが、PMPのルールに従ってプロジェクトを実施すれば上手く行くというマニュアル主義、PMPという資格がないとPMは出来ないという権威主義と言うか・・・なんだかマニュアル、権威などに頼りすぎですね。
マニュアル通りにとかでなく、もっと真面目に方法を考えてプロジェクトに取り組むべきのように感じています。

何年経っても方法は余り変わらないように思うのですが、年寄りの言うことは違うのかな?

投稿: maida01 | 2004.10.27 09:45

maida01さん、コメントありがとうございます

おっしゃる通り、何年経っても方法は変わっていないと思います。

該当の記事は、日経コンピュータ10/18号「【人と組織を生かす――プロジェクトマネジメント入門】 チーム全体を成長させるルール作りを心がける」のことでしょうか… 残念ながら購読していないので、憶測で書きます。

PMBOKには、マニュアル重視やPMPの「権威」は記述されていません。マニュアル主義ならISO9000、権威ならITCの方が強調されていると思います。

一方、PMBOKによると、PMの極意は「コミュニケーション」に尽きます。そしてマネージャの仕事時間の大半はステークホルダーとのコミュニケーションに費やすべし、とあります。

また、PMPを認定するPMIは、1969年に設立され、1984年からPMP認定試験を行っている旧い組織です。PMBOKで想定している開発方式はウォーターフォール、構造化設計そのまんまなので、目新しくもなく、むしろ古臭いくらいです。

従って、マニュアル主義や権威主義に書かれているのであれば、ライターはPMBOKをマトモに読んでないんじゃぁないかなーと思います(たとえPMPホルダーだったとしても)。

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投稿: Dain | 2004.10.27 13:33

kjy です。
ちょっと話題から逸れてしまいますが。
ISO9000,14000、PMP、CMMといった一連の流行ごとは「全球標準」という名の米国の利益のための型枠推進という戦略の具現戦術のような気がしてます。
その型枠にがっしりと組み込まれた日本で経済活動するには、その戦術にやられるしかないんですよね。なさけないけど。
春から中国に行ってたんですけど、中国でさえもこの戦術にやられていました。

投稿: kjy | 2004.10.28 09:17

Dainさん、私の説明が悪いようですね。私もPMP自身には異論はないです。その運用がおかしいと思うことが多いということです。

日経コンピュータのご指摘の連載は非常に勉強になる、実際にPMになったらとして、どのようにプロジェクトをまとめていくかと言う仮想の話です。PMP自身には直接は触れていません。実践的にプロジェクトのルールを作り上げていく話で毎回面白いです。

私の言及した記事は、不条理なコンピュータのシリーズで今回は”PMOが建前を押し通してプロジェクトが中断”という記事です。実話を可也デフォルメして記事にしていると思います。
親会社からPMが流行ってるから導入してみたらと言われた情報システム子会社の経営陣が、PMPコンサルを迎えてPMOを設置、ルールを作り、何の問題もなく上手くいっていた上顧客へのプロジェクトを潰していく話です。
PMPコンサルが、実績作りのために、上手くいっているプロジェクトを槍玉に挙げて、プロジェクトを上手く運営しているPMがPMPを持っていないからダメだと外し、メンバーも会社の押し付けルールを嫌がって退社し、客からもプロジェクトの中断を申し出される。PMPコンサルは高リスクプロジェクトを中断できたとして、昇進していくという、嫌になるような話です。経営陣が判断できないことも問題です。

でも良く見掛ける話だと思います。

PMPが悪いのではなく、運用の問題、判断もできない経営者の問題、ルールの本当の意味も理解せずに押し付けること等、いろいろと問題があるように感じています。

私が勤務している会社でも、親会社のPM資格取得を殆どの社員に押し付けようとしています。勉強することは良いことですが、何でも間でもPMだという考えに違和感を感じます。

私は会社でQAerもやっていますが、資料作成などでSEが余分な仕事をしている場合を良く見かけます。余計な資料作成に時間を割くな、QAのための資料作りは止めろと言っています。会社のQAerとしては異質だと思われています。

それ行けどんどん、のようなのはダメですが、KKDは大切だと思っています。KKDが身に付かないので、変わりに開発方法論やPMPが出てきているのだと思っています。大昔のSEは全て自分達で考えて、開発、プロジェクトの運営をしてきました。なにせ方法論もなかったし、PMなどという考え方もなかった。
昔と違って、技術も広範囲になり、適用対象業務エリアも広がっているので、経験のルール化は必要なのでしょうね。

長くなってしまいました、Dainさんと基本的に考えは変わらないと思っています。
(上手く説明できているかな?)

投稿: maida01 | 2004.10.28 14:27

to : kjyさん

「全球標準」に笑ってしまいました。「グローバルスタンダード」そのまんまやん… すばやく小奇麗にまとめて権威付けする。米国が得意ですね、このブランド化。「アメリカンスタンダード」と言い直すべきでしょう…

コンサル会社のメシの種なので、ファッションの流行り廃りのような移り変わりは今後もずぅっと続くことになるでしょう。同じ旗立て競争に参加するか、黙って従うか、別の「標準」を作るか…

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to : maida01さん

ご説明ありがとうございます。激しく誤解しておりました。どうやら「思い」は同じのようです。

不条理なコンピュータシリーズの説明は分かりすぎるほど分かりました。プロジェクトを食い物にするコンサルタントですか… 失われた十年で駆逐されたかと思っていましたが、いるんですね…

"PMO"を別の用語で置き換えると面白いかも。"MDA","RUP","CMM","CASE"…どれでもこの話に当てはまるところが面白い。それこそ日コンを読むといっぱいあるのでしょう。

「経験のルール化」あるいは「教訓をいかに伝えるか」について、よい本を見つけました。それは「実践プロジェクトマネジメント―危機を乗り越える25の決断」(岡村正司)という本です。日コン連載をまとめた本なので、maida01さんは既読かもしれません。そのうちここで紹介するつもりです。

投稿: Dain | 2004.10.28 18:14

岡村さんの日経コンピュータの連載は拝見しています。現在も連載は継続しています。素晴らしい話の連続ですが、メインフレームに終始しているのが気になります。
今年独立されましたね。素晴らしいPMだったようです。去年脇で仕事をされていて、仕事の成果を少々拝見することがありました。あれだけのプロジェクトの大きさであれば、あれくらいの努力は理解できますが、通常のプロジェクトでは出来ない作業です。
しかし、それでも計画を大きくオーバーしたようです。


素晴らしいPMも結構いますね。

株式会社イマジンスパークの深沢隆司氏もご自分の経験からPMの必要性を身を持って体験され、PMPも取得して、今はPMの教育を仕事にしています。真面目な方です。デスマーチよ!さようなら!をお読みになりましたか。私のBlogでも紹介させてもらいました。
http://music.exblog.jp/351166/

投稿: maida01 | 2004.10.28 21:56

連載は「プロジェクト・マネジャ意思決定の瞬間」というお題ですね。書籍の方を読んでいます。実は私、メインフレーム萌えなので、岡村さんの断定的な語りはいちいちうなづいている一方で、「オープン系フェチから異論があろーに」などと呟いてみたり。

一例「日経コンピュータの読み方」↓
http://d.hatena.ne.jp/akon/searchdiary?word=%2a%5b%c6%fc%b7%d0%a5%b3%a5%f3%a5%d4%a5%e5%a1%bc%a5%bf%a4%ce%c6%c9%a4%df%ca%fd%5d

「デスマーチよ!さようなら!」は、パラパラと立ち読みした程度ですが、縁起の悪い題名だけはよく覚えています。いいこと書いてあるけれど、買うほどでもないなぁと思います。maida01さんのリンク先を読んでもそう思いましたが、本を読んだ後どういう行動をとったか、の方がとても気になります。

投稿: Dain | 2004.10.30 00:15

私も岡村さんと近い年齢なので、当然メインフレームでの開発ばかりでした。それもバリバリでした。全米をカバーしたメインフレームでの分散業務アプリケーション開発経験もあります。でも今はインターネット系のITコンサルに近いです。
10年程前にUNIX系を始めたような(感じの=実際に始めた人ではない)人々とも仕事をしましたが、UNIX系の人々は文化が違いますね。

深沢さんとは、あるセミナーでお会いして、著書を頂きました。書籍としてのまとまりは少々考えたほうが良いかとも思っています。ご自身は真摯にシステム開発の改善を願っているPMです。真面目な方です。

と言いながら、私はここ7、8年はPMはやっていません。MIS部長などの方が多いです。(沢山の会社を渡り歩いてしまいましたが)

投稿: maida01 | 2004.10.31 19:21

to : maida01さん

スゴい実績をお持ちですね… 畏れ多いです、そんな方に読んだり書いたりしていただくなんて… 私の場合、まさに「UNIX系のような人々」なので、メインフレーマーな方とは一緒に仕事をしたというレベルです。

それでもそうした方のトランザクションにかける情熱には頭が下がります。性能とリライアビリティを極限まで追求する姿は文字通りプロジェクトXです。「ベストエフォート」(≒善処します)がまかり通る昨今では隔世の感です。

「デスマーチよ!さようなら!」のAmazonレビューの酷評は題名に飛びついて読んでガッカリした方々ではないかと… 深沢氏の主張は頷けるが、その具体例が局所的なので減点されているようです。本を書く人も読む人も、銀の弾丸は「無い」ことさえ忘れていなければよいかと…

投稿: Dain | 2004.11.01 19:09

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