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見守っているマリアさま、笑っている大天使

 「ごきげんよう」
 「ごきげんよう」

さわやかな朝の挨拶が、澄みきった青空にこだまする。
マリア様のお庭に集う乙女たちが、今日も天使のような無垢な笑顔で、背の高い門をくぐりぬけていく。

汚れを知らない心身を包むのは、深い色の制服。
スカートのプリーツは乱さないように、白いセーラーカラーは翻らせないように、ゆっくりと歩くのがここでのたしなみ。もちろん、遅刻ギリギリで走り去るなどといった、はしたない生徒など存在していようはずもない。

私立リリアン女学園高等部に集う純粋培養された乙女たちの物語。本読んでて、こんなにドキドキしたのは、実に久しぶり。平凡を絵に描いたような主人公、祐巳が憧れの祥子センパイと出会い頭にぶつかって… 展開はミエミエなんだが、顔赤らめながら本読むなんて初めての経験かも。三十過ぎたオサーンが身もだえしながら読むなんて、自分でもキショイと激しく思う。そういうスゴ本。

清く正しい女子高校生の生態を描いたお話といえば「笑う大天使(ミカエル)」を思い出す。女学園が厳格であればあるほど、由緒正しいお嬢様であればあるほど、「平凡な主人公」との落差がオモシロイ。一見、非のうちどころのない乙女達だが、それなりの「はしたなさ」を持ち、それを恥らう気持ちとの葛藤がオモシロイ。「ミカエル」のラストはじーんとくるような兄妹愛があったけれど、「マリア」だと姉妹愛になるのだろうか…?

萌え度は「マリアさま」の方が上。身もだえしながら読んでる私にヨメが冷たい視線を送ってくる。

  「それ、中学生ぐらいのオンナノコが読むような本でしょ?」

  『へっ? ああ、そうでもないみたいみたいだよ』

  「どうゆう意味?」

  『いやー、そーいうシュミの人とか』

  「orz」  (←ホントにこのポーズをしてくれた)

中学生がこんなシーンを読むのかー、と思うと感慨深い。

「祥さまのブラジャー…」
妙に気恥ずかしい。クラスメイトのブラジャーなら、体育の着替えで見慣れているのに、変だな。
「何、悩んでるの、祐巳ちゃん。ああ、もどかしいわね。みんな押さえつけて、つけさせちゃえ!」
黄薔薇さまの号令で、祐巳は強引に愛用のコットンブラジャーをはぎ取られ、身に余る豪華ブラジャーをつけさせられた。これって、同性だから許されるけれど、客観的にはすごい光景だと思う。

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コメント

私も今、小説を読んでいます。
まだ、4冊目のロサ・カニーナまでですが。
祥子様、超萌え萌え!!!

投稿: ZEONG666 | 2004.08.21 14:02

ZEONG666さんも読んでいるんですね~(^^
美人で勝気でパーフェクトなお姉さまの弱点は…とか、ピアノ弾いてたら後ろからお姉さまがそっと…とか、萌え改め燃え要素満載ですね。お約束がちゃんと果たされるところが嬉しい。続巻では、志摩子さまと白薔薇さまの関係が気になる~

投稿: Dain | 2004.08.22 06:59

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