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ホンキで悪いことを考えてみる(RFIDの中の人になる)

 「カードキャプターさくら」第1話を観た。実はさくらタソは初見。おもしれーじゃねーか、と引き続き見てたら「サイエンスZERO」とかいう番組が始まった。子供向けの科学番組らしい…

 んで、あまりにもRFIDマンセーな内容にあんぐり。しばらくヲッチしていないうちにトッパンやら国交省が着々と既成事実を積み上げているようだ。

 それでもネガティブインフォとして、「プライバシーの侵害」という観点でいくつか伝えていたけれど、ちげーんだよ、RFIDの問題はー!っと思ったので記事化する

 この記事は犯罪を助長するつもりで書いていません。この記事の情報ソースは全て公開情報から得たものであり、この記事を問題とするのであれば、そうした情報が公開されていることそのものを問題とするべきでしょう

 腐っても技術者のはしくれ、だから私は知っている、「制約はあれど、基本的に何でもできる」ということを。守るほうも攻めるほうも。カネ、時間といった制約は必ずつきまとう。しかし、この技術を「安全」に運用する術(すべ)は確かにある。「こうアタックしたら?」とか「この場合の穴は?」など、いくらでも指摘できるが、答えるほうも、逆に「この技術で防御できます」「その穴はこう塞がれます」と言える。イタチゴッコというやつやね。

 技術バカと語ってもしよーがない。やたら細かいことに詳しい分、分が悪い。こう切り返されるかもしれない「あなたの質問には全て答えましたよ、だから問題ないんだし、あなたがどうして問題としているのかが理解できませんねぇ~」なんてな。

 だから具体的に説明する→RFIDという技術が問題なのではない、RFIDでできてしまうことが問題なのだということを。

  ステップ1:RFIDの中の人になる
  ステップ2:中と外をつなぐ
  ステップ3:得られたものを価値化する

 ステップ1と2については既に[抽象的だけど]説明した→ホンキで悪いことを考えてみる(その2)。小規模レベルで具体的にどうすればいいかは、このblogのどこかに書いた。何事も、計画的・組織的にやらないとね(w

 愉快犯ではなく、きちんとリターンを求めるのであれば、まとまった資本が必要。スタッフ派遣サービス会社を立ち上げ、十年スパンで繰り返す必要があるだろう。仕込みに2-3年、寝かせに1年、リターンは4年、残りは後片付けだね。

 大部分はシロの人。その中に「中の人」を混ぜ込む。人を隠すには人の中へ。資材管理(構成管理ともいう)の担当に2名、基盤レベルの部品を開発するプログラマに1名入れられればOKやね。資材を deploy する人だから、仕込み→回収も問題なし。定期的に動作するロジックの"おまけ"にバックドアを仕掛ければ問題なし。中に入ろうとする人をチェックして、出て行く人のチェックはルース。リアルと一緒やね。

 問題はステップ3。大規模でやるのであれば、ここをアウトソーシングにする必要が出てくる。国内よりも大陸な人に頼ったほうがいいかも。私はそうしたフィクサーの知り合いがいないので、妄想ここまで。

 RFIDの根本問題は、「あらゆる情報を集約化できる」ということで、プライバシーはその派生問題に過ぎない。紙タグ、バーコード、ICシール、クレジットカード、SUICAとICOCA… 消費行動を決済するとき、レジ、カードリーダ、パンチャー、さまざまなメディアを通じているため、そこで途切れている。

 集約したものをさらに集約しようとするとき、それぞれの集約システム(リモートコンピュータ、ホストコンピュータ、台帳、カーボンシート、半券)が異なるため、物理的に不可能だ。やろうとしても、それぞれを横通しにするキー、即ちIDが無いため、「消費された商品の属性」以上のものは得られない。

 だから安全なんだよ

 それぞれのモノたちは、別々に管理されているから安全なの。情報には自らを統合しようとする性質があるんだ。一つのキーを元に、そのキーの属性を横に横に連ねていこうとする本能のようなものを持っているんだ。これを、たった一手順「RFIDの中の人」になるだけでこれら全ての情報にアクセスできるって、スゴいと思いませんか?

 もちろん肉まんに付けられたIDと国債のIDは、それぞれ異なるセキュリティレベルが適用されるでしょうが、同じ次元の中の階層レベルのだけ話です。肉まんが可視化できる目なら、国債は見えます。間に扉があるだけ。

 今までハッキングしようにも物理的にできなかったのが、同じ平面上に置いてくれるようになる… とてもステキ

 極端に言うと、一万円札にIDを付けることができて、その管理を「壱万円と書いてある紙きれ」ではなく、そのIDでやるっつーことだよ。札にIDを付けるのはチョト後だとしても、金券にはつけるだろうね…

 ステップ3を自前でできる人たちは、もう準備しているんやろな… 私がやったらここで足がつくし… ま、このへんが庶民の限界ってやつですな

 この記事のヒントは、小説「白昼の死角」…知ってますか? 「知ってるよ」なんていったら、トシばれますね。これは天才的頭脳を持つ悪党が、徹底的な詐欺を実行する話なんだけど、大好きです、コレ。そして今でもスゴ本でもあることを申し添えておきます。
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