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もっとも画期的な就職活動

 おろしたてスーツに慣れない革靴、買ったばかりのカバンを抱えて時計を気にする若者 …そう、就活シーズンとなりました。今回はそんなアナタにとって役に立つかもしれない、斬新で強力な就職活動を描いた小説をご紹介します。

 ごく普通のリーマン。冷めた夫婦関係とダメ親父の烙印を押されてた主人公は、ある日リストラで職を失い、再就職のため奔走するハメに …ところがどこもかしこもダメダメダメ。求人広告を頼りに片っ端から面接を受けまくるのだが、やんわりと断られる始末。

 …ここまではよくある話かもしれないけれど、彼はあることに気づく。「求人しているのに私を断っているのは、他の誰かを採用しているからなのだろう」そして、

「同じく就活中のライバルを殺してゆけば、私のポストが空くはずだ」

という結論に達する。で、一人一人探しては殺していくワケよ。

え? 狂ってるって?

 あはは、そうだね。でも彼は冷静に計算しているよ。無辜の人(?)を殺さずに済むように、彼は自分で求人広告を出すんだ。ちょうど自分が就職したいような職種の内容で。とうぜん履歴書がバンバン彼の元に送られてくる。住所氏名顔写真までわかる。全員彼のライバルだ

で、一人一人探しては殺していくワケよ。

 面白いのは彼がだんだん成長していくところ。最初はおっかなびっくりだったのが、殺人を繰り返すことにより、準備→実施→片付→逃走が上手になっていく… ちゃんと「Plan,Do,Check,Action」して、時には慢心する自分を戒めたりする、なかなか仕事ができる人になっていくんですな。

 同時に父親として、夫としての自信を取り戻していくワケよ。息子や妻がトラブルを起こすんだが、それも上手に解決してしまう。頼もしい大黒柱となっていく成長物語でもあるんだな。

おいおい、ケーサツ何やってんだよ?

はい、ちゃんと警察も動いていてますよ、捜査の輪がだんだん絞られていってついに…

ハイ、ここからはご自身でお楽しみくださいませ~

"The Ax"
written by Donald E.Westlake

邦訳は、「斧」ドナルド.E.ウェストレイク

"The Ax"で読みました。「斧」は立ち読み程度ですがちゃんと訳されています。


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 最後まで読んでくれた就活中の方へオッサンからアドバイスを。金ないから、一点だけちゃんとしたもの買う。どこに金をかけるべきか?

  • スーツ
  • クツ
  • カバン

 答えはクツ。「足元を見る」は本当です。見る人が見るとき、最初に(そして最重要に)見るのは、クツです。次はカバン→スーツと続きます。

 では頑張ってね~(就職活動を、だよ)
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